北信州の高原と湿原を散策後、志賀高原で一泊し
翌日は ウスバスミレやイチヨウランなどを見に行きました。
昨日は ブナの原生林と湿原という 明るめの環境でしたが
今日は、クロベ(別名ネズコ)やツガの樹林帯で
全体的にやや暗い場所です。
クロベ(ネズコ)は、風や雪で折れたり倒れたりしても
枝はまた立ち上がって 幹のように生長するとのこと。
上の写真の大木は
一本の木のまわりに多くの幹を分けながら伸びてきたようです。
コヨウラクツツジが咲いています。
つぼ型の可愛らしい花
終盤のムラサキヤシオ
イチヨウランは、日陰がちの 湿ったところにいますね。
周りの緑に紛れて見落としてしまいそうです。
今日のお目あての ウスバスミレは
花付きがまずまずでした。
葉の鋸歯は ひだをよせたように重なる特徴があり
夫は、「ギョウザの葉っぱのスミレ」などと言っています。
ササバギンラン / ツバメオモト
タケシマラン / コミヤマカタバミ
ツマトリソウは、離弁花に見えて、実は合弁花
ここのは 裂片がツンツン尖ってますね。
葉が 6枚にならないと花を付けない ゴゼンタチバナは
真ん中の小さいプツプツが花で、白い4枚は 総苞です。
咲き始めのアカモノ / イワナシは終盤
イワカガミ / ミツバオウレン
ここでも ちょうど盛りの ギンリョウソウ
寒冷地のためか、傷みがなくて より神秘的
開けた場所には
ハクサンチドリ / ベニバナイチヤクソウ
他に、ミヤマエンレイソウ、マイヅルソウ、ヤグルマソウ
ユキザサ、ニョイスミレなど
この冬は 積雪が多かったために お花がやや遅れ気味で
予想していたお花には 一通り 出会うことができました。
我が家から 車で4時間近くもかかる 北信州ではあるけれど
毎年 訪れたい場所です。
いいですね。
日本海側とのことですが、八幡平など北東北の山と
ほとんど同じような顔ぶれに驚きました。
北信州はスキー場がいくつもある多雪地帯で、若い頃は私も何度かスキーに出かけました。
なので、そちらと植生が似ているのでしょうか。
モウズイカさんに見せてもらうお花畑にくらべると数は少ないですが・・。
このあたりの日程で鳥海山(途中のお花畑まで)にいくつもりでしたが
お天気が悪かったのでとり止めたんですよ。
いつか行ってみたいです。
学生時代、志賀高原でテントを張り岩菅山やスキー場の周辺を歩き回ったことがあります。
既に当時のことを全然覚えておらずブログを拝見して改めて行ってみたいと思いました。
きっと楽しい山歩きができそうです。
ギンリョウソウは、なんだか花というより不思議なものとしか思えません。
前回のコメントでは、大変失礼しました。
今回見直してみたら、「アレレ~」色が明るくなってる!
あの時は、こちらのパソコンの調子が悪かったのかもしれません。
ここも学生時代の活動地でしたか・・。
高原は涼しくてテント泊に最適ですし、自然がいっぱいなので
お友達と楽しくすごされたのでしょうね。
若いころの思い出は宝物。体中が暖かな気持ちに満たされますよね。
いつかお出かけになってくださいね。
ギンリョウソウは確かに不思議なものに見えますね。
家の近くで見られるものは、縁がすぐに傷んで黒くなってしまうのですが
この付近のギンリョウソウは、白が透き通るようで、より綺麗でした。
ハッポウウスユキソウへのコメントをありがとうございました。
これからも気を付けますね。