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総選挙2017雑感

終わってみれば自民党の圧勝で幕を閉じた、第48回衆議院議員総選挙でした。

開票が行なわれた10月22日、各局の中継で見掛けた安倍首相は決して表情を緩めませんでしたが、自民党は50議席から100議席くらい減らすという予測もあった中(=100議席減は日刊ゲンダイの予測ですがw)、公示前の284議席を維持できたのですから、万々歳の結果でしょう。

次代の日本を背負う若い人たちにとっても、これで今後もうしばらくは、安倍首相の安定政権のもとで、安心して勉学および就職活動に励むことができようというものです。
その意味で、この度の総選挙2017は、平和裏の内に幕を閉じました。



憲法9条改悪阻止だの、安保法制は違憲だの 「いやオレは違憲と言った覚えはない」 だの、果てはモリカケだのアウフヘーベンだのとw、うわべだけのキャッチコピーで数合わせの国盗りゲームに精を出す国会議員のセンセイ方の勝手な都合で、政治が不安定化し、若い人たちの未来が食い物にされてしまう、こんなバカな話があっていい筈がありません。

選挙の直前直後のドタバタを見るにつけ、心底そう思います。
野党のあんな連中に、日本を任せることなんて出来る筈がありません。


すべては前原さんのダイビングで始まった

振り返れば、この度の総選挙2017は、民進党代表・前原さんのダイビングがすべてでした。
個人的には、そう言っても過言ではないと思いますw

あのタイミングでの解散が 「大義なき解散」、「モリカケ疑惑隠し解散」 とマスゴミから一斉に非難され、さらには小池百合子・東京都知事が希望の党を立ち上げ国政に進出してきた状況は、安倍首相にとって厳しい逆風だったことは間違いありません。
裏を返せば、民進党としては、安倍政権陥落の可能性の間隙を突くチャンスでもありました。
あそこでいかにうまく立ち回るか、まさに 「ニュー前原誠司」 の腕の見せどころでした。

しかし、前原さんの取った選択は ・・・・
9月27日、2ch のニュー速+で 「民進党の前原代表、無所属での出馬を表明」 のスレタイを見つけたときは、目を疑いつつも笑ってしまいましたwww

しかもよく見ると、民進党は公認候補を出さず、全員が希望の党の公認で選挙を闘うと ・・・・
これは果たして男の決断といえるのか、甚だ疑問でしたがw、とにかく前原さんは 「どんな手を使ってでも安倍政権を終わらせる」 の一点張りで押し通し、政界の深い闇へとダイビングを敢行していったのでした。

たぶん前原さんは、こういう星の下に生まれてきた人なのでしょう。
2006年の 「偽メール事件」 のときも、同じような感じで代表辞任に追い込まれました。
あれから11年経って、民主党・民進党代表のローテーション人事の順番がようやくまわってきたと思ったら、偽メール事件のとき以上に派手に爆死してしまうとは ・・・・

9月28日の衆議院解散が、前原さんにとっては実に最悪のタイミングでもありました。
もしダイビングを思いとどまり、民進党のまま通常の選挙戦に臨んでいたとしても、惨敗は必至で、代表たる前原さんの引責辞任はどの道避けられなかった可能性は高かったと思います。

9月1日に民進党の新代表に就任してから、わずか2ヵ月。
お気の毒としか言いようがありません。


「排除いたします」 発言で希望の党は失速

前原さんのダイビング敢行によって、希望の党の陣容が一気に膨れ上がり、状況は一変。
世論調査の結果でも希望の党への期待は少なくなく、そこへさらに小池さんのポピュリズムパワーが重なれば、まさかの政権交代もありうるか?
そんな雲行きに日本中がにわかに包まれました。

その意味で、我々としては非常にヤキモキさせられた、解散から公示までの期間でした。
小池さんがもし、批判を恐れず出馬に踏み切っていたら、自公で過半数のラインも危なかった可能性もあったと思います。

しかし、9月29日、運命の都知事定例記者会見。
「排除いたします(←満面の笑みで)」 の小池さん発言がきっかけで、希望の党は失速。
巷間ではそのように言われています。
確かにあれも一因だったかもしれませんが、それ以上に、元民主の議員らが多数集結している有様が有権者から嫌われたことの方が、大きかったのではないでしょうか。

そもそも、細野さんら元民主の議員を除けば、あとは全員素人同然の候補ばかりです。
普通に考えれば、そんな希望の党に期待なんて出来るワケがありません。
いずれにしても、希望の党はあっという間に支持を失い、我々としてはホッと胸を撫で下ろして、10月10日の選挙公示日を迎えたのでした。

・・・・ そしたら、何でしょう?
立憲民主党のブームが巻き起こっている? ・・・・ (*`・ ω´・) ????


立憲民主党の大躍進に違和感と恐怖を覚える

10月2日に立憲民主党の立ち上げを表明した枝野さんの表情には、悲壮感が漂っていました。

希望の党から 「排除」 された仲間の面倒をみないといけない。
そんな責任感で立ち上がったことが、手に取るように分かりました。
その意味で、(元民主の罪云々はさておいて)枝野さんは偉いと思いました。
希望の党に逃げた人間らに比べたら、応援してあげたい気持ちになったことは確かでした。

しかし、その後の選挙戦での立憲民主党の大躍進 ・・・・ (*`・ ω´・) ????

正直、自分にはまったく理解できません。
「筋を通した」 と盛んにアピールしてるようですが、枝野さんも含めてみなさん一度は、前原さんのダイビングを全会一致で後押ししたんですよね?(笑)

新宿駅前での街頭演説に8,000人だかが集まって、大 「枝野コール(エダノンコール)」 が巻き起こったとか、そういうのを見ていると、非常に不安になります。
たぶん彼らのほとんどが無党派層ではないかと思いますが、自分ら、気は確かかと?
民主党政権のトラウマをもう忘れたのかよと?

希望の党の一難が去って、また一難。

今の枝野さんは、一時期の共産党の志位委員長みたいに、顔つきがホルホルしています(笑)
「数合わせの論理に与した瞬間に支持を失う」 と言って希望や民進との合流に慎重姿勢を示したりするなど、今のところは優等生路線で行く構えを見せています。
週刊誌でスキャンダルが報じられた翌日に、党員資格無期限停止の処分も、早い早いw

でもいずれそのうち、立憲民主党のメッキは剥がれ、元民主の地金が露わになる筈です。
そして、100% 確実なこととして、今から予言できることがあります。
次の総選挙のときが来たら、ほぼほぼ元民進に乗っ取られつつある希望の党、民進党、そして立憲民主党、この3党は必ず、選挙の直前に再び合体する。
それだけは絶対に間違いありません。


元民主の人間の最低さ加減をその目に焼き付けろ

今は優等生ぶっている立憲民主党のメッキは、いずれ剥がれる。
そして、次の総選挙の直前になったら、元民主勢は再び野合に走る。
そのように断言できる証拠を、選挙が終わった傍から、彼らは早速見せてくれています。

希望の党に移籍して比例復活で当選した元民進(元民主)のセンセイ方が、10月25日に行なわれた希望の党の両院議員懇談会で、反乱を起こし、大暴れしたそうです。

『血が流れる、ではなく、血しぶきが舞い散る選挙だった』
『仲間がこれだけ死んでいるのだから(小池代表は)責任を取るべきだ』


というような恨みつらみをぶちまけて、小池さんの責任を追求したのだそうです。
聞くところによれば、『民進党のまま闘っていたら当選していた』 とまで言ってのけている落選議員もいるそうですがw

挙句の果てには、25日の両院議員懇談会後の記者会見。
樽床伸二代表代行(=もちろん元民主の人間)は、↓こう明言したそうです。

『政策協定書の中身は民進党の考え方と齟齬がないことを懇談会で確認した』

つまり、希望の党に移ってからも我々元民主勢は、『違憲の安保法制の撤廃を求める』 の路線で活動していくことを表明したということです。

希望の党に移籍した元民進勢は、要するに元民主です。
なので、ある面では、それほど驚くには値しません。
けれど、実際に本当にこういうことをやってくるとは思わなかった(笑)
掌返しの掌返し、をやったわけですからね。

選挙が行われるキッカリ直前と直後に、それまでの主義主張(=安保法制の撤廃、憲法改悪反対)を180度掌返しして、希望の党に逃げ込んだ。
そして、当選して命拾いしたら、再び掌返しをして元の主張に戻りやがった。
こんな卑怯な真似を、国民が見ている目の前で本当にやってくるとは思わなかった。

こんなやつらが、お友達政治がどうのとか、安倍首相を偉そうに批判する資格があるか?
あるわけがない。
国会議員である資格すらないよあいつらは。


そして自民党は今日も日本の安全と安心を守る

25日の両院議員懇談会で、元民主勢からの吊し上げ攻撃を聞いていた小池さんも、さすがにそのうちキレたのか、「ハハハ」 と笑い飛ばして↓のように奴らに言い返したのだそうです。

民進党はこうやっていたんだと客観的に拝見した。
自民党の知恵は、もめにもめ、議論し、決めたら従うんですよ。
これまでのあなたがたの議論をみると、そうではないですよね。

「わたしが拾ってあげなかったらアナタたちみんな、今ここにはいられないのよ」
とも言ってくれていたら、最高だったのですが(笑)
小池さんは正直好きではないけど、元民主勢との場外バトルについては応援する。

前原さんのダイビング、小池さんの排除発言、瓢箪から駒の立憲民主党ブーム、選挙後の希望の党の内紛(=元民主勢の反乱)など、この度の総選挙2017は、これまで以上に野党のみなさんがある意味楽しませてくれました。

そんな野党のドタバタを尻目に、自民党は今日も粛々と、責任政党の努めを果たします。
この選挙戦の街頭演説で、安倍首相が終始訴え続けた通りです。
国民の命と幸せな暮らしを守り、子どもたちの未来を切り開くのは、誰なのか?

野党のママゴトに付き合っているほど、政権与党である自民党はヒマではありません。
モリカケをまだやるぞ、と野党が言ってきたら、小川榮太郎さんの書いた本、
「徹底検証 森友・加計事件 - 朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪」
を上から下まで熟読しろと、一蹴してやればよい。
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Windows 10 はやっぱり Windows 10 でした(笑)

2017/12/24 追記

以下のブログ記事の中に書いてあります 「disk I/O 100%」 の件は、
Windows 10 の問題ではなく、SSD の老朽化が原因であることが分かりました。

(詳細は、こちらの記事を参照してください
ここに訂正してお詫びいたします。


先日の10月17日、「進化する史上最高の Windows(笑)」 Windows 10 RS3(Fall Creators Update)が公開され、自分も早速入れてみた。

その結果、RS3 アップデートは全体的にとてもいい感じで、ずっと悩まされてきた disk I/O 100% 病も改善された、とポジティブな評価記事を書いた(過去記事参照方)。
が、その後使っているうち、Windows 10 の出来の悪さは未だ健在であることが分かった。



OS が起動した後、ロック画面でパスワード入力を2回やらないとログイン出来ない。
これがまず、RS3 アップデート後の自分の環境で見つかっている大きな問題だ。
今までは、OS 起動後のロック画面でパスワードを入力すれば、直ちにログインできた。
っつーか、それが普通なんですけどね(笑)

RS3 アップデート後は、パスワードを入力してもロック画面に戻ってしまい、そのままずっと待っていてもダメで、もう一回パスワードを入れないとログインできない。
(スリープからの復帰時は、パスワード1回入力でロック解除可能で、こちらは問題なし)

何というお粗末なバグかと呆れるしかないが、これについては、近いうちに Windows Update で改修される筈なので、それまで待つとする。
問題は、RS3 アップデートでようやく治ったかと思われた、disk I/O 100% 問題だ。


disk I/O 100% セミフリーズ問題はまだ治っていなかった ・・・・

昨年8月に Windows 10 の使用を開始したときから、ずっと悩まされ続けた disk I/O 100% セミフリーズ問題が、RS3 アップデートでやっと改善された、自分はそう思った。
RS3 を入れて、少し触ってみた結果、そのときは明らかに改善の様子が見て取れた。

ただ、全く皆無になったわけではなく、Windows Update とストアアプリのアップデートの実行時に発症するのは相変わらずのようだったが、そこは仕方ないものと割り切って、普段使いのときに以前より症状が劇的に改善されている(ように思われた)ことを、自分は諸手を挙げて歓迎し、前回の記事を書いた

・・・・ と思っていたのだが、「RS3 アップデートで disk I/O 100% 問題に終止符が打たれた」 と結論付けるのは、時期尚早であることが分かった。
昨日、Windows Update でもストアアプリのアップデートでもない普段使いのときに、ものの見事に発症してしまいました(笑)

昨日の夕方、スリープ状態で寝かせてあった PC の電源を入れ、スリープから復帰。
ロック画面が解除された後、Norton Internet Security のライブアップデートを実行し、その完了を待つ間に Outlook 2013 を起動した。
自分がやったことはそれだけで、何の特別な変わった操作をしたわけではない。

その後の経過は、以下の通りである。

Norton のライブアップデートで、2~3MB 程度の更新をダウンロード、インストール開始。
それのインストール完了にけっこうな時間がかかり、Drives Meter のガジェットを見ると、システムドライブの disk I/O が 100% に張り付いている。
ここから、例の症状が発症開始。

3分ほど待っても、ライブアップデートは終わる気配なし。
しびれを切らして、メールの確認をしようと思い、Outlook を起動。
タスクバーにピン止めしてあった Outlook のアイコンを、クリックした。
が、何の反応もなし。
2~3分ほど待っても、反応なし。

5分以上ほど経った頃だったか、何やらエラーメッセージが表示された。
「既に別プロセスの Outlook が起動中なので、起動できません」
そんな感じのエラーメッセージダイアログが、3つほど表示されている。
起動しても反応がないので、タスクバーアイコンを連打したせいかもしれない。
「Operation failed ....」 的な英文メッセージのダイアログも、1個表示されている。

最終的に 「Outlook を起動できません」 の正式なエラーメッセージダイアログが表示されたのは、アイコンをクリックしてから20分ほど経ったときだった。
そんなこんなで Outlook は起動に失敗(←自分がアイコンを連打した責任も多少あるかもだが)。

Outlook の起動を待つ約20分間、指を咥えて待っていたわけではない。
その間、タスクバーの他のアイコン、Word、Excel、IE11、Edge をクリックした。
明らかな異常事態なので、他のソフトがちゃんと起動するかどうか確認するためだ。
が、やはり反応がない。

十数秒くらい経ったとき、Edge が起動。
しかし、剃り込み付き e アイコン画面のまま、起動完了までに異常に時間がかかった。

数分後、Word 2013 のスプラッシュスクリーンが出現。
が、その状態のまま、また数分間待たされる。
そのうち Word が起動完了するも、「既存のファイルを開くことが出来ません」 か何か、変なエラーメッセージが出ている。
タスクバーアイコンをクリックしてから、約5分経過後、Excel 2013 がやっと起動完了。
起動した Word、Excel のウィンドウを終了させようとしたが、「(応答なし)」 の状態になり、数分ほど待ってからようやく終了した。

その間ずっと、システムドライブの disk I/O は 100% のまま。
IE11 は結局、起動しませんでした(笑)

他のあらゆるソフトの起動をかけても、同様の異常事態に見舞われた。
埒があかないので、PC を再起動。
これが、何と30分かかりました(笑)
「再起動中です」 でプログレスリングがクルクル回る画面のまま、30分待ちました(笑)

やっと再起動したと思ったら、その後の挙動もおかしかった。
Outlook のデータの無事を確認すべく、Outlook を起動したところ、画面は起動したものの、何をしようとしても 「(応答なし)」 になって、全く操作ができない。
そんなこんなの状態でまた、延々待たされた。
10分くらい待った時点で、システムドライブ以外のデータドライブのアクセスが無いことを確認したうえで、PC をリセット。

PC 再起動後、依然として動作が超モッサリで、まだ挙動がおかしい。
メモ帳でテキストファイルを開こうとすると、起動に数分、終了しようとしたらまた 「(応答なし)」 になって数分経ってやっと終了する。
エクスプローラーを起動するのにも、数分かかる有様だった。
OS を2回再起動してもこんなことになるなんて、ほんとに大丈夫か? Windows 10 は。

こんなクソ OS に毎日付き合わされて、イライラばっかりしたくない。
実生活にも悪影響が及ぶから、マジで。
心が荒んで、エロ本買いに行きたくなるわ(笑)


Windows 10 は土台の作りに根本的問題がある OS だ

昨日勃発した異常事態から何とか抜け出せた今は、落ち着きを取り戻している。
こうして普通に使えている分には、普段使用時の disk I/O 100% の発生は、RS2 のときよりも明らかに改善されているように思える。

しかし、OS 内部のどこかで一寸ボタンの掛け違えが起きると、問題が顕になる。
↑に書いたような壮絶な阿鼻叫喚地獄に陥ってしまう。

PC をスリープから復帰させて、ウイルスソフトのアップデートをかけた。
これだけで、システムドライブの使用率が 100% になり、ソフトが起動できなくなる。
これが不具合でなくて一体何だというのか?

更新プログラム「KB3194496」の不具合に振り回される Windows 10 ユーザー - 阿久津良和のWindows Weekly Report
http://news.mynavi.jp/articles/2016/10/11/windows10report/

筆者の推測に過ぎないが、今回のトラブルは KB3194496 ではなく、Windows 10 自身に根本的な問題があるのではないだろうか。各所に空いた穴を補強してきたが、土台となる柱の1つに亀裂が入って今回の問題を引き起こしたように感じるのである。

その筋の IT プロフェッショナルも↑こう指摘しているように、Windows 10 は土台の作りのどこかに根本的な問題が潜んだ OS なのではないか。
自分のような素人の一般ユーザーから見ても、実際に使っていてそう思う。

Android や iOS に対抗することに躍起になって、新機能の追加追加で OS にどんどん手を入れていっているうちに、開発メンバーの誰も把握しきれない根の深い潜在不具合が入り込んでしまった、そんな状況に陥っているのではないかと想像する。
いずれにしても、RS3 アップデートで幾分かは改善の兆しが見えていることは確かなので、今後の Windows 10 の行方を根気強く見守りたいと思う。
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Windows 10 RS3(Fall Creators Update)を入れてみました

2017/12/24 追記

以下のブログ記事の中に書いてあります 「disk I/O 100%」 の件は、
Windows 10 の問題ではなく、SSD の老朽化が原因であることが分かりました。

(詳細は、こちらの記事を参照してください
ここに訂正してお詫びいたします。


自分のメイン PC には現在、Windows 10 Pro がインストールされている。
元々は Windows 8.1 がプリインストールされていて、それで特に不満はなかったのだが、Windows ストアや UWP の状況をウォッチングしたいと思い、10 の使用を開始した。

まずは、昨年8月に Anniversary Update(RS1)のライセンスを購入、クリーンインストールしたのだが、そのあまりの品質の悪さに絶句したw
過去に使用してきた歴代の Windows に比べて、明らかに出来が悪かった。
今年4月に出た Creators Update(RS2)に上書きアップデートしても、状況は改善されず、不満は鬱積する一方となっていた(過去記事参照方)。



Windows 10 の何がそんなに不満なのか、挙げればきりがない。
フォントの汚さ、アイコンのカッチョ悪さ。
ストアの起動が不安定なバグが、Windows Update で治ったと思ったら、また復活する。

USB スピーカー(Olasonic TW-S7)の動作も非常に不安定で、OS 起動時にボリュームが勝手にデカくなったり、最悪音が出なくなる現象も頻発する。
新しいソフトのインストールや、OS の設定変更などは何もしていないのに、Windows Update によってそういう問題が起きるようになるということだ。

あるいは、タスクバーアイコンを右クリックしても、ジャンプリストが表示されない。
ジャンプリストから起動をかけたのに、いつまで待ってもソフトが起動せず、あれおかしいな? と思って再度やり直したらその途端に起動する、なんていうこともあった。
話にならない、お粗末なバグだと言うしかない。

Windows 10 を使っていると、そんなこんなの多くの問題で悩まされる。


Google の新デスクトップ OS に早く乗り換えたい、と思っていた

そして、自分が Windows 10 に対して抱いていた最大の不満が、disk I/O 100% 問題だ。

一体何の処理をしているのか知らないが、システムドライブ(SSD)の disk I/O が 100% になり、その間、セミフリーズ状態に陥って実質何も作業ができなくなる。
ブラウザでネットを見る、メモ帳等で文字を入力する、OneNote のページを切り替える。
スタートメニューを開いたり、「設定」アプリを開くなど、OS の操作をする場合も同様だ。
disk I/O 100% が発症している間は、動きが超モッサリになって、実質何も出来なくなる。

何も出来なくなると言ったら、本当に何も出来なくなる。
それはもう、マジで本当のことだったんです(笑)

この問題について、ネットの情報では 「自動メンテナンス機能を無効にすればよい」 で FA となっているようだが、自分はそれが原因ではないと思っている。
disk I/O 100% でセミフリーズする現象は、OS の起動直後、Windows Update の実行中、ストアアプリのアップデート実行中に必ず発生する他、それ以外の任意のタイミングで発生する。
Windows 10 の作りに何らかの根本的問題があったからだと、自分は思っている。

今後、RS3 だの RS4 だのとアップデートを繰り返したところで、Windows 10 のこの低品質が改善されることはおそらくないだろう、実際に使っていてそれを肌で感じていた。
改善どころか、アップデートによって新たなバグが入れ込まれることになるのは間違いないw
「進化する史上最高の Windows」 どころか、「人類の生産性を下げるクソ OS」 じゃねえか。
こんなことに、人生の貴重な時間を費やすのはもったいない。

・・・・ 等々と、最近はそんな風にまで思って、Google が Windows 互換のデスクトップ OS を早く出してくれないかなと、本気でそう考え始めていたところだった。


しかし一応、Windows 10 RS3 にアップデートしてみたら ・・・・

そう言いつつ、2017年10月17日、Windows 10 RS3(Fall Creators Update)の公開当日になると、PC オタクの血が騒ぎ、スルーを決め込むことは出来なかったw

どの道 Windows Update で RS3 アップデートは強制執行されるので、それまで待てば良かったのだが、公開翌日の夜にアップデートアシスタントで自前アップデートを行なった。
ダウンロード完了後、アップデート進捗が 70%~80% 辺りだったかまでは順調に進んだ。
そこから延々と時間がかかったので、そのまま布団に入り、翌朝にアップデート完了。

(´・ω・`)

結論から言うと、RS3 で Windows 10 は、そこそこ生まれ変わった。
自分はそのように評価したい。

RS3 アップデート後、アプリの起動や処理が全体的に早くなっていることがすぐ体感できた。
例えば、Chrome ブラウザでのブラウジングが、笑ってしまうほどめっちゃ早くなったw
ストアの起動も、以前のように紙袋アイコンのままいつまで待っても起動しないなんていうことはなく、めっちゃ早く起動するようになった。
RS2 時代は問題ありだった JPG 画像のサムネイル表示の件も、改善されている。

一方、システムフォントは游ゴシックのままで、アイコンがカッチョ悪いのも相変わらずだ。
見た目の外観(UX)については、残念ながら劇的な改善は見られない。
しかし、そんな中にも、MS なりの小さな努力が試みられている様子はうかがえる。
例えば、デスクトップ右下に表示される通知ウィンドウに、微妙に手が加えられている。
RS2 の場合(上)と RS3 の場合(下)を見比べると、ウィンドウ枠内に表示される通知メッセージの配置のバランスがいい具合に調整されている。





スタートメニューも、Fluent Design が適用されたことによるものか、RS2 のときよりも心なしか見た目が変わっているように思える。
そんなの、どうでもいい些細なことだと思う人もいるかもしれないが、「見た目が雑なソフトウェアは中身も大抵ろくな出来ではない」 が持論である自分としては、こうした修正が行なわれる方向に Windows 10 がようやく向かい始めたことを歓迎したい。


disk I/O 100% 病も改善された!

そして今回の RS3 アップデートで、disk I/O 100% 問題が大幅に解消された。
これは正直、嬉しい誤算だった。

現時点で確認したところでは、ストアアプリのアップデート実行中は、動きが緩慢になったりウィンドウが 「応答なし」 になるのは相変わらずで、Windows Update の実行中もたぶん同じだろうということで、まだ完全には治っていないようではある。

が、起動直後およびスリープからの復帰時の発生が大幅に緩和されたのと、何もしていないアイドル状態のときの発生も今のところなさげな感じだ。
RS2 のときは、デスクトップに置いてあるガジェット(Drives Meter)を見ると、システムドライブの disk I/O を示す赤い線のグラフが大体いつも 100% に張り付いていたが、RS3 にアップデートした今は赤い線はまったく落ち着いている。
長い間悩まされ続けたこの問題にようやく終止符が打たれることを、諸手を挙げて歓迎したい。

RS3 アップデートで、Windows 10 は全体として非常にいい感じに生まれ変わった。
見た目のショボさと、Edge ブラウザの使用感がまだまだ改善の余地ありなどの課題はあるが、それらを除けば、今のところは非常に快適に使用できるようになっている。
disk I/O 100% 問題が改善されたこと、返す返すもこれが非常に大きい。

この調子でいけば、フォントやアイコンが汚いのも、いずれ改善が期待できそうな雲行きになっていくのではないか。
念のため断っておくが、自分は MS に金を積まれて心変わりしたのではないw

Windows 10 に対して、このブログでさんざん悪態をついてきたが、今後は改心できそうだw
MS がアピールする 「史上最高の Windows」 とはまだ言い難いが、そこを目指しての MS の尽力を温かく見守りたいという気持ちになっている。
今後の Windows 10 アップデートを楽しみに待ちたい。
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