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新型 CIVIC e:HEV 1年インプレッション(こんなんなってしもうてんⅢ)

今日は、納車からもう1年3ヵ月が過ぎているということで、1年インプレッションとしての記念企画も兼ねまして、俺が乗ってる新型 CIVIC e:HEV はこんな所に傷が入っとるねん、変な臭いがするねん、剥がれかけてんねん ・・・・、という新たに発生したネタをお話したいと思います。

「こんなんなってしもうてん」の初回の頃は、どうでもいい内容ばかりであまり共感いただけなかったと思いますが、納車から1年が経過して、そろそろ実用的なネタが増えてきているので、今回はまあまあ楽しんでいただけるのではないかと思います(笑)




●ワイパーを立てるときに「ガキッ」と音がすることがある

洗車のときまず最初にやることは、フロントガラスをたっぷりの水で十分に濡らし、運転席ドアを開けて外から半身を乗り入れ、エンジンスタートボタンを押して一旦アクセサリーモードにして、数秒後に再度エンジンスタートボタンを押してアクセサリーモードを解除、すかさずワイパーのレバーを操作してワイパーメンテナンスポジションにセットします。
洗車を開始する度にこれを毎回やらないといけないわけですが、新型 CIVIC あるあるの「ワイパーとボンネットの干渉問題」を回避するのに必要なシーケンスなので、面倒だとは思いません。



・・・・ ですが、それを終えた後に手でワイパーアームを起こすと、約 50% の確率で「ガキッ」と音が鳴ることがあるのは、微妙に気持ちが下がります。
ワイパーアームの中に仕込んであるバネか何かがどうにかなって出ている症状のようで、嫌なことは嫌ですが、それほど致命的でもないので、放置案件です。



●前部バンパーの左右に1個ずつ傷がある

ある日洗車をしていて、跳ね石によると思われる傷を1個、前バンパーの右側に見つけました。
これは去年の暮れ頃に発見した傷で、ということはつまり、去年の GW 帰省時または今年の GW 帰省時に高速を走って付いた傷ではなく、下道を走っていて付いた傷です。
去年の GW と今年の GW で、高速道路を総計約 2,800 km も走っていながら、それが原因で付いた傷が1つもないということは、自分で言うのも何ですが(笑)、過去記事「高速道路走行編 - その弐」で書いた跳ね石対策が完璧に効果を発揮していると言っていいと思います。



・・・・ しかし、下道を走っていてこのような傷が付いてしまうとは、不覚でした。
・・・・ さらに、写真撮影のため今朝見たら、左側にも1個傷がありました。。。
近くに寄って見ないと気付かない程度の目立たない傷なので、今のところは放置案件です。
(※画像処理で多少強調してあります)



●センターコンソールパネルに傷が入っている?

2023/11/4 の徒然日記 に書きましたように、人を迎えに行くためにそこそこ急いで&イライラしながら運転していて、割と急ブレーキになったときに、アームレストの上に置いていたスマホが慣性の法則に従ってセンターコンソールパネルの上へと滑り落ちてしまいました。
alumania の Edge Line を装着している我がスマホ Xperia 1 IV は、四隅の角がとても固く、センターコンソールパネルの中央付近に落下した際に、小さな傷が入ってしまいました。
パッと見ほとんど分からないくらいの小さな傷で、当初はあまり気にしていませんでした。



・・・・ なのですが、明るいところで見るとやっぱり多少目立つなと、最近は思っています。
運転席からチラを視線を落とすと、ドライブモードのレバーの真横辺りに、塗装が剥げたようになって傷が付いているのが確かに目に付くのですが、不思議なことに拡大して撮影してみるとなぜか傷が見当たらないので、もしかしたら光の加減か何かでそう見えるだけなのかもしれません。
何だったら、パネルのガワだけ交換してもらおうかと思っていましたが、この程度の傷で交換してくれと言われたらディーラーも多分引くと思うので(笑)、辞めといた方がよいかもしれません。
ひとまず放置案件です。



●左サイドの無塗装樹脂パーツ(サイドスポイラー)に小さな傷が入っている

FL5 以外の新型 CIVIC にある無塗装樹脂パーツは、洗車のときの要注意点です。
何がって、そりゃ、水滴が垂れたまま放置してたらすぐシミになるじゃないですか(笑)
FL4 の場合、グリルは塗装されていますが、前部と後部、両サイドが無塗装樹脂です。
しかも悪いことに、前部と両サイドは、水滴がいつまでもしつこく垂れてくる謎の嫌がらせと闘わないといけないので、マメな水滴チェックと拭き取りを反復する必要があります。



・・・・ そうやって、左側のサイドスポイラーの拭き取りをしていたとき、ふと見ると、先端の付近に小さな引っ掻き傷があるのを発見してしまいました。
そんなにスレスレなところを曲がって何かに擦った記憶もないですし、どうしてこんなところにこんな傷が入ってしまったのか、正直よく分かりません。
気付いた当初はとても気になっていましたが、今はそれほどでもなく、放置案件です。
(※画像処理で多少強調してあります)



●運転席側のドアステップ開口部に小さな傷

過去記事「ドアキックガード編」で書きましたように、乗り降りの際にドア内張りに傷が付くのを防ぎたいと思って、当初はドアキックガードの導入を検討しましたが、涅槃の事情から導入は見送りとなり、わたしの FL4 は今現在もノーキックガード状態です。
12ヵ月点検のときにディーラーの人に付けられたと思われる、ごく小さな傷が一ヵ所あるのを除けば、右足を出し入れする技術を磨いて(笑)ほぼ無傷の状態をキープできています。
ドア内張りだけでなく、ドアステップの開口部も傷ひとつない綺麗な状態です。



・・・・ だったのですが、先日、ダイソンの掃除機で車内の掃除機がけをしていた際、持っていたノズルをうっかり落としてしまって、ドア開口部の下側に貼ってある養生テープ(=納車時点で既に貼ってあった透明なやつ)越しに傷が入ってしまいました。
乗り降りする度に目に付く位置にある傷なので、正直けっこう目立つし気になります。
養生テープを剥がせば良いのかもですが、剥がした下にも傷が入っていたらショックなので(笑)、このままやり過ごそうか、どうしようか思案中です。



●ナビのアルバムカバーアート表示が時々しくじることがある

BOSE プレミアムサウンドシステムで音楽を聴く楽しさも、新型 CIVIC の醍醐味の1つです。
わたしは以前は専ら Bluetooth Walkman を繋いで聴いていたのですが、最近は USB メモリに入れて聴くことが多く、その場合のメリットの1つが、アルバムカバーアート画像の表示です。
非常に粗くてジャギーで、綺麗な表示ではありませんが、雰囲気を多少は上げてくれます。



・・・・ なのですが、これの表示が時々空振って、USB アイコン表示になることがあります。
どういうことかと言いますと、ナビの起動時に「Loading ...」と表示されているときに USB メモリ内の音源データが読み込まれていると思われるのですが、そこで何かが失敗したときに、アルバムカバーアートが表示されず USB アイコンのままになる場合があります。
なお、空振るのはメーター側の表示だけのようで、メータ側のアルバムカバー表示が空振っている状態で、ナビ画面に再生画面を表示してみるとアルバムカバーは正常に表示されています。



ホンダコネクトナビについては、起動時にたまにブラックアウトして再起動がかかることもあり、巷の評判通り動きが多少不安定ですが、わたしはそこは特に気にしていません。
が、USB メモリのアルバムカバーアート表示が時々しくじる件は、地味にイラッとします。
これはホンダコネクトナビが元から抱える問題なので、こんなんなってしもうてんの主旨からは外れますが、俺もこれなるよと共感いただける方もいるかと思います。

●エアコンの A/C をオフにすると、出てくる風が若干臭いことが時々ある

燃費のことを考慮して、エアコンはなるべく入れるのを控え、入れる場合も A/C は極力オフにする、という運用をしている人は多いのではないかと思います。
わたしも、フロントガラスの曇りを取るときと余程暑いとき以外は、A/C はオフにしているのですが、聞くところによれば、A/C には除湿機能があり、A/C オンでエアコンを稼働させることは車内の除湿にとって重要で、それを長期間せずにいるとカビの発生に繋がるのだそうです。



・・・・ そして、送風だけにしたとき若干臭い風が時々出てくることがあるわたしの FL4 のエアコンは、正直、その状態(カビの発生)になりかけているようです。。。
納車から約1年3ヵ月、いつも綺麗に丁寧にをモットーに乗ってきたのに、このような基本的なところで足下をすくわれるとは、悔やんでも悔やみきれません。
ただ、そんなに毎回いつも臭い風が出てくるわけではないので、A/C を入れての除湿もたまには心掛けるようにしようということで、今のところはそれほど重大な問題ではありません。



●コーティングの件

わたしの FL4 は、SCC(スーパー・クリスタル・コート)を施工してもらっています。
ディーラーコーティングは、車種によって同じではなく、モデルのグレードまたはどこのディーラーであるかによっても異なるものと認識しているのですが、違うのでしょうか?
最初に乗った 3代目フィット(ガソリン)が、ガードコスメのガラスコーティングだったのですが、ガードコスメはトヨタ系の車で多く採用されていると YouTube で見た記憶がありますし、また、知り合いの 3代目フィット(ハイブリッド)がガードコスメじゃない別のコーティングだったので、その辺り、ケースによって様々に違うのかなと認識している次第です。



とにかく、わたしの FL4 は SCC を施工してもらいまして、納車した当初のバチバチの撥水とテカテカの艶を長く維持したいと、そう思うのは誰もが同じと思います。
そのためにも、毎週洗車をマメに続けていこう、それで大丈夫だろうと、思っていました。



・・・・ しかし、残念ながらそれだけでは限界があるようで、1年も経過すれば撥水も艶も落ちてきて、近くに寄ってよく見ると小さな水シミが確認できる箇所も出てきています。
これではいかんと思い、納車のときにもらったメンテナンスキットに最近目を向け始めているところなのですが、あれはあれで、初心者が気軽に使える代物ではない気がします。。。
その辺りの個人的奮闘記については、また別途書いてみたいと思っています。

●左右両サイドの平べったい長尺パーツの先端が、微妙に浮いて隙間が出来ている

最後のこのネタが、今日現在の時点で最も気分が落ち込む原因になっています(笑)
左右の両サイドにある、何というパーツ名称なのかよく分かりませんが、それの前輪側の先端が微妙に浮いて隙間が出来ているように見えることに、ある日の洗車のときに気付きました。
指で軽くグイと押すと密着して隙間がなくなり、押すのをやめるとまた少し浮いて隙間が出来る、という状態になっていることに、今年の4月頃だったでしょうか、気付いてしまいました。
左右の両サイドのどちらもがそのような状態になっていて、写真だとそんなに大したことないように見えるかもしれませんが、指で押したら浮いてる箇所がグイグイと動くんです。



これって要は、パーツがくたびれて反り返ってるってことだと思うんです。
平べったい長尺のパーツなので、それはある程度は仕方ないにしても、
今後もっと酷くなって隙間が広がっていくかもしれない、という話になると思うんです。
直射日光に晒されたベニヤ板じゃあるまいし(笑) 嫌じゃないですかこんなの。



納車して1年3ヵ月、家(賃貸)ではガレージに、会社で仕事中も立体駐車場に入れて、青空駐車でない時間の方が圧倒的に長く、夏の日差しをジリジリと浴びたこともほとんどない筈です。
それなのに、何でこんなことになってしまうのか。。。
「俺の新型 CIVIC は、両サイドのパーツが少し剥がれかけていてボロいのだ ・・・・」
これによる精神的ダメージは、正直かなり大きいです。
同じボケの使い回しで恐縮ですが(笑)、それに気付いたときのショックたるや、
漫画「恐怖新聞」の主人公の顔みたいになっていたと思います。



●ステアリングが微妙に引っ掛かる問題

「こんなんなってしもうてん」のネタに加えて、1年インプレッションという主旨も鑑みて、わたしの FL4 の最近の調子全般の話をしておきますと、過去記事「ステアリング編」で書きました症状「ハンドルをごく浅い角度で切ると微妙に引っかかりを感じる」は、ここ最近は起きていない状況です。
昨年10月にこの症状が出て以降ずっと続いていたと思うのですが、安全上は全く問題なかったこともあってほとんど気にしなくなっていて、今年の6月頃にふと気が付いたらいつの間にか症状が出なくなっていたという次第です。
今年の GW 帰省で高速を往復約 1,400 km 走ったときも、この症状が出た記憶はありません。
気温の上がる時期には出なくなるということなのかなと想像していますが、ギアボックス交換で治るということのようなので、その点は安心材料と言えようかと思います。



・・・・ と最後に書いて今回の記事を締めようと思っていたのですが、残念ながら、つい数日前からまた症状が出始めて、「またかよ・・・・」という嫌な気持ちになりました。
ほとんど気にならなくなっていた、と上で書きましたが、この症状があると運転していて楽しくなくなることが、久し振りに体験してみて自分自身よく分かりました。



最後のステアリングの問題の件ですが、ネットの情報を改めて探ってみましたところ、思っていた以上に数多くの報告事例があり、中には、ギアボックス交換後に症状が復活したので諦めて手放す人も出てきているとのことで、なかなか深刻な状況のようです。
わたしがいつも頼りにしている情報源(5ch)でも「車として致命的だ」という声が上がり始めており、メーカーとして早めに対策の姿勢を打ち出す必要があると思います。
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新型 CIVIC e:HEV 徒然日記(2024/6/15)

6月になり、紫陽花とカエルが喜ぶ雨のシーズンが到来しました。
夏にまた一歩近付き、花粉と黄砂に悩む憂鬱の時期が、やっと終わってくれました。
と思ったのも束の間、車乗りにとっての苦悩の日々は続きます(俺だけか? 笑)。



先日 6/10(月) の朝、出勤のため車を出したときのことでした。
前日夜からの小雨が降り続く中、EPB を解除してブレーキペダルから足を離したところ、
後輪付近から「ググッ・・・」と異音がして、一瞬のタイムラグが生じました。
昨年7月の、あの悪夢が脳裏をよぎり(過去記事「ブレーキペダル編 - その弐」参照)、
そのときわたしは、漫画「恐怖新聞」の主人公みたいな顔になっていたと思います(笑)



幸い、ブレーキの固着には至らず、車は無事に発進して事なきを得たのですが、
何でまたこんな危機一髪な目に遭わないといけないのか、と思いました。

前日の日曜日、週明けからの雨の予報は承知のうえで、洗車をしました。
事後の水気飛ばし&錆落としで近所を走るルーチンも、いつも通りやりました。
あの苦い経験を教訓に、洗車後必ず行なうようにしている対策です。
それなのに、あのトラブルの悪夢が再来か? となってしまうとは、
じゃあ俺は一体どうすればよいのかと、いう感じです。

その翌朝の出勤時も、ブレーキの調子はカナーリいまいちな状態が続きました。
何がって、停車時の感触・フィールが、絹のように滑らかじゃ全然ないのですよ。

そこはやっぱり、新型 CIVIC は、足まわりの良さがセールスポイントですから、
ブレーキを踏んだらバシッと気持ちよく停車してくれる、それを当然期待しますよね。
なのに、調子がいまひとつだとオーナーを度々がっかりさせているようでは、
「どうしたシビック!?」、「幼稚園からやり直すか!?」
と、甲子園球場の阪神ファンからヤジられても仕方ないと思います(笑)。



とはいえ、同様の経験は以前からありました。
要するに、朝はブレーキの調子が何かいまいちだ ・・・・ ということです。

早朝のフレッシュな空気感、ひんやりとした朝露の感触。
それはとても気持ちの良いものですが、車のディスクブレーキにとっては、あまり良くないコンディションに繋がるようであるらしいことは、4代目フィット e:HEV に乗っていた頃から、経験的に何となく分かっていました。

昨年7月のトラブルの後、家(賃貸)のガレージに SwitchBot の湿度計を設置して、
1日24時間の湿度推移を調べてみたことがありました。
気温が下がると湿度が上昇するのは一般的傾向であるとしても、朝方はガレージ内の湿度が 90% 近くにも上昇することが分かり、なるほどなと思ったものでした。
通気の良さという点では、ガレージではなく外に駐車する方が有利なのかも? しれません。



ということで、朝の出勤時にブレーキの調子がいまいちであるのは、
梅雨を控えた今のこの時期だと、特にその傾向が強まると思います。
霜が降りる冬の時期も、それはたぶん同じでしょう、おそらく。
つまりは基本、年間を通してこの悩みは続くということで、
朝は大体ブレーキの調子はよくないものと、割り切るしかなさそうです。

しかし、ですよ。
日中は気温が上昇して湿度が下がり、その状態で立駐に停めて英気を蓄えた我が FL4 は、
仕事を終えて帰宅する頃には、ブレーキの調子もすっかり復活しています。
通勤の帰り道は、絹のように滑らか、餅のような粘り腰で、バシバシ停車してくれます。
これがとても楽しく、仕事終わりの開放感もあって、ちょっと回り道して夜のドライブでもして帰ろうか、なんていう気持ちになります。
やっぱりシビックはこうでなくっちゃ、です。



ただ、一つ謎なのは ・・・・
代車で借りた FL1 EX は確か、朝の出勤時も絶好調だったと記憶しています。
それを考えると、何で俺の FL4 だけ ・・・・、一体何が良くないのだろう ・・・・
と悩みのド壷にはまってしまうので(笑)、それはあまり深く考えないようにしつつ、
一方で、自分なりの試行錯誤や探求は、これからも続けていこうと思っています。
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Ease

新型 CIVIC e:HEV 乗りとなって、一年が過ぎました。
USB メモリに入れて音源を持ち込み、BOSE プレミアムサウンドシステムで流し聞きして、
遠い昔のアルバムを発掘する時間が、相変わらず楽しい。

そうやって、ドライブ中に再発見した懐かしのアルバム。
今回は、Public Image Ltd(PiL)の1986年のアルバム「Album」に関する話を、
思うがままに書いてみたいと思います。



あの Sex Pistols のジョン・ライドン(John Lydon)が、Pistols 脱退後、
Public Image Ltd(PiL)を結成し、1986年2月に 5th アルバム「Album」をリリースした。

1986年 「Album」

自分は今でこそ「あの Sex Pistols のジョン・ライドンが」などと一目置いているが、
1986年の当時、Pistols やジョン・ライドンの何たるかを、全く知らなかった。
洋楽が好きになってまだ間もない頃だったので、無理もなかった。

「Album」がリリースされたとき、自分は大学受験を控えた高校3年生だった。
ある日の晩、MTV 系の番組で「Rise」の PV をたまたま目撃し、
それが PiL およびジョン・ライドンを知るきっかけとなった。
PV の印象を追体験したいと思って、「Album」の CD を買った。



「Album」は、リリースの媒体毎に「Casette」、「Compact Disc」と、
ジャケ写が異なるギミックが、当時ちょっとだけ話題になった。
ポッパーズ MTV でピーターバラカン氏が、そのことをドヤ顔で紹介していたのを
今でも覚えている。

シングル「Rise」が目的で「Album」の CD を買ったものの、
これ系の音楽が特に好きなわけでもなく、何度か聞いただけでお蔵入りとなり、
その後、CD の断捨離をした際に、MP3 音源となって PC の HDD のどこかに保存された。

そのことも忘れて、自分はただ歳を重ねた。



あれから時は隔てて、2024年。

「Rise」の PV は、YouTube でいつでも見れる時代になった。
その印象を持っておきたくて買った「Album」の音と、約30数年振りに再会した。
車でドライブ中という、特殊なプライベート空間で、その時間と対峙した。

高校3年生のときに「Rise」の PV を見て思った感想は、
ジョン・ライドンの奇抜な出で立ちが面白い、ただそれだけだった。
しかし、歳を重ねた今は、この曲のメッセージに共感できる。



洋楽と出会った高校時代の記憶、懐かしい皮膚感覚が、自分の心のふるさと。
まだ若く、何も怖いものはなかった。
その後、人生に迷い、時計の針はあの頃で止まったまま。
それでも年月は流れ、還暦を間近に控えた今、心の奥底にあるのは

I could be wrong, I could be right
俺の人生は これで良かったのか

という迷いの気持ち。
日々の忙しさで、それを一時忘れることはできるけれど、
心のふるさとでもある遠い思い出と対峙するとき、その迷いが頭をもたげる。
懐かしさと背中合わせの、後悔と寂寞混じりの寂しい気持ち。

I could be black, I could be white
俺の人生は 間違っていたのか

しかし、よく聞けば、
優しいジョン・ライドンが、励ましてくれている。

May the road rise with you
迷えるキミの 道が開かれますように

30数年の時間差で、メッセージを伝えてくれた。
こういうこともあるのだなと、感慨深い。



・・・・ と、ここまで「Rise」について語っておきながら、こう言うのも何だがw
実は「Album」の中で自分が割と好きなのが、ラストの「Ease」だったりする。
何が好きなのかと言えば、曲中でさんざん繰り返されるサビのフレーズ

These things in ease
難しく考えるなよ

これのバックコーラスが、イヤホンで聞くと、左右の耳からバイノーラルで聞こえる。
その感じが、何かツボで、ニヤけるんです。
高校3年の頃に「Album」の CD を買って聞いた当初から、そうでした。

あれから約30数年振りに、このバックコーラスを聞いて、
同じようにニヤけてしまう自分なのでした。

These things in ease
難しく考えるなよ

この歳にもなって全く成長していないなと、思う一方で(笑)
こんなことで笑えるなら、俺もまだまだ大丈夫やんと、
そう思うことができました。


COMPACT DISC (ALBUM) (紙ジャケット仕様)
https://www.youtube.com/watch?v=qsdt2IArlO8&list=OLAK5uy_md8Dc-GMFu-r8IDa52qVmB-OHYZJiLYHQ

Public Image Ltd - Rise
https://www.youtube.com/watch?v=jPj-8_wOZcA
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新型 CIVIC e:HEV 徒然日記(2024/6/2)

巷で話題の、小型軽量ミニブロワーを買ってみました。

約 7,000 円とかなりの低価格で、「ドイツ規格」と一応書いてあるけれど、
本当に大丈夫かいな、という不安は正直ありました。
が、巷のレビューを信じて購入しました。
我々がこういう商品を買う場合、目的はただ1つです。
何がって、そりゃ、洗車のときの水滴飛ばしに決まってるじゃないですか(笑)



昨年 9/10 の徒然日記 で紹介しましたように、
洗車後の水滴飛ばし用ブロワーとしては、BOSCH の GBL18V-120H を使用しています。
ボディ全体ではなく、部分的に狙ったところだけを吹かす感じで使っています。

ボディ全体に使っても、バッテリー持ちは大丈夫なのですが、ネックになるのが騒音です。
長時間使用するには御近所さまに多少気が引けるくらいの騒音はするので(LOW 時でも)、
狙ったところをサッと吹かしてサッと電源を切る、という使い方をしています。

狙って吹かす場所は、まずはフロントバンパー周りです。
グリルやナンバープレート裏などのあの辺りは、水がしつこく滴ってくるので、
タオルで拭き上げるよりはブロワーで吹かした方が効率的です。



もう1つ、わたしがブロワーで狙う場所は、ブレーキディスクです。
4輪あるホイールを洗う際、1つ洗ったらすかさずブレーキディスク表面をブロワーで入念に吹かしてから、次のホイールに移る、としています。
ブレーキディスクの錆の件で一度手痛い目に遭っているので(過去記事「ブレーキペダル編 - その弐」参照)、こういうことをやっているわけです。

・・・・ というように、使う箇所を限定し、サッと吹かしてサッと電源オフを心掛けて、騒音削減に極力努めているのですが、それでもやはり気を使う部分があるということで、巷で噂のミニブロワーに目を向けてみたという次第です。
BOSCH の GBL18V-120H よりも騒音が小さくなることは確実なので、
あとは風量がどれくらいあって、どの程度実用的かというところでしょうか。



amazon で注文後、2日程でモノは到着しました。
のっぺりした梱包箱から漂う無国籍臭(笑)に、いきなり不安にさせられます。
中の取扱説明書を見ても、メーカー名と型番の記載がありません。
よく見ると、本体に刻印がしてありました。
Product Name/品名が Air Duster、Model/品番が FS19 と書いてあります。
メーカー名は、結局分からず仕舞いの Generic 仕様のようです。
Made in China であるのは、今の時代は仕方ないでしょう。

・エアダスター本体
・巾着タイプのキャリングポーチ
・充電用 USB ケーブル(Type-C)
・ノズル3種類
・掃除用ブラシ


無国籍である不安点を除けば、商品の内容物自体は悪くなさそうです。
アルミ合金風(?)の本体は、手に持ったときの質感が高いです。
電源ボタンの長押しでオン/オフ、風量は無段階のスライドスイッチで調節可能です。
風量 MAX 時のパワーはそれなりにあり、手をかざすとそこそこの風圧です。
SNS 等で出回っているデモ動画に偽りなし、という感は確かにあります。



電源を入れて動かしてみた第一印象は、何と言っても音が静かです。
BOSCH GBL18V-120H が「ゴオオオオオオーーーー!!!」なのに対して、「ヒュウィィィーーーン」とかなり小振りな騒音で、もちろんその分パワーは劣りますが、気兼ねなく使えるメリットは大きいと思います。
逆に、風量 MIN だと、洗車の水滴飛ばしにはちょっと厳しいのではないでしょうか。

気になるバッテリーは、無国籍なので信憑性はやや疑問ですが(笑)、
取扱説明書によると容量 6,000mAh、約3時間で満充電完了とのことです。
これが本当なら、高級スマホ並のバッテリーを積んでいることになり、
相当の長時間使えることが期待できます。



・・・・・・ と、そう思って昨日の洗車時に使ってみたのですが、
結論から言いますと、わたしが期待する用途にガッツリ使うには厳しいかも、
それが実際問題の正味の話(横山やすし)でした。

紙くずや埃が一瞬で宙に舞う、あのデモ動画の映像は、あれはあれで確かに凄いです。
しかし、我々がやりたいことは、洗車時の拭き上げの代わりに行なう水滴飛ばしです。
その用途で本当に使い物になるかどうかは、実際にその場面で使ってみないと分かりません。

①騒音 ・・・・ 静かである
②風量パワー ・・・・ MINでは厳しく、MAXならまあいける
③バッテリー持続時間 ・・・・ ???


要するに、これらの3つがどれだけバランスよく実現されているか、だと思います。
わたしの用途では、③ がいまひとつなので厳しそう、という結論となりました。



騒音が静かで、風量もそこそこ、これでやっと気兼ねなく思う存分使えるワイ、と思って、
フロントバンパー周辺を入念に吹かしているうちに、バッテリー LOW で電源が切れました。
もうちょっと持ってくれるかと思ったのですが、これではとても、4輪のホイール(ブレーキディスク)を吹かすのには使えそうもありません。
水で濡れたブレーキディスクを吹かすときの、わたしの念の入れ様は半端ないですから(笑)

ただ、商品が届いてから、車の屋根に積もった埃を飛ばしてみたりなどの
試し吹かしをしていたので、昨日の洗車開始時は満充電状態ではなかったと思います。
なので、事後に改めて満充電にしてから風量 MAX で吹かし続けてみましたところ、
約20分でバッテリーランプが点滅して自動的に電源オフとなりました。
徐々にパワーダウンしていくのでなく、ヒュン.... とコト切れます。

風量 MAX での使用可能時間が約20分。
これをどう評価するかは、その人の用途次第ということになるのでしょうか。



ただまあ、値段が安くて、モノも九分九厘中華製なので、そこは割り切るしかありません。
使いどころをうまく考えれば、十分活躍してくれる良い商品だと思います。

  • 出勤時または帰宅時に雨に降られて、立駐内または家のガレージ内で臨時の拭き上げ作業を行ないたいとき、このエアダスターを使って作業の足しにする。
  • エンジンルーム内を時々開けて堆積した粉塵を飛ばすときにも、これを使う。

    今のところわたしは、この2つのシチュエーションでの用途を想定しています。
    いつもの毎週洗車のときは、今まで通り BOSCH GBL18V-120H の出番が続きそうです。
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