コロナ感染が心配な 高齢者世帯の我が家は
今は、極力 他人と接触しないよう 車使用の 日帰りの お出かけのみ
そんなわけで 高山は あきらめるしかなく
入笠山、乙女高原につづいての、高原のお花畑訪問です。
駐車場所の 湯ノ沢峠から 階段を上るとすぐに 稜線にでて
ものたりなさはあるものの
猛暑予報の日には、こんなアプローチが助かります。
右(南)へ折れて、防鹿柵の扉をくぐって進むと
コウリンカとウスユキソウとノハラアザミがちらほらと咲く 草原へ。
「湯の沢峠のお花畑」の看板は そろそろ撤去したほうがいいかも
それくらい お花は少ないです。
でも、大蔵高丸に行けば もう少し咲いているはず
振り向けば、白谷丸の ザレが見えます。
手前の草原は 緑一色ですね。
かつては、ヤナギランなども咲いていたのに・・・。
大蔵高丸からは、雲に飲み込まれそうな富士山が見えました。
大蔵高丸 1781m
お花が咲いているはずと思っていた草原には
コウリンカが ぽつぽつとみられるだけで、ここもほぼ緑一色です。
その先も、咲いているのは 鹿が好まない 植物
コウリンカと キオンと マルバダケブキが 目につくだけ
当然だけれど、蝶もハナバチも ごくわずかです。
コウリンカと キオンと マルバダケブキ
その先では、ヨツバヒヨドリの群落がありました。
枯れた笹が、鹿よけになっているようです。
ハマイバ丸への 解放感いっぱいの草原でも
背の高い イネ科の植物に混じって
キオンが わずかに咲いているだけ
ハマイバ丸の手前で 金網の防鹿柵が 見えてくると
中には お花が 咲いている様子が
その柵の中では、ロープの張られた 登山道脇から 遠くの方まで
背丈のある 秋のお花が 一面に咲いていました。
オミナエシ、ワレモコウ、オトコエシ、ノコギリソウ
シモツケソウ、トモエシオガマ、クルマバナ 等々
マツムシソウは 少し遠くに
ヒメヒゴタイ
このお花を 初めて見たのは、白谷丸のお花畑でした。
あちらは今 どうなっているでしょう。
葉柄がないので、ヤマトラノオかな。
青みがかった鮮やかな紫色です。
キアゲハと ノハラアザミ / タムラソウ
ハバヤマボクチ / セイタカトウヒレンは蕾
ツリガネニンジン / ツリガネニンジン 白花
タチフウロ 白花 / タチフウロ
カイフウロ / カワラナデシコ
キオン / マルバダケブキ
コウリンカ / アキノキリンソウ
ヤハズハハコ / ヤマハハコ
ハナイカリ / ウスユキソウ
こうして 咲いているお花を並べて見れば
種類は 以前と変わらないけれど、咲いているのは 柵の中だけ
そして、柵の中の登山道は 200m ほどしかありません。
鹿からは護られていても
この先、背丈のあるイネ科の植物に 負けてしまうのではないかと
それも 心配になるけれど、こればかりは どうしようもないですね。
お花畑が いつまでも残っていてくれるよう 祈るばかりです。
ハマイバ丸からは 来た道を戻って、今日の花散策は お終い。
もやもやした気持ちは 残ったものの
お花の様子が確認できて よかったかな でした。
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湯ノ沢峠までの 焼山沢真木林道は
舗装が傷んでいたり 未舗装路が掘れていたりします。
ほんとに少なくて、がっかりでした。
今はもう、柵の中だけでしか生き残れないかも。
そして、鹿は柵のない場所へ行って、そちらを食べつくすんですよね~。
ところで cyu2さん。元気になってよかったです。
お天気は残念だったけど、2500m越えの山に行けましたもんね。
減ってしまったとは聞いていましたが本当に少ないですね。
大菩薩峠のほうもほとんど見なくなりましたもんね。
ヤハズハハコ / ヤマハハコ
全部ヤマハハコだと思っていた私には並べていただけてとても勉強になりました。
でもたぶん、山で見たらまた一緒だと思ってしまいますが(笑)
私もこの時期に行ったのは久しぶりなので、いつごろまで咲いていたのかわかりません。
もし残っているなら、お花には遅くても 実があると思うのですが・・・。
ヒメヒゴタイは、視力が悪いので 奥の方はわかりませんが
登山道からは一株しか見つけられませんでした。
そして、ビックリのヒナヒゴタイ ❕
九州にしか分布してないと認識してましたが、ここにもあったのですか・・。
見たかったわ
ヤナギラン、とうとう無くなっちゃいましたか
姫ヒゴタイ、まだ残ってるんですね♪
雛ヒゴタイは…?やっぱり無くなっちゃったのかな。
元々数が少なかったからなぁ。
百花繚乱なお花畑を知ってるだけに、なんだか寂しいですね。。
お盆の前後は 本当に暑かったですね。
こちらもですが、特に静岡県が・・・
昨秋は台風の被害が あちらこちらで甚大だったようですね。
高尾もかなりひどくやられてしまったんですよ。
湯ノ沢峠までの林道は、工事中の場所もありましたが、ちゃんと通れました。
この程度の高原は夏は暑いですが、風が爽やかです。
折を見てお出かけくださいね。
湯ノ沢峠への林道は復旧したのですね? たしか昨秋は不通だったよう。
この付近は晩秋しか歩いたことないです。夏も案外良さそうで、そのうちと思いました。
今や鹿柵は必須、しかも時間との闘いになっていて
たいていは食べられてしまってから対策に乗り出すようですが
一年遅れれば、取り返しのつかないことになりかねないです。
湯ノ沢峠からハマイバ丸までの草原は、気持ちがいいですね。
平地の生暖かい空気とは違って、風が爽やかでした。
あのあたりはなかなかバス利用では行きにくいので羨ましい。花は無くても高原の雰囲気だけは残っているようですね。
ぐるっと遠回りして、峠の直下まで林道が伸びています。
平日でしたが、乗用車が8台くらいとまってました。
湯ノ沢峠のお花畑は 寂しいものでした。
鹿柵が設置されるかなり前から、大蔵高丸に比べると お花は少なかったですよね。
その大蔵高丸も、さっぱりでしたけど・・。
ヒメヒゴタイは、この後 あの丸の先がアザミの花のようになります。
総苞もビンク色なのでとってもかわいいですよ。
柵の中なので、とりあえずは安心です。
行くのがちょっと大変だけれど、見に行ってください。
湯ノ沢峠から階段? すぐで稜線・・・?
1時間は登らないといけないはず、と思って地図をよ~く見てみたら、ほんと!稜線のすぐ下まで林道があるんですね。
登山口にも草地の駐車場があったような気がするけど、上まで行ければ暑い時期は助かって、やっぱり車は便利で羨ましいです。
「湯ノ沢峠の花畑」は柵で保護されても、あまり増えてなかったですか。
この時期、ハマイバ丸まで行ったことはないけど、あちらまで足を伸ばせば新しい花にも会えるんですね。
ヒメヒゴタイとヤマトラノオ、初めて知りましたけど、マツムシソウが減ってし まったので、増えてくれるといいですね。