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おっさんの品格
Im Zoo
高校時代の青春真っ只中だった1984年頃に、おっさんは80年代洋楽の門戸を叩いた。
そうなったきっかけの1つは、「FEN(Far East Network) を聞いて英語を勉強する」という名目で、ソニーの短波ラジオ ICF-2001 を買ったことだった。
その後、サイパン発の洋楽ロック専門の短波放送局 KYOI の存在を知り、FEN ではなく KYOI で洋楽ばかり聞くようになった自分は、80年代洋楽人間へと成長していった。
もう1つ、MTV 系 TV 番組の存在も大きかった。
本家 MTV の他、小林克也のベストヒットUSA、全米 Billboard Top 100、等々。
いわゆる 「ビデオクリップ」 というやつが、いつ見ても TV で流れている。
あの頃は、そんな時代だった。
それら MTV 系番組の中で、自分のお気に入りは 「ポッパーズ MTV」 だった。
司会を務めるピーター・バラカン氏の、マニアックな選曲の妙が、番組の持ち味だった。
いつだったか、お勧め PV として The Residents の 「It's a Man's Man's Man's World」 が紹介されたのを見たときは、wwwwwww という感想しかなかったw
また、いつかの 「ポッパーズ MTV」 の放送で、こんなこともあった。
視聴者の投票で選ぶ PV ベスト20、的な企画で、A-ha の 「Take on Me」 が第1位を獲得した。
スタジオには、観覧の視聴者が多数詰めかけている。
「Take on Me」 に投票したと思われる、若い女性ファンばかりだ。
彼女らの目の前で、結果についてコメントを求められたピーター・バラカン氏、
「まあ、みんな、(あのPVが)いまだに好きなんでしょうね」
と皮肉を言って、ブーイングを浴びたw
そんな癖のあるピーター・バラカン氏だったが、決めるときはバシッと決める人物だった。
ピーター・バラカン氏は FM ラジオの DJ も手掛けていて、自分も当時よく聞いていた。
何の FM 番組だったか忘れたが、あるとき、放送の定刻到来直後にいきなり
という前口上でポリスの 「孤独のメッセージ」 がかかったあの流れは、超絶カッコよかった。
あのときの衝撃は(笑)今でも鮮明に覚えている。
今日これから紹介する曲 「Im Zoo」 は、自分が高校2年のとき、ピーター・バラカン氏が DJ を務める FM 番組を通じて偶然出会った。
今から34年前、暑い夏の日のことだった。
ピーター・バラカン氏によって 「Im Zoo」 が曲コールされ、「またこんな変わった曲をwww」 と最初は思っていたが、聞いているうち次第に感じ入り、目に涙が浮かんだ (́;ω;`) ウッ ...
そんな遠い昔の思い出が残る1曲だ。
先日そのことをふと思い出し、YouTube で探してみた。
当時、ピーター・バラカン氏の DJ で聞いて覚えているのは、「パイロレーター」、「ドイツのミュージシャン」、「Im Zoo とは文字通り "動物園にて" という意味」 これだけだ。
これらの材料を頼りに探すには、"パイロレーター"、"Im Zoo" の2つを検索語にするしかない。
問題は "パイロレーター" の綴りで、"Im Zoo pi"、"Im Zoo pa" でやってみたが、オートコンプリートされた検索候補の中にそれらしいものはなかった。
ほぼ諦めかけたところで、"Im Zoo py" と入力したら、無事探し当てることができた。
「Im Zoo」 は、ドイツ出身のミュージシャン Pyrolator の1984年のアルバム 「Wunderland」 の1曲目に収録されている。
Pyrolator について Wikipedia 情報を見るには、"Pyrolator" で探すのでなく、氏の本名である "Kurt Dahlke" で検索する必要がある。
聞けば分かる通り、「Im Zoo」 では、動物園の情景が描写されている。
来る日も来る日も、狭い檻の中で 「プギャーーーーー!」 と鳴く動物たち。
訪れる人々は、それを見て、目を楽しませ、癒しを得て帰っていく。
夜になり、段々とお眠が入って、舎の奥で眠りにつく動物たち。
翌朝また 「プギャーーーーー!」 と元気に目を覚まし、一日が始まる。
そうやって、ここで一生を終えていく、動物たち。
「みんな、ずっとずっと、いつまでも、元気でナー」
ある日 Pyrolator は、動物園の檻の前でそんなことを思い、この曲を作ったのか。
それが、ピーター・バラカン氏の目に留まり、FM でオンエアされ、まだ多感な少年だった自分の心を感動させた。 § ̄∠ ̄*§
あれから34年、今はもう、当時のような純真は残っていないw
それでも、この曲と再会できたことを、心から嬉しく思う。
Pyrolator - Im Zoo
https://www.youtube.com/watch?v=lKnUKQFfpwo
そうなったきっかけの1つは、「FEN(Far East Network) を聞いて英語を勉強する」という名目で、ソニーの短波ラジオ ICF-2001 を買ったことだった。
その後、サイパン発の洋楽ロック専門の短波放送局 KYOI の存在を知り、FEN ではなく KYOI で洋楽ばかり聞くようになった自分は、80年代洋楽人間へと成長していった。
もう1つ、MTV 系 TV 番組の存在も大きかった。
本家 MTV の他、小林克也のベストヒットUSA、全米 Billboard Top 100、等々。
いわゆる 「ビデオクリップ」 というやつが、いつ見ても TV で流れている。
あの頃は、そんな時代だった。
それら MTV 系番組の中で、自分のお気に入りは 「ポッパーズ MTV」 だった。
司会を務めるピーター・バラカン氏の、マニアックな選曲の妙が、番組の持ち味だった。
いつだったか、お勧め PV として The Residents の 「It's a Man's Man's Man's World」 が紹介されたのを見たときは、wwwwwww という感想しかなかったw
また、いつかの 「ポッパーズ MTV」 の放送で、こんなこともあった。
視聴者の投票で選ぶ PV ベスト20、的な企画で、A-ha の 「Take on Me」 が第1位を獲得した。
スタジオには、観覧の視聴者が多数詰めかけている。
「Take on Me」 に投票したと思われる、若い女性ファンばかりだ。
彼女らの目の前で、結果についてコメントを求められたピーター・バラカン氏、
「まあ、みんな、(あのPVが)いまだに好きなんでしょうね」
と皮肉を言って、ブーイングを浴びたw
そんな癖のあるピーター・バラカン氏だったが、決めるときはバシッと決める人物だった。
ピーター・バラカン氏は FM ラジオの DJ も手掛けていて、自分も当時よく聞いていた。
何の FM 番組だったか忘れたが、あるとき、放送の定刻到来直後にいきなり
"Hi, I'm Peter Barakan, and this is The Police."
という前口上でポリスの 「孤独のメッセージ」 がかかったあの流れは、超絶カッコよかった。
あのときの衝撃は(笑)今でも鮮明に覚えている。
今日これから紹介する曲 「Im Zoo」 は、自分が高校2年のとき、ピーター・バラカン氏が DJ を務める FM 番組を通じて偶然出会った。
今から34年前、暑い夏の日のことだった。
ピーター・バラカン氏によって 「Im Zoo」 が曲コールされ、「またこんな変わった曲をwww」 と最初は思っていたが、聞いているうち次第に感じ入り、目に涙が浮かんだ (́;ω;`) ウッ ...
そんな遠い昔の思い出が残る1曲だ。
先日そのことをふと思い出し、YouTube で探してみた。
当時、ピーター・バラカン氏の DJ で聞いて覚えているのは、「パイロレーター」、「ドイツのミュージシャン」、「Im Zoo とは文字通り "動物園にて" という意味」 これだけだ。
これらの材料を頼りに探すには、"パイロレーター"、"Im Zoo" の2つを検索語にするしかない。
問題は "パイロレーター" の綴りで、"Im Zoo pi"、"Im Zoo pa" でやってみたが、オートコンプリートされた検索候補の中にそれらしいものはなかった。
ほぼ諦めかけたところで、"Im Zoo py" と入力したら、無事探し当てることができた。
1984年 「Wunderland」
「Im Zoo」 は、ドイツ出身のミュージシャン Pyrolator の1984年のアルバム 「Wunderland」 の1曲目に収録されている。
Pyrolator について Wikipedia 情報を見るには、"Pyrolator" で探すのでなく、氏の本名である "Kurt Dahlke" で検索する必要がある。
Kurt Dahlke
https://en.wikipedia.org/wiki/Kurt_Dahlke
https://en.wikipedia.org/wiki/Kurt_Dahlke
聞けば分かる通り、「Im Zoo」 では、動物園の情景が描写されている。
来る日も来る日も、狭い檻の中で 「プギャーーーーー!」 と鳴く動物たち。
訪れる人々は、それを見て、目を楽しませ、癒しを得て帰っていく。
夜になり、段々とお眠が入って、舎の奥で眠りにつく動物たち。
翌朝また 「プギャーーーーー!」 と元気に目を覚まし、一日が始まる。
そうやって、ここで一生を終えていく、動物たち。
「みんな、ずっとずっと、いつまでも、元気でナー」
ある日 Pyrolator は、動物園の檻の前でそんなことを思い、この曲を作ったのか。
それが、ピーター・バラカン氏の目に留まり、FM でオンエアされ、まだ多感な少年だった自分の心を感動させた。 § ̄∠ ̄*§
あれから34年、今はもう、当時のような純真は残っていないw
それでも、この曲と再会できたことを、心から嬉しく思う。
Pyrolator - Im Zoo
https://www.youtube.com/watch?v=lKnUKQFfpwo
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