アカヤシオを求めて 奥武蔵へ。
不安定なお天気でしたが
盛りのお花を楽しむことができました。
(左の画像は、ミツバツツジ)
登山口7:30-金比羅神社跡8:20-中登坂9:00-(休憩15)-大ヨケノ頭9:50-
藤棚山10:25-10:55展望台11:25-1033地点11:30-13:15名郷
フクシアさんのブログで、蕨山のアカヤシオが見頃を迎えていることを知り
普段はあまり出かけることのない 奥武蔵へ行ってみることにしました。
龍泉寺脇にある登山口から登り始めます。
設置されている案内板によると
蕨山までが6.5km、名郷への下りが 3.5kmですから
今日は、10kmの行程です。
植林帯を 20分ほど登ると、左手が開けて
眼下に名栗湖が見えました。
今日は 全国的に不安定なお天気らしく
埼玉県にも雷注意報がでています。
棒ノ折山の山頂方面にはガスがかかっていますが
日が当たっている 山肌には
萌え出した若葉の浅い緑色の中に
山桜の淡いピンク色が 点々と浮かんでいて
まさに 『山笑う』 季節です。
コンクリートの土台と祠だけが残る 金比羅神社跡で、連慶橋からの道を合わせ
左は植林帯、右手は雑木林の登山道を
足元では、マキノスミレやフモトスミレが出迎えてくれました。
マキノスミレ フイリフモトスミレ
( これも マキノスミレでいいかしら? )
笹原の広がる雑木林を抜け、植林帯をアップダウンしていくと、中登坂で
ひと登りしたあたりから、ミツバツツジがたくさん見られるようになりました。
赤みがかった紫の濃い色、薄い色が、谷の下まで続いています。
もちろん私たちの進む登山道にも
林道を横切って進むと
今度は、ピンクのアカヤシオが現れました。
一昨年は、この可愛い花に出会いたくて、はるばる 安蘇山塊にまで出かけました。
その 袈裟丸山にはおよびませんが、想像していたよりたくさんのアカヤシオに
Nさんも私も すっかり嬉しくなって、いつもよりも さらに亀足になってしまいました。
青空と日射しがあると いっそう輝く アカヤシオの花ですが
残念なことに、空は だんだん黒い雲におおわれてきました。
大ヨケノ頭
藤棚山と
植林帯を登ったり、芽吹き前の雑木林を通ったりしながら
登山口から 金毘羅尾根を登ること 3時間25分
蕨山の山頂標の立てられている 展望台へ着きました。
お花を探しながら、撮りながらですから、こんなものでしょう 。
ここは 眺望のよいところだそうですが
雲が多くて 遠望はありませんでした。
ランチをすませ、1033m地点へ
そして、名郷へと下って行きます。
こちらの登山道にも、アカヤシオの花がたくさん咲いていますが
冷たい風が吹き始め、日射しもなくなってしまったのは、とても残念でした。
濃淡のアカヤシオ
北側のこちらは 落花もなく、ちょうど見ごろでした。
ミツバツツジとアカヤシオ
なだらかな金毘羅尾根に比べ
名郷への道は 岩混じりの急坂続きで、岩場も何度かありましたが
そんな場所が好きな イワウチワが、ポツンポツンと、控えめに咲いていました。
さらに下って アカヤシオが見られなくなった辺りでは
右手に展望が開け
2月に歩いた 伊豆ヶ岳、古御岳が見えました。
その先で 尾根を外れ、右手の杉林を下りますが
この下りもかなりの傾斜でしたから
こちらを登るのは、かなりきつそうです。
林床には、エイザンスミレやマルバコンロンソウ
可憐な トウゴクサバノオ、ミツバコンロンソウ
登山口手前の沢付近には
大人になったハナネコノメ、コチャルメルソウ
フタバアオイが咲いていて
またまた ブレーキがかかります。
最後は 林道を歩いて バス停へ向かいました。
トウゴクサバノオ アケボノスミレ
すっかりいいお天気になった里では
桜やミツバツツジ、レンギョウなど
色とりどりのお花たちが 満開で、とてもきれいです。
橋を渡ったところで
下りで私たちを追い越して行った お二人が
車に乗っていきませんかと、声をかけてくださいました。
以前、車道を歩いているときに乗せてもらって ありがたかったから
機会あるごとに 親切をお返ししているのだと、おっしゃっていましたが
追い越された後も、お花を見ながらゆるゆると歩いていた私たちを 待っていてくださったわけで
こんなことなら もっと早く歩くんだったと 後悔しつつも、嬉しく乗せていただきました。
( こんどは、私たちも どなたかに お返しをしないとね )
車で走ってみると、名栗湖入り口までは かなりの距離で
こんなに歩いたのね ♪ と、今更ながら 人の脚の力を感じさせられました。
晴れたり曇ったり、小雨がぱらついたり、冷たい風に吹かれたりの 不安定なお天気でしたが
盛りのお花をたっぷり楽しめた 山歩きでした。
名栗のほうまで出かけたなんて遠かったでしょう?
でも可愛いスミレちゃんにイワウチワにも会えてよかったですね
ミツバツツジも綺麗ですねん
私もどこか出かければよかったなぁ・・・(#^.^#)
アカヤシオ、ミツバツツジに、イワウチワ、トウゴクサバノオ、もう十分って感じでしょうか?いっぱいきれいなお花に出会えて良かったですね。
マキノスミレですが、葉の裏側の紫色が見えています。僕は、マキノとシハイは区別すべきでないと考えています。中間的な表現型をしている株が多く、ちょっとした環境の差で、変わりうるんじゃないかと思っています。つまり、遺伝子は同じで、遺伝子の修飾状態が違うんでしょうね。
今年はボツかな・・・。
花いっぱいではついつい足も止まりますよね。
蕨山はやっぱステキですねぇ(*^^*)
飯能はアクセスが良いので
札所廻りをしてた時、降り立って登りたい山でした。
膝痛の今となっては、後悔しきり。。かなりキツそうです。
はなねこさんのステキなレポで、アカヤシオが愛でられました^^
やっぱり 蕨山でしたか~。
私もフクシアさんのブログこっそり覗かせて頂いていて
行くなら蕨山だなって思ってたの。
で、スミレの同定ね、やっぱり私にはむり無理ムリ。
御一緒する時は、「ふむふむ」ってうなずいてよう!って思ってます。
はなねこさんはカメラも素晴らしいこなしですね。同じ場所を歩いているだけによく解るんですねえ、これが。
私は車を名郷に置いてバスでさわらびの湯に戻ってそれから歩いたのですが、はなねこさんはとてもラッキーでしたね。
24日は、やはりピンクの花見でしたね。
伊豆ヶ岳で話されていたので、今年はいらっしゃるだろうなと思っていました。
アカヤシオとミツバツツジの両方が見れて、ちょうどいい時期で、よかったですね。
「山笑う」と「濃淡のアカヤシオ」の写真、とても素敵!
春のピンクや淡い緑は本当にいいですよね~
ほんとうに・・・♪
ハナネコノメを探して歩いたのがつい先日のことのようなのに
もうアカヤシオの季節になってしまいましたね。
ミツバツツジも、それは見事に咲いていて
今年はつつじの当たり年かも・・と思います。
名栗は、車のほうが 電車とバスで行くより速くて
家から一時間半くらいでした。
はい♪ 十分すぎるくらい堪能しました。
>葉の裏側の紫色が見えています
それが?の原因です。Iさんの本では、わずかに紫色を帯びるとありますし
サイトの写真でも紫色が見えていますね。
>マキノとシハイは区別すべきでないと・・・
今回のようなタイプを見ると、みんなシハイでいいかなぁと思いますが
以前奥多摩で 典型的と思えるマキノさんを見たときは
見た目はまったく違うわ♪ と思ってしまいました。
今回は、?のままにしておこうと思います。
蕨山のアカヤシオにはまだ出会っていないんでしたね。
私、あんなにたくさん咲いているとは思いませんでした。
来年もいこうかなぁ・・なんて、思ってしまいました。
以前、nousagi さんと、白谷沢を下って さわらびの湯へ行ったんですよね。
最後のダムサイトの歩きが暑かったことや、一本早いバスに乗りたくて
急がせちゃったことなど思い出しました。
楽しかったね(^-^)