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【SONY】わたしのカメラ使用遍歴(α77、α99)【トランスルーセントミラー】
昔からカメラ(写真撮影)が趣味だったわたしの、カメラ使用遍歴の昔語りです。
歴代の使用カメラはすべて、ソニーのカメラです。
DSC-R1、α100、α700 と渡り歩いて辿り着いた「伝説の名機」α900 は、
わたしのカメラ人生で最も長くメインカメラの座に君臨したマシンでした。
特に、SAL2470Z とのコンビで吐き出してくる絵は、文句無しでした。
しかし、そこでまた出てきたのが DSC-R1 の亡霊でした ・・・・
α900 + SAL2470Z での撮影は、綺麗な絵が撮れることは約束されますが、重くて疲れます。
一方、散歩がてらに DSC-R1 をたまに持ち出して使ってみると、これが意外にも素晴らしい画質であることに、ある日気が付きました。
気合と体力と財力(数十万)を注ぎ込んで苦労して撮った写真が、
その半分以下のコストでお気楽に撮った写真と、大して違わなく見える。
むしろ、DSC-R1 の画質の方が余裕があるようにも見える ・・・・
それに気付いたとき、DSC-R1 恐るべし、を改めて実感したと同時に、
自分のカメラ道楽を根本的に見つめ直そうかと考えさせられた、そんなことが度々ありました。
α900 以降のソニー「α」は、大きく様変わりします。
トランスルーセントミラー(TLM)と EVF が標準装備となり、GPS 機能も搭載され始めます。
EVF の利便性は広く受け入れられ、TLM 採用による AF 追従秒10コマの高速連射の実現により、2010年8月発売の α55 はベストセラーとなりました。
しかし、TLM は減光とメンテナンス性に対する拒否反応も根強く、
それもあってか、α700 の後継とも言われた α77 は、伸び悩むことになるのですが、
わたし個人的に TLM の技術方式に興味を持ち、α77 購入に踏み切りました。
α77 は、「ズリッ」というあの独特のシャッター音が好きでした。
それ以外は、絵作り(色合い)が微妙だったり、バッファー容量が貧弱でせっかくの秒12コマ連射が全然生かせてなかったり、世間の低評価もやむなしかなと思いました。
ただ、α77、それほど嫌いなカメラというわけでもなかったです。
2,430万画素で、GPS 機能がついていて、フリーアングルのチルト液晶も良かったですし。
その翌年、「α史上最高画質」を謳うフラッグシップ機、α99 が発売となります。
α900 の後継機種だけあって、α99 は流石の高性能で大満足でした。
2,430万画素の裏面照射 CMOS センサーが凄かったからなのか、分かりませんが、
SAL2470Z を付けて撮った写真はバチピン率ほぼ 100% で、満足度も 100% でした。
3軸チルトで自由自在に可動する液晶は、当時「変態液晶」とも呼ばれました。
特にこれといった不満はなく、強いて言えば GPS の捕捉が遅い場合があることくらいでした。
α99 を持って浅草寺を訪ね、隅田川にかかる吾妻橋のうえで鳩を撮っていたら、糞の爆撃を受け、半泣きになって近くのコインロッカーに退避して糞の除去作業をしたことがありました。
そんな思い出もありながら、α900 の次に長くメインカメラとして使用したのが α99 でした。
α77 を購入したとき、α100 と α700 を下取りに出しました。
α99 を購入したとき、どうしようか悩んだ挙句、DSC-R1 と α900 を手放しました。
今思えば、DSC-R1 と α900 は、手元に残しておいても良かったなと悔やまれます。
こうして、防湿庫の中は α77、α99 の2台体制となり、
この後しばらく α99 は、わたしのメインカメラの座に君臨することになります。
ソニーのラインアップ的にも、α77 および後継の α77Ⅱ が伸び悩む中にあって、
α99 が一人横綱で孤軍奮闘する状況が、延々と続くことになります。
それは、ソニーの「α」が大きな曲がり角に来ていることの予兆でもありました。
歴代の使用カメラはすべて、ソニーのカメラです。
DSC-R1、α100、α700 と渡り歩いて辿り着いた「伝説の名機」α900 は、
わたしのカメラ人生で最も長くメインカメラの座に君臨したマシンでした。
特に、SAL2470Z とのコンビで吐き出してくる絵は、文句無しでした。
しかし、そこでまた出てきたのが DSC-R1 の亡霊でした ・・・・
α900 + SAL2470Z での撮影は、綺麗な絵が撮れることは約束されますが、重くて疲れます。
一方、散歩がてらに DSC-R1 をたまに持ち出して使ってみると、これが意外にも素晴らしい画質であることに、ある日気が付きました。
気合と体力と財力(数十万)を注ぎ込んで苦労して撮った写真が、
その半分以下のコストでお気楽に撮った写真と、大して違わなく見える。
むしろ、DSC-R1 の画質の方が余裕があるようにも見える ・・・・
それに気付いたとき、DSC-R1 恐るべし、を改めて実感したと同時に、
自分のカメラ道楽を根本的に見つめ直そうかと考えさせられた、そんなことが度々ありました。
α900 以降のソニー「α」は、大きく様変わりします。
トランスルーセントミラー(TLM)と EVF が標準装備となり、GPS 機能も搭載され始めます。
EVF の利便性は広く受け入れられ、TLM 採用による AF 追従秒10コマの高速連射の実現により、2010年8月発売の α55 はベストセラーとなりました。
しかし、TLM は減光とメンテナンス性に対する拒否反応も根強く、
それもあってか、α700 の後継とも言われた α77 は、伸び悩むことになるのですが、
わたし個人的に TLM の技術方式に興味を持ち、α77 購入に踏み切りました。
2011年10月14日 α77(SLT-A77V)
α77 は、「ズリッ」というあの独特のシャッター音が好きでした。
それ以外は、絵作り(色合い)が微妙だったり、バッファー容量が貧弱でせっかくの秒12コマ連射が全然生かせてなかったり、世間の低評価もやむなしかなと思いました。
ただ、α77、それほど嫌いなカメラというわけでもなかったです。
2,430万画素で、GPS 機能がついていて、フリーアングルのチルト液晶も良かったですし。
その翌年、「α史上最高画質」を謳うフラッグシップ機、α99 が発売となります。
2012年10月26日 α99(SLT-A99V)
α900 の後継機種だけあって、α99 は流石の高性能で大満足でした。
2,430万画素の裏面照射 CMOS センサーが凄かったからなのか、分かりませんが、
SAL2470Z を付けて撮った写真はバチピン率ほぼ 100% で、満足度も 100% でした。
3軸チルトで自由自在に可動する液晶は、当時「変態液晶」とも呼ばれました。
特にこれといった不満はなく、強いて言えば GPS の捕捉が遅い場合があることくらいでした。
α99 を持って浅草寺を訪ね、隅田川にかかる吾妻橋のうえで鳩を撮っていたら、糞の爆撃を受け、半泣きになって近くのコインロッカーに退避して糞の除去作業をしたことがありました。
そんな思い出もありながら、α900 の次に長くメインカメラとして使用したのが α99 でした。
2005年11月 DSC-R1
2006年06月 α100
2007年11月 α700
2008年10月 α900
2011年10月 α77
2012年10月 α99
2006年06月 α100
2007年11月 α700
2008年10月 α900
2011年10月 α77
2012年10月 α99
α77 を購入したとき、α100 と α700 を下取りに出しました。
α99 を購入したとき、どうしようか悩んだ挙句、DSC-R1 と α900 を手放しました。
今思えば、DSC-R1 と α900 は、手元に残しておいても良かったなと悔やまれます。
こうして、防湿庫の中は α77、α99 の2台体制となり、
この後しばらく α99 は、わたしのメインカメラの座に君臨することになります。
ソニーのラインアップ的にも、α77 および後継の α77Ⅱ が伸び悩む中にあって、
α99 が一人横綱で孤軍奮闘する状況が、延々と続くことになります。
それは、ソニーの「α」が大きな曲がり角に来ていることの予兆でもありました。
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【SONY】わたしのカメラ使用遍歴(α900)【超弩級ファインダー】
昔からカメラ(写真撮影)が趣味だったわたしの、カメラ使用遍歴の昔語りです。
歴代の使用カメラはすべて、ソニーのカメラです。
ちなみに、スマホもソニーの Xperia 1 IV です。
ソニーも一時期は、ストリンガーさんがトップを務めました(2005年~2012年)。
改革に挑戦しつつも、度重なる業績悪化と大規模リストラ、技術者の流出など、
なかなか大変な時期だったような印象があります。
あの苦しかった時代に、ソニーの「α」は産声をあげました。
2005年11月の DSC-R1 発売に始まり、2006年6月に α100、2007年11月に α700 と、
着実に歩みを進めていきました。
そんなソニーの努力が、1つの極みに到達します。
「所詮は家電屋が作るカメラ」と嘲笑していた一部の世間に対して、
目にモノ見せつけてやることになったのでした。
ソニー初のフルサイズ一眼レフ機。
2,460万画素 CMOSセンサー搭載。
視野率 100% の超弩級光学ファインダー。
フルサイズ機としては初の手ブレ補正機能。
デュアル BIONZ システム。
当時の価格で約 32万8,000円。
正直、コニカミノルタ時代からの「α」ファンは、当初は気が気でなかったと思います。
ソニーで本当に大丈夫なのかよと、心配だったと思います。
しかし、α900 のあのペンタ部のフォルムを見て、感涙に咽び泣いたに違いありません。
α900 はとにかく、あのファインダーが凄かった。
「明るい単焦点レンズをつけて α900 のファインダーを覗くと幸せな気持ちになれる」
そんな大絶賛レビューが多くありました。
α900 発表により、防湿庫の中は DSC-R1、α700、α900 の3台体制に移行。
フルサイズ対応のレンズ SAL70300G や SAL2470Z を新たに買い増しました。
撮った画質はもう、滑らかさが違うと一目見て分かりました。
α900 のシャッター音は、最初は正直戸惑いました。
何これ? と露骨にがっかりしたのを覚えています。
柳沢慎吾が一人芸で自分の顔面を殴るときの擬音かよ、と思いました(笑)
いかにもこう、中で巨大なレフ板が動いている感触がモロに伝わってくる感じがして、
案の定、当時のアンチはミラーショックをネタに α900 へのネガキャンを試みました。
しかし実際に使ってみると、出てくる絵には何の問題もありませんでした。
また慣れとは恐ろしいもので、刑事ドラマで犯人の顔面を殴るときのような(笑)
あのシャッター音とミラーショックも、そのうち全く気にならなくなりました。
むしろ、「写真を撮ったどー!」という気分にさせてくれる、ユーザー体験としての付加価値であるようにも感じました。
ミラーショックに関しては、当時の週刊アスキーのレビューで、次のように書いてあります。
「想像するほどの振動はない」 かどうかは、意見が分かれるところかと思いますが 。。。
当時のソニー関係者のインタビュー記事か何かで、あのミラーショックはイメージセンサーに露光後のショックなので問題ない、と書いてあるのを読んだ記憶があります。
YouTube に上がっている動画で聞くと、α900 のシャッター音、意外と普通に聞こえます。
実際に顔の近くで構えて聞く音と、外から客観的に聞く音は、違って聞こえるのでしょうか。
でもやはり、α900 のシャッター音には「ドスッ」というボディーブローのような成分が混じっているのが分かります。
歴代の使用カメラはすべて、ソニーのカメラです。
ちなみに、スマホもソニーの Xperia 1 IV です。
ソニーも一時期は、ストリンガーさんがトップを務めました(2005年~2012年)。
改革に挑戦しつつも、度重なる業績悪化と大規模リストラ、技術者の流出など、
なかなか大変な時期だったような印象があります。
あの苦しかった時代に、ソニーの「α」は産声をあげました。
2005年11月の DSC-R1 発売に始まり、2006年6月に α100、2007年11月に α700 と、
着実に歩みを進めていきました。
そんなソニーの努力が、1つの極みに到達します。
「所詮は家電屋が作るカメラ」と嘲笑していた一部の世間に対して、
目にモノ見せつけてやることになったのでした。
2008年10月23日 α900(DSLR-A900)
ソニー初のフルサイズ一眼レフ機。
2,460万画素 CMOSセンサー搭載。
視野率 100% の超弩級光学ファインダー。
フルサイズ機としては初の手ブレ補正機能。
デュアル BIONZ システム。
当時の価格で約 32万8,000円。
正直、コニカミノルタ時代からの「α」ファンは、当初は気が気でなかったと思います。
ソニーで本当に大丈夫なのかよと、心配だったと思います。
しかし、α900 のあのペンタ部のフォルムを見て、感涙に咽び泣いたに違いありません。
α900 はとにかく、あのファインダーが凄かった。
「明るい単焦点レンズをつけて α900 のファインダーを覗くと幸せな気持ちになれる」
そんな大絶賛レビューが多くありました。
α900 発表により、防湿庫の中は DSC-R1、α700、α900 の3台体制に移行。
フルサイズ対応のレンズ SAL70300G や SAL2470Z を新たに買い増しました。
撮った画質はもう、滑らかさが違うと一目見て分かりました。
α900 のシャッター音は、最初は正直戸惑いました。
何これ? と露骨にがっかりしたのを覚えています。
柳沢慎吾が一人芸で自分の顔面を殴るときの擬音かよ、と思いました(笑)
いかにもこう、中で巨大なレフ板が動いている感触がモロに伝わってくる感じがして、
案の定、当時のアンチはミラーショックをネタに α900 へのネガキャンを試みました。
しかし実際に使ってみると、出てくる絵には何の問題もありませんでした。
また慣れとは恐ろしいもので、刑事ドラマで犯人の顔面を殴るときのような(笑)
あのシャッター音とミラーショックも、そのうち全く気にならなくなりました。
むしろ、「写真を撮ったどー!」という気分にさせてくれる、ユーザー体験としての付加価値であるようにも感じました。
ミラーショックに関しては、当時の週刊アスキーのレビューで、次のように書いてあります。
フルサイズ機ということで、ミラーも当然大型化されており、ミラーショックが心配だ。
α900 では、「スイングバック・クイックリターン」 といった生易しい方式ではなく、ミラーをほぼ真上に引き上げる 「パラレルリンク」 と呼ばれる方式でミラーが動作する。駆動音はお世辞にも静かとは言えないが、ショックはかなり抑え込まれていて、想像するほどの振動はない。
レンズの味すら表現、驚くべき α900 の表現力 (2008年10月29日)
https://ascii.jp/elem/000/000/183/183534/
α900 では、「スイングバック・クイックリターン」 といった生易しい方式ではなく、ミラーをほぼ真上に引き上げる 「パラレルリンク」 と呼ばれる方式でミラーが動作する。駆動音はお世辞にも静かとは言えないが、ショックはかなり抑え込まれていて、想像するほどの振動はない。
レンズの味すら表現、驚くべき α900 の表現力 (2008年10月29日)
https://ascii.jp/elem/000/000/183/183534/
「想像するほどの振動はない」 かどうかは、意見が分かれるところかと思いますが 。。。
当時のソニー関係者のインタビュー記事か何かで、あのミラーショックはイメージセンサーに露光後のショックなので問題ない、と書いてあるのを読んだ記憶があります。
YouTube に上がっている動画で聞くと、α900 のシャッター音、意外と普通に聞こえます。
実際に顔の近くで構えて聞く音と、外から客観的に聞く音は、違って聞こえるのでしょうか。
でもやはり、α900 のシャッター音には「ドスッ」というボディーブローのような成分が混じっているのが分かります。
Shutter sound comparison - Alphas 100, 700 and 900
http://www.youtube.com/watch?v=qamhsxYTejk
Sony Alpha DSLR Shutter sound comparison
https://www.youtube.com/watch?v=f8L2mN54Ldw
http://www.youtube.com/watch?v=qamhsxYTejk
Sony Alpha DSLR Shutter sound comparison
https://www.youtube.com/watch?v=f8L2mN54Ldw
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【SONY】わたしのカメラ使用遍歴(α100、α700)【α】
昔からカメラ(写真撮影)が割と趣味だったわたしの、カメラ使用遍歴の昔語りです。
ちなみに、歴代の使用カメラはすべて、ソニーのカメラです。
ソニーには本当に、頑張ってほしいと思います。
トヨタとソニーしかもう残っていないですからね、日本には。
ソニーの落日は、日本の落日を意味すると思います。
前回は、コンデジを卒業後に DSC-R1 という物凄いカメラに出会った、というお話でした。
その性能の本当の凄さが分からぬまま、DSC-R1 をしばらくメイン機として使った後、
一眼レフへ移行しようと思い、2007年の暮れから α100 を使い始めました。
α100 は、2006年3月にコニカミノルタからカメラ事業を受け継いだソニーの、
記念すべき一眼レフカメラ第一号機として、同年6月に発売されました。
当時の一眼レフは、ライブビュー機能がまだ一般的ではありませんでした。
コンデジでは当たり前の「液晶画面で確認しながら撮る」が、出来ませんでした。
コンデジのそうした利便性がなくなる代わりに、一眼レフには、
画質や AF の良さに加えて、レンズ交換や、シャッターの音と感触を通して、
写真を撮る行為自体が格段に楽しくなるという醍醐味があります。
α100 で、わたしもその醍醐味を存分に味わえました。
特に、シャッターを切ったときの音が、気分を上げてくれますよね。
α100 のシャッター音は、わたしには「ウィン!」と甲高く唸る音に聞こえました。
いかにもこう、ワイヤーか何かでミラーを駆動してるぞ、みたいな感じの。
YouTube の動画で聞くと、「パシャ」という普通のシャッター音に聞こえます。
一番近いところで撮影者自身が聞くと、違った音に聞こえるのは、面白いと思います。
その後 α700 が発表され、わたしの防湿庫の中では、DSC-R1、α100、α700 の3台がスタンバイする態勢となりました。
α100 が入門機だったのに対し、ハイアマチュア機の位置付けで発売された α700 は、
当時のソニーの一眼レフのフラッグシップでした。
実際に使ってみると、作りの質感から操作性まで、α100 とは格が違っていました。
α700 で特筆すべきは、あのシャッター音、あれは最高でした。
「シャキ!」もしくは「チュキュッ!」という独特の音がして、撮影の気分が上がりました。
ソニーのオーディオ部門とコラボして、あのシャッター音にチューニングされたのだとか。
α100 が 1,020万画素 CCD なのに比べて、α700 は 1,240万画素 CMOS センサー搭載。
HDMI 端子装備で BRAVIA と接続もできたとは、なかなか攻めていたんだなという印象です。
この 2006年~2007年当時、ソニーは、ニコンキャノンの2大巨頭が支配するカメラ市場に殴り込みをかけ、α100 と α700、2機種のラインアップで闘いを挑んでいきました。
今で言えば、iPhone と Android が支配するスマホ市場に、割って入るようなものでしょう。
Windows という強力な武器を持つ、あの巨大企業のマイクロソフトでさえ、それをやって見事に失敗しました。
コニカミノルタのカメラ事業撤退のニュースに、多くの「α」ファンは悲しんだと思います。
しかし、「α」の文化遺産は、ソニーによって受け継がれました。
一眼レフの技術とノウハウを得ただけでなく、「α」の看板を残し、文化を継承する選択をした。
多くの「α 難民」を見捨てなかったこと。
そこがソニーの偉いところだったと、わたしは思います。
ちなみに、歴代の使用カメラはすべて、ソニーのカメラです。
ソニーには本当に、頑張ってほしいと思います。
トヨタとソニーしかもう残っていないですからね、日本には。
ソニーの落日は、日本の落日を意味すると思います。
前回は、コンデジを卒業後に DSC-R1 という物凄いカメラに出会った、というお話でした。
その性能の本当の凄さが分からぬまま、DSC-R1 をしばらくメイン機として使った後、
一眼レフへ移行しようと思い、2007年の暮れから α100 を使い始めました。
α100 は、2006年3月にコニカミノルタからカメラ事業を受け継いだソニーの、
記念すべき一眼レフカメラ第一号機として、同年6月に発売されました。
2006年6月9日 α100(DSLR-A100)
当時の一眼レフは、ライブビュー機能がまだ一般的ではありませんでした。
コンデジでは当たり前の「液晶画面で確認しながら撮る」が、出来ませんでした。
コンデジのそうした利便性がなくなる代わりに、一眼レフには、
画質や AF の良さに加えて、レンズ交換や、シャッターの音と感触を通して、
写真を撮る行為自体が格段に楽しくなるという醍醐味があります。
α100 で、わたしもその醍醐味を存分に味わえました。
特に、シャッターを切ったときの音が、気分を上げてくれますよね。
α100 のシャッター音は、わたしには「ウィン!」と甲高く唸る音に聞こえました。
いかにもこう、ワイヤーか何かでミラーを駆動してるぞ、みたいな感じの。
YouTube の動画で聞くと、「パシャ」という普通のシャッター音に聞こえます。
一番近いところで撮影者自身が聞くと、違った音に聞こえるのは、面白いと思います。
その後 α700 が発表され、わたしの防湿庫の中では、DSC-R1、α100、α700 の3台がスタンバイする態勢となりました。
2007年11月9日 α700(DSLR-A700)
α100 が入門機だったのに対し、ハイアマチュア機の位置付けで発売された α700 は、
当時のソニーの一眼レフのフラッグシップでした。
実際に使ってみると、作りの質感から操作性まで、α100 とは格が違っていました。
α700 で特筆すべきは、あのシャッター音、あれは最高でした。
「シャキ!」もしくは「チュキュッ!」という独特の音がして、撮影の気分が上がりました。
ソニーのオーディオ部門とコラボして、あのシャッター音にチューニングされたのだとか。
α100 が 1,020万画素 CCD なのに比べて、α700 は 1,240万画素 CMOS センサー搭載。
HDMI 端子装備で BRAVIA と接続もできたとは、なかなか攻めていたんだなという印象です。
この 2006年~2007年当時、ソニーは、ニコンキャノンの2大巨頭が支配するカメラ市場に殴り込みをかけ、α100 と α700、2機種のラインアップで闘いを挑んでいきました。
今で言えば、iPhone と Android が支配するスマホ市場に、割って入るようなものでしょう。
Windows という強力な武器を持つ、あの巨大企業のマイクロソフトでさえ、それをやって見事に失敗しました。
コニカミノルタのカメラ事業撤退のニュースに、多くの「α」ファンは悲しんだと思います。
しかし、「α」の文化遺産は、ソニーによって受け継がれました。
一眼レフの技術とノウハウを得ただけでなく、「α」の看板を残し、文化を継承する選択をした。
多くの「α 難民」を見捨てなかったこと。
そこがソニーの偉いところだったと、わたしは思います。
(2006年1月19日) カメラ事業、フォト事業の終了と今後の計画について
https://www.konicaminolta.jp/about/release/2006/0119_04_01.html
(2006年1月19日) コニカミノルタ、カメラから撤退 ソニーが「α」を継承
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/0601/19/news047.html
https://www.konicaminolta.jp/about/release/2006/0119_04_01.html
(2006年1月19日) コニカミノルタ、カメラから撤退 ソニーが「α」を継承
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/0601/19/news047.html
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【SONY】わたしのカメラ使用遍歴(DSC-R1)【CyberShot】
2ch のスレタイ風にしてみました(笑)
歳を取って、今ではかなり縮小傾向にはありますが、
わたしは昔から、カメラ(写真撮影)が割と趣味な人間でした。
その辺りについて、ちょっと語ってみようと思います。
2002年に初めてのデジカメ、ソニーの CyberShot DSC-P9 を買って以来、
ずっとソニーのカメラを使い続けて、現在に至ります。
なぜ、ソニーのカメラばかりを使うのか。
それは単純に、ソニーが好きだからです。
デジカメに興味を持ち始め、よし、買おうとなったときも、
ソニーの CyberShot しか眼中にありませんでした。
そのうちコンデジに飽きてきて、次に目をつけたのが DSC-R1 でした。
2005年発売の DSC-R1 は、レンズ交換式ではない一体型で、コンデジと同じ CyberShot の分類に属しますが、今でいう高級ミラーレスカメラの先駆け的存在でした。
分かる人は当時からその凄さが分かっていたが、先行他社が支配するカメラ市場において、
異端の扱いに甘んじるしかなかった、「早すぎた革命児」でした。
伝説の名機、と言っても決して大袈裟ではないと思います。
わたしは、この DSC-R1 を、2005年から数年間メインカメラとして使用しました。
コンデジから DSC-R1 へステップアップした理由は、単なる物欲でした。
もっと綺麗な写真が撮りたいと切実に希求したとか、そういうことではありませんでした。
そんなわたしの素人目にも、コンデジと比べると DSC-R1 の絵は明らかに違うと分かりました。
DSC-R1 の後、2007年の暮れから一眼レフへと徐々に移行し、代々の Aマウントカメラを渡り歩いたのですが、その過程で DSC-R1 の凄さを度々思い知らされることになりました。
要するに、「α700 や α900 でなくても、DSC-R1 で良くね?」と、
真剣に、度々考えさせられたということです。
α700 や α900 で撮った絵と、DSC-R1 で撮った絵を比べて、さあどっちがどうだ?
と聞かれても、素人のわたしには何とも言えません。
専門家がちゃんと見比べれば、そりゃあ α700 / α900 に軍配があがるのでしょう。
α900 にそれなりのレンズをつけて撮れば、流石にわたしの眼でも違うと分かりましたが。
それでも、DSC-R1 が吐き出す絵には、また別の良さがあるように見えたのです。
色乗りの良さと言うんでしょうか、それが非常に独特でした。
レンズと撮像素子がギリギリまで近接する、一体型のアドバンテージなのか、
DSC-R1 の写真は、Aマウント機で撮った写真と同等か、それ以上の力強さがありました。
今改めて、DSC-R1 で撮った写真を見直してみても、それははっきりと言えます。
その後、DSC-R1 の流れを汲む後継機種として、2012年に DSC-RX100、DSC-RX1、
2013年に DSC-RX10 が出ましたが、フォルムも撮像素子も小型化が図られました。
名機 DSC-R1 の正当な血脈は、今は途絶えたと言っていいと思います。
レンズは当時と同じあの Zeiss レンズのままで良いので、最新の APS-C センサーに入れ替えて、BIONZ の画処理エンジンを積んで、それでもって新型を出していたら、物凄いことになっていたのではないでしょうか。
とにかく、DSC-R1 は本当に凄いカメラでした。
そんな歴史に残る凄いカメラが、ソニー自身が公開するカメラ史の中に見当たらないのは、
一体どういうことなのでしょうか。
わたし的には非常に納得できないものが残ります(↓)。
歳を取って、今ではかなり縮小傾向にはありますが、
わたしは昔から、カメラ(写真撮影)が割と趣味な人間でした。
その辺りについて、ちょっと語ってみようと思います。
2002年に初めてのデジカメ、ソニーの CyberShot DSC-P9 を買って以来、
ずっとソニーのカメラを使い続けて、現在に至ります。
なぜ、ソニーのカメラばかりを使うのか。
それは単純に、ソニーが好きだからです。
デジカメに興味を持ち始め、よし、買おうとなったときも、
ソニーの CyberShot しか眼中にありませんでした。
そのうちコンデジに飽きてきて、次に目をつけたのが DSC-R1 でした。
2005年11月18日 DSC-R1
2005年発売の DSC-R1 は、レンズ交換式ではない一体型で、コンデジと同じ CyberShot の分類に属しますが、今でいう高級ミラーレスカメラの先駆け的存在でした。
分かる人は当時からその凄さが分かっていたが、先行他社が支配するカメラ市場において、
異端の扱いに甘んじるしかなかった、「早すぎた革命児」でした。
伝説の名機、と言っても決して大袈裟ではないと思います。
わたしは、この DSC-R1 を、2005年から数年間メインカメラとして使用しました。
コンデジから DSC-R1 へステップアップした理由は、単なる物欲でした。
もっと綺麗な写真が撮りたいと切実に希求したとか、そういうことではありませんでした。
そんなわたしの素人目にも、コンデジと比べると DSC-R1 の絵は明らかに違うと分かりました。
DSC-R1 の後、2007年の暮れから一眼レフへと徐々に移行し、代々の Aマウントカメラを渡り歩いたのですが、その過程で DSC-R1 の凄さを度々思い知らされることになりました。
要するに、「α700 や α900 でなくても、DSC-R1 で良くね?」と、
真剣に、度々考えさせられたということです。
α700 や α900 で撮った絵と、DSC-R1 で撮った絵を比べて、さあどっちがどうだ?
と聞かれても、素人のわたしには何とも言えません。
専門家がちゃんと見比べれば、そりゃあ α700 / α900 に軍配があがるのでしょう。
α900 にそれなりのレンズをつけて撮れば、流石にわたしの眼でも違うと分かりましたが。
それでも、DSC-R1 が吐き出す絵には、また別の良さがあるように見えたのです。
色乗りの良さと言うんでしょうか、それが非常に独特でした。
レンズと撮像素子がギリギリまで近接する、一体型のアドバンテージなのか、
DSC-R1 の写真は、Aマウント機で撮った写真と同等か、それ以上の力強さがありました。
今改めて、DSC-R1 で撮った写真を見直してみても、それははっきりと言えます。
その後、DSC-R1 の流れを汲む後継機種として、2012年に DSC-RX100、DSC-RX1、
2013年に DSC-RX10 が出ましたが、フォルムも撮像素子も小型化が図られました。
名機 DSC-R1 の正当な血脈は、今は途絶えたと言っていいと思います。
レンズは当時と同じあの Zeiss レンズのままで良いので、最新の APS-C センサーに入れ替えて、BIONZ の画処理エンジンを積んで、それでもって新型を出していたら、物凄いことになっていたのではないでしょうか。
とにかく、DSC-R1 は本当に凄いカメラでした。
そんな歴史に残る凄いカメラが、ソニー自身が公開するカメラ史の中に見当たらないのは、
一体どういうことなのでしょうか。
わたし的には非常に納得できないものが残ります(↓)。
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新型 CIVIC e:HEV 綺麗に乗りたい(サンシェード編)
各地の紅葉スポットが見頃を迎え、金木犀も負けじと甘い芳香を漂わせています。
新型 CIVIC e:HEV でドライブ散歩するには、うってつけのシーズンとなりました。
ものの、仕事の方がチョー忙しくて、なかなかそんなわけにもいかず ・・・・
夏が過ぎ、秋の終わりが近付いている今時分、大幅に季節外れな感もありますが、
今日は、綺麗に乗りたいの「サンシェード編」ということで、お話したいと思います。
サンシェードは、要するに「日除け」のことです。
例えば、家のベランダには通常、大きく開口したガラス窓があり、
その外側に、日除けのサンシェードを設置することが、よく行なわれます。
効能としては、以下のようなことが謳われています。
室温上昇を抑えてエアコンの電気代を節約
直射日光の紫外線からお肌を守る
一方、我々車乗りにとっても、夏のサンシェードは必需品です。
大きく開口したフロントガラスと、運転席助手席のウィンドウに、取り付けます。
後部座席およびリアのウインドウに、取り付ける場合もあります。
その役割・効能は、家のベランダに設置するサンシェードと、基本的に同じです。
ただ、近年の真夏の猛暑日の熱気は、本当に凄まじいものがあるので ・・・・
サンシェードで車内の温度上昇を抑えられる、といっても、
真夏の青空駐車の過酷さの前では、その効果は微々たるものでしょう。
なので、車でサンシェードを使う意味・効果としては、
① よりもむしろ ② が主眼となるのではないかと思います。
家の窓ガラスのサンシェードは、紫外線からお肌を守るが、
車の窓ガラスのサンシェードは、紫外線から内装を守る。
そういうことではないかと、わたし個人的には思います。
因みに、サンシェードとサンバイザーを混同しないよう、注意が必要です。
サンバイザーは、運転席助手席の上部にある可動式のバイザー(帽子)です。
因みに、納車時点ではサンバイザーは大体ビニール袋で覆われていますが、
あれを納車後もずっと外さず付けたままにしている人も、多いのではないかと思います。
わたしの先代の愛車、4代目フィット e:HEV も、サンバイザーはビニール袋が付いたままの状態で下取りされていきました。
さて、そんなサンシェードを買うとなったとき、どれを選べばよいのでしょうか。
大きく分けて、5つのタイプの商品があると思います。
ここ数年で、幅を利かせているのが、傘タイプのサンシェードです。
amazon で車のサンシェードを検索すると、数年前まではワイヤー張力タイプが主流でしたが、今では傘タイプが主流となっています。
おそらく、どこかの中華メーカーが着想して商品化されたのではないか、そんな気がします。
アイデアとしてはなかなか面白く、実用性もあると思います。
手早く簡単に設置できるかどうか
設置していないときに邪魔にならないか(収納の問題)
サンシェードを使用する場合の主な課題は、↑この2つかと思いますが、
傘タイプは、要するに折り畳み傘なわけですから、両方の課題を見事にクリアしています。
その点で素晴らしいアイデア商品だなと思い、わたしも一度は導入を検討しました。
結果的には、2つの理由からわたしは導入を見送りました。
1つ目は、傘の柄の部分で内装が傷付く可能性があるなと思ったことです。
設置したが、立てかけが不十分で、柄がズリっとずれるかもしれず、そのときにダッシュボードまたはナビの付近に傷が付く危険性があることと、万が一落下した場合、センターコンソールのどこかに傷が付く危険性もあると、思いました。
理由の2つ目は、見た目のカッコ悪さです。
YouTube のレビュー動画を見た実際の現物は、amazon の商品写真とは似ても似つかないような、ヨレヨレのシワシワだったので、それを見て導入する意欲は一気に後退しました。
傘タイプを見送るとなると、ワイヤー張力タイプか吸盤吸着タイプかということになり、
吸盤吸着タイプのものは、わたしが探したところでは新型 CIVIC 用が見当たらないので、
必然的に、ワイヤー張力タイプのものを注文することとなりました。
新型 CIVIC 用のものを探したところ、まさに百花繚乱の中華メーカーが数多の商品を出しており、それらのどれを買ってもそんなに大差はないように思います。
一応、わたしが買ったのは、LFOTPP というメーカーの、「ホンダ シビック 11代目 FL型 2021年モデル 2021年+ 専用 サンシェード フロントガラス用 サンシェード 日よけ UVカット 日差しカット 車中泊 カスタムパーツ コンパクト収納 収納袋付き 車種専用設計」という長い名前の商品です(笑)
で、今現在も、それを使用しているわけですが ・・・・
ワイヤーの張力が、なかなかに強力であるがための注意点が、あると思っています。
以前の記事「俺の新型 CIVIC e:HEV こんなんなってしもうてん」で書きましたように、
「車内の天井内張り、フロントガラスとの継ぎ目箇所」を傷める危険性があるということです。
他社の車はどうなのか分かりませんが、HONDA 車の場合、車内の天井内張りは、
何だかとてもソフトな素材で出来ていて、手で押すとフワフワと動きます。
ということは、フロントウィンドウの窓枠との継ぎ目に、隙間があるわけです。
そういう造りをしたフロントウィンドウに、ワイヤー張力タイプのサンシェードを、何も考えずに普通に取り付けると、天井内張りとフロントガラスとの隙間に、サンシェードのワイヤーが易々と食い込む結果となります。
さらに言えば、下側の窓枠とダッシュボードは、隙間なく密着した造りになっていると思いますが、そこにも食い込んで傷めてしまう危険性があると思います。
細くてとても強靭なワイヤーなので、その可能性は十分あると思います。
大切な愛車を傷付けたくない観点からすると、それは好ましくない状況です。
納車して約3ヵ月の 7月頃に、そのことに気付きました。
以来、サンシェードを取り付けるときは、ワイヤーの張力は意図的にスカすように立て掛けて、運転席側サンバイザーの押し付けだけで固定するように、注意を払っています。
そんな細かいことばかり気にしてどうすんだ、
と言われるかもしれませんが ・・・・(笑)
最後に、わたしのシビックは e:HEV なので、ワイヤー張力タイプに限らず、どのタイプのサンシェードを使う場合であっても、注意しないといけない点があります。
もしかしたら、他社のハイブリッド車の場合にも当てはまる注意点かもしれません。
これも実は、8月か9月の割と最近気が付いて、冷や汗をかいたのですが ・・・・
サンシェードを設置していないときに、どこに仕舞っておくか、ということです。
きちんと折り畳んで、車内の然るべき場所に仕舞っておけば問題ないですが、
広げたまま後部座席に放り投げて、そのままにしている人も、多いのではないかと思います。
わたしも、広げたまま後部座席の足下にヒョイと放り投げて、とやっていました。
つまり、↓こういう状態なので、後ろに手を伸ばせばすぐ取り出せて、楽が出来ます。
しかし、8月だったか9月だったかのある日、運転席からふと後ろを振り返ると、
後部座席の下にあるバッテリー冷却風の取り入れ口が、目に入ったのでした。
そのときはたまたま、サンシェードを車から出していたので、普段は覆い隠されていたバッテリー冷却風取り入れ口が目に入って、気付くことが出来たのでした。
ハイブリッド車の高電圧バッテリーの、冷却機能の低下が、いかに危険なことであるか。
いくら何でも、それはわたしでも分かります。
サンシェードの後部座席放り投げによって、バッテリー冷却風の取り入れ口が塞がれて、
その危険な状況になっていたと気付いたときは、流石に焦りました(笑)
2ch の新型シビックスレでも、サンシェードを使わないときは後部座席下に放り投げている、
と書いている方を見かけたことがありました。
その方が乗っているのが、ガソリン車なのか e:HEV なのかは、分かりませんでしたが、
同じような人は多いのではないかと思います。
ハイブリッド車に乗っている人は、その点くれぐれも要注意だと思います。
サンシェードの使用が原因で、車の寿命が縮まったら、悲しいですからね。
以上、何かの参考になりましたら幸いです。
新型 CIVIC e:HEV でドライブ散歩するには、うってつけのシーズンとなりました。
ものの、仕事の方がチョー忙しくて、なかなかそんなわけにもいかず ・・・・
夏が過ぎ、秋の終わりが近付いている今時分、大幅に季節外れな感もありますが、
今日は、綺麗に乗りたいの「サンシェード編」ということで、お話したいと思います。
(目次)
・サンシェードの必要性
・どれを選ぶか
・傘タイプ
・使用感と注意点
・e:HEV 固有の注意点
・サンシェードの必要性
・どれを選ぶか
・傘タイプ
・使用感と注意点
・e:HEV 固有の注意点
サンシェードの必要性
サンシェードは、要するに「日除け」のことです。
例えば、家のベランダには通常、大きく開口したガラス窓があり、
その外側に、日除けのサンシェードを設置することが、よく行なわれます。
効能としては、以下のようなことが謳われています。
一方、我々車乗りにとっても、夏のサンシェードは必需品です。
大きく開口したフロントガラスと、運転席助手席のウィンドウに、取り付けます。
後部座席およびリアのウインドウに、取り付ける場合もあります。
その役割・効能は、家のベランダに設置するサンシェードと、基本的に同じです。
① 車内の温度上昇を抑える
② ダッシュボードなどの内装を日焼けから守る
② ダッシュボードなどの内装を日焼けから守る
ただ、近年の真夏の猛暑日の熱気は、本当に凄まじいものがあるので ・・・・
サンシェードで車内の温度上昇を抑えられる、といっても、
真夏の青空駐車の過酷さの前では、その効果は微々たるものでしょう。
なので、車でサンシェードを使う意味・効果としては、
① よりもむしろ ② が主眼となるのではないかと思います。
家の窓ガラスのサンシェードは、紫外線からお肌を守るが、
車の窓ガラスのサンシェードは、紫外線から内装を守る。
そういうことではないかと、わたし個人的には思います。
どれを選ぶか
因みに、サンシェードとサンバイザーを混同しないよう、注意が必要です。
サンバイザーは、運転席助手席の上部にある可動式のバイザー(帽子)です。
因みに、納車時点ではサンバイザーは大体ビニール袋で覆われていますが、
あれを納車後もずっと外さず付けたままにしている人も、多いのではないかと思います。
わたしの先代の愛車、4代目フィット e:HEV も、サンバイザーはビニール袋が付いたままの状態で下取りされていきました。
さて、そんなサンシェードを買うとなったとき、どれを選べばよいのでしょうか。
大きく分けて、5つのタイプの商品があると思います。
<立て掛けタイプ>
昭和の頃の昔からある、一般的にポピュラーなサンシェードだと思います。
フロントガラスのところに立て掛けて、しかしそれだけだとサンバイザーは自立できずズリ落ちてしまうので、運転席助手席のサンバイザーで押しつけて、設置完了となります。
昭和の頃の昔からある、一般的にポピュラーなサンシェードだと思います。
フロントガラスのところに立て掛けて、しかしそれだけだとサンバイザーは自立できずズリ落ちてしまうので、運転席助手席のサンバイザーで押しつけて、設置完了となります。
<吸盤吸着タイプ>
赤ちゃんのおしゃぶりのような形状の吸盤で、フロントガラスに吸着させるタイプです。
フロントガラスのところに立て掛けて、吸盤で吸着させて、設置完了です。
サンバイザーによる押し付けは、基本的に必要ありません。
お手軽に設置できて良いと思いますが、吸盤の吸着力が劣化する可能性が、課題です。
わたしも先々代の愛車である 3代目フィット後期モデル(ガソリン)で、このタイプのサンシェードを使っていましたが、吸着力が劣化して脱落したことが何度かありました。
赤ちゃんのおしゃぶりのような形状の吸盤で、フロントガラスに吸着させるタイプです。
フロントガラスのところに立て掛けて、吸盤で吸着させて、設置完了です。
サンバイザーによる押し付けは、基本的に必要ありません。
お手軽に設置できて良いと思いますが、吸盤の吸着力が劣化する可能性が、課題です。
わたしも先々代の愛車である 3代目フィット後期モデル(ガソリン)で、このタイプのサンシェードを使っていましたが、吸着力が劣化して脱落したことが何度かありました。
<ワイヤー張力タイプ>
車種専用設計でフロントガラスの形状にピッタリフィット、的な謳い文句で売られているサンシェードで、↓に紹介する傘タイプがはびこるまでは、このタイプが主流でした。
フロントガラスを左右に2分割するように、円形ないし楕円形状のワイヤーが2つ仕込まれていて、そのワイヤーの張力で上下左右の窓枠を押して突っ張ることで、自らを固定する方式です。
ワイヤーの張力がなかなか強力なので、サンバイザーの押し付けは基本的に不要です。
但し、ワイヤーの張力が強力であるがために、若干の注意点ありと思います(後述)。
車種専用設計でフロントガラスの形状にピッタリフィット、的な謳い文句で売られているサンシェードで、↓に紹介する傘タイプがはびこるまでは、このタイプが主流でした。
フロントガラスを左右に2分割するように、円形ないし楕円形状のワイヤーが2つ仕込まれていて、そのワイヤーの張力で上下左右の窓枠を押して突っ張ることで、自らを固定する方式です。
ワイヤーの張力がなかなか強力なので、サンバイザーの押し付けは基本的に不要です。
但し、ワイヤーの張力が強力であるがために、若干の注意点ありと思います(後述)。
<傘タイプ>
近年は、このタイプのサンシェードが数多く販売されています(詳細は↓で後述)。
近年は、このタイプのサンシェードが数多く販売されています(詳細は↓で後述)。
<マグネット吸着タイプ>
ドアハンドルプロテクターのように、マグネット吸着タイプのサンシェードがあれば良いと思うのですが、わたしが探してみたところでは、フロントガラス用のものは見当たりません。
運転席助手席、後部座席のウィンドウ用のものは、いくつかの商品があるようですが。
フロントウィンドウの窓枠の造りからして、マグネット吸着式は無理なのでしょうか。
ドアハンドルプロテクターのように、マグネット吸着タイプのサンシェードがあれば良いと思うのですが、わたしが探してみたところでは、フロントガラス用のものは見当たりません。
運転席助手席、後部座席のウィンドウ用のものは、いくつかの商品があるようですが。
フロントウィンドウの窓枠の造りからして、マグネット吸着式は無理なのでしょうか。
傘タイプ
ここ数年で、幅を利かせているのが、傘タイプのサンシェードです。
amazon で車のサンシェードを検索すると、数年前まではワイヤー張力タイプが主流でしたが、今では傘タイプが主流となっています。
おそらく、どこかの中華メーカーが着想して商品化されたのではないか、そんな気がします。
アイデアとしてはなかなか面白く、実用性もあると思います。
サンシェードを使用する場合の主な課題は、↑この2つかと思いますが、
傘タイプは、要するに折り畳み傘なわけですから、両方の課題を見事にクリアしています。
その点で素晴らしいアイデア商品だなと思い、わたしも一度は導入を検討しました。
結果的には、2つの理由からわたしは導入を見送りました。
1つ目は、傘の柄の部分で内装が傷付く可能性があるなと思ったことです。
設置したが、立てかけが不十分で、柄がズリっとずれるかもしれず、そのときにダッシュボードまたはナビの付近に傷が付く危険性があることと、万が一落下した場合、センターコンソールのどこかに傷が付く危険性もあると、思いました。
理由の2つ目は、見た目のカッコ悪さです。
YouTube のレビュー動画を見た実際の現物は、amazon の商品写真とは似ても似つかないような、ヨレヨレのシワシワだったので、それを見て導入する意欲は一気に後退しました。
使用感と注意点
傘タイプを見送るとなると、ワイヤー張力タイプか吸盤吸着タイプかということになり、
吸盤吸着タイプのものは、わたしが探したところでは新型 CIVIC 用が見当たらないので、
必然的に、ワイヤー張力タイプのものを注文することとなりました。
新型 CIVIC 用のものを探したところ、まさに百花繚乱の中華メーカーが数多の商品を出しており、それらのどれを買ってもそんなに大差はないように思います。
一応、わたしが買ったのは、LFOTPP というメーカーの、「ホンダ シビック 11代目 FL型 2021年モデル 2021年+ 専用 サンシェード フロントガラス用 サンシェード 日よけ UVカット 日差しカット 車中泊 カスタムパーツ コンパクト収納 収納袋付き 車種専用設計」という長い名前の商品です(笑)
で、今現在も、それを使用しているわけですが ・・・・
ワイヤーの張力が、なかなかに強力であるがための注意点が、あると思っています。
以前の記事「俺の新型 CIVIC e:HEV こんなんなってしもうてん」で書きましたように、
「車内の天井内張り、フロントガラスとの継ぎ目箇所」を傷める危険性があるということです。
他社の車はどうなのか分かりませんが、HONDA 車の場合、車内の天井内張りは、
何だかとてもソフトな素材で出来ていて、手で押すとフワフワと動きます。
ということは、フロントウィンドウの窓枠との継ぎ目に、隙間があるわけです。
そういう造りをしたフロントウィンドウに、ワイヤー張力タイプのサンシェードを、何も考えずに普通に取り付けると、天井内張りとフロントガラスとの隙間に、サンシェードのワイヤーが易々と食い込む結果となります。
さらに言えば、下側の窓枠とダッシュボードは、隙間なく密着した造りになっていると思いますが、そこにも食い込んで傷めてしまう危険性があると思います。
細くてとても強靭なワイヤーなので、その可能性は十分あると思います。
大切な愛車を傷付けたくない観点からすると、それは好ましくない状況です。
納車して約3ヵ月の 7月頃に、そのことに気付きました。
以来、サンシェードを取り付けるときは、ワイヤーの張力は意図的にスカすように立て掛けて、運転席側サンバイザーの押し付けだけで固定するように、注意を払っています。
そんな細かいことばかり気にしてどうすんだ、
と言われるかもしれませんが ・・・・(笑)
e:HEV 固有の注意点
最後に、わたしのシビックは e:HEV なので、ワイヤー張力タイプに限らず、どのタイプのサンシェードを使う場合であっても、注意しないといけない点があります。
もしかしたら、他社のハイブリッド車の場合にも当てはまる注意点かもしれません。
これも実は、8月か9月の割と最近気が付いて、冷や汗をかいたのですが ・・・・
サンシェードを設置していないときに、どこに仕舞っておくか、ということです。
きちんと折り畳んで、車内の然るべき場所に仕舞っておけば問題ないですが、
広げたまま後部座席に放り投げて、そのままにしている人も、多いのではないかと思います。
わたしも、広げたまま後部座席の足下にヒョイと放り投げて、とやっていました。
つまり、↓こういう状態なので、後ろに手を伸ばせばすぐ取り出せて、楽が出来ます。
しかし、8月だったか9月だったかのある日、運転席からふと後ろを振り返ると、
後部座席の下にあるバッテリー冷却風の取り入れ口が、目に入ったのでした。
そのときはたまたま、サンシェードを車から出していたので、普段は覆い隠されていたバッテリー冷却風取り入れ口が目に入って、気付くことが出来たのでした。
ハイブリッド車の高電圧バッテリーの、冷却機能の低下が、いかに危険なことであるか。
いくら何でも、それはわたしでも分かります。
サンシェードの後部座席放り投げによって、バッテリー冷却風の取り入れ口が塞がれて、
その危険な状況になっていたと気付いたときは、流石に焦りました(笑)
2ch の新型シビックスレでも、サンシェードを使わないときは後部座席下に放り投げている、
と書いている方を見かけたことがありました。
その方が乗っているのが、ガソリン車なのか e:HEV なのかは、分かりませんでしたが、
同じような人は多いのではないかと思います。
ハイブリッド車に乗っている人は、その点くれぐれも要注意だと思います。
サンシェードの使用が原因で、車の寿命が縮まったら、悲しいですからね。
以上、何かの参考になりましたら幸いです。
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