この季節
低山や丘陵の斜面では、葉を白く変化させた マタタビの木が目立ちます。
「ここに花が咲いているよ!」
と、ムシに教えるためといわれています。
マタタビは雌雄異株ですが、運よく 雄花と両性花の両方が見られました。
↓ 右上が両性花、左下が雄花、中央は 雄しべと花弁が落ちた両性花
おまけに、左の葉の上に カタツムリ
↓ ミヤマハハソ
ほぼ蕾で、しかも激しくボケてますが。
木の花は他に、クマノミズキ、ウリノキ
ヤブムラサキ、ムラサキシキブ、アカメガシワ、エビヅル
地面には、雨の季節の植物が出現しています。
↓ 地面に落ちた枝から 可愛らしい形のキノコが出ていました。
ハリガネオチバタケ
↓ 有毒の ウスタケ
↓ キバナノショウキラン
菌従属栄養植物です。(ラン科)
↓ キヨスミウツボ(ハマウツボ科の多年草)
名は、清澄山で気づかれ、ウツボグサに似ていることから。
カシ類やアジサイ類の根に寄生するといわれます。
アカショウマが咲き始めました。
他に、ギンレイカ、ヤブレガサ、ヤマキツネノボタン
オカタツナミソウ、ハエドクソウ
春に花を咲かせた木々には、果実ができています。
↓ タブノキ
他に、キブシ、アブラチャン、ヤマグワ、ヒメコウゾ
クロウメモドキ、ハナイカダ、サルトリイバラ など
キヨスミウツボは去年見られましたが、キバナノショウキランは会えたことないなぁ。やはり梅雨時のお花ですね。
そうですね。質感はともかく、形は似ていると思いました。
なかなか手に取って見ることができないですが、次は葉裏なども見たいです。
困ったことに、樹木のことがなかなか覚えられません。
キヨスミウツボは高尾山でしたね。
キバナノショウキランは毎年同じ場所に出るわけではなく、出会うのは難しいですが
これは登山道近くだったのでラッキーでした。
梅雨の時期の地味なお花達も、毎年見ていると また会いたいと思ってしまいます。