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新型 CIVIC e:HEV 綺麗に乗りたい(ハンドルカバー編)

ようやく花粉と黄砂が落ち着いてきた、今日この頃。
と思ったのも束の間、庭先でいつの間にか、ツバメの編隊飛行を見かけるようになりました。
我々車乗りとしては、糞害が気になるところです。

ツバメは幸せを運ぶ鳥だから、ボンネットを糞で直撃されても、純水で笑って洗い流そう。
でも、どうかうちの庭先には巣を作らないでおくれと、願いつつ、
今日は、綺麗に乗りたいの 「ハンドルカバー編」 ということで、お話したいと思います。



(目次)
・ハンドルカバーの必要性
・どれを選ぶか
・なぜあんなにも固くて取り付け難いのか
・縫い付けタイプ、左右セパレートタイプ
・使用感


ハンドルカバーの必要性

車は、ガレージに置き飾って鑑賞し、自己満悦に浸るためのものではありません。
運転して移動することが出来てこそナンボのものです。
運転するということは、運転席でハンドルを操作しないといけません。
高速道路を ACC で定速走行しているときも、ハンドルを握れと常に警告が出ます。

つまり、車の中でドライバーが触れて汚れる可能性が最も高い部位、それがハンドルです。
ドライバーのケツで常に圧迫される運転席シートも、なかなかに過酷な状況ですがw、
掌や指先の脂や雑菌が付着して汚れるハンドルに比べれば、幾分マシに思えます。

そんなハンドルを汚れから保護するためのアイテムが、ハンドルカバーです。
例によって、車の汚れは気にしない人にとって、ハンドルカバーは無用の長物かもしれません。

しかし、手の脂成分が付いて汚れるという点で、他の部位の汚れとは一味違うと思います。
何の手入れもせず放置していると、表面が劣化して白くヒビ割れたりすることがあります。
将来下取りに出したとき、次のオーナーに気持ちよく乗ってもらうためにも、車のハンドルは綺麗且つ清潔に保っておく、そのためにハンドルカバーが役立ちます。

もう1つ、ハンドルカバーは、ハンドル操作時のグリップを改善させるメリットがあります。
夏場など特に、掌が汗ばんで滑ってハンドル操作を誤り、事故に繋がる危険性も考えられますが、好適な素材のハンドルカバーを付けることでそれを防止できます。


どれを選ぶか

ということでわたしも、前に乗っていた 4代目フィット e:HEV のときからハンドルカバーを装着していたわけですが、いざハンドルカバーを買おうと思ってカーショップに行くと、たくさんの商品が陳列されていて、選ぶのに困ってしまいます。

amazon で注文するときもそれは同様で、特に、中華製品が幅を利かせるようになった近年は、粗悪品かどうかを見極めるための余計な手間が増えて、困ったことだと思います。。。

とはいえ、大切な車のハンドル保護のために、商品をどれか1つ選ばないといけません。
選ぶ際の基準としては、以下のような項目が考えられるでしょうか。

①日本製かどうか
②デザイン
③素材
④装着のし易さ

①「生産はどのみち中国なんだろうけど、日本メーカーの製品にこだわりたい。」
②「毎日乗る車だから、なるべくカッコいいデザインのものを選びたい。」
③「本革素材の高級品にすれば長持ちすることが期待できそうだ。」

・・・・ 等々、人によってさまざまな選定基準があろうかとは思いますが、
わたし個人的には、④ が駄目だったら全てがブチ壊しになる、そう考えます。
ハンドルカバーを選ぶ際にわたしが最も重視するのは ④ です。


なぜあんなにも固くて取り付け難いのか

ハンドルカバーは、どれだけ装着し易いかが全てであり、他の要素は(さほど)どうでも良い。
というのがわたしのポリシーなのですが、これは、前に乗っていた 4代目フィット e:HEV モデルにハンドルカバーを取り付けた際の、苦い経験に基づいています。

オートバックスでごく普通のハンドルカバー(数千円)を買い、それを取り付けたわけですが、
完了までにかれこれ小一時間くらい、悪戦苦闘・奮闘努力せねばなりませんでした。
何がって、とにかく非常に固くて取り付け難くてですね。。。

もうちょっと伸び縮みしてくれれば良いのに、フルパワーで引っ張ってもびくともせず。
本当に取り付け可能なのか不安になって、サイズを間違えてないか何度も確認しました(笑)。
取り付け方のコツでもあるのではと、YouTube で検索してみたりもしました。

結局は力技に頼るしかなく、時間をかけて繰り返し、少しずつ引っ張ってようやく取り付け出来たのですが、そのときに 「こんなに力を加えて、ステアリング周りが傷んでしまわないか?」 という懸念を強く思った次第です。
車はそんなにヤワな作りにはなってないのでしょうけど、それが不安になってしまうくらいの強烈な力を込めて引っ張らないと、取り付けできませんでした。

わたしが買ってきたハンドルカバーがたまたま固かっただけかも、とも思いましたが、YouTube を見ると、「ハンドルカバーを取り付けるとき、運転席に座った態勢だと力が入らない、運転席ドアを開けて外に立った態勢で作業すれば体重をかけて力を入れ易くなり、簡単に取り付けられる」 といったハウツー動画がいくつも公開されていることから分かるように、世の中で売られているハンドルカバーの多くは、固くて取り付けし難いものばかりであろうと思われます。

もちろん、わたしがハンドルカバーを取り付けた際も、運転席の外に立って行ないました。
その態勢で長時間作業したおかげで、腰も痛くなって大変でしたあのときは、ええ。




縫い付けタイプ、左右セパレートタイプ

4代目フィット e:HEV モデルにハンドルカバーを取り付けた際の、あの苦い教訓があったので、新型 CIVIC e:HEV の納車にあたっては、オートバックスに行ってそこにあるものを買って帰るのでなく、事前に入念な下調べを行ないました。
その結果、ハンドルカバーにも様々なタイプの製品があることを知りました。

1つは、縫い付けタイプのハンドルカバー。
裁縫セットの針と糸が同梱されていて、自分で縫い付けて取り付けるのですが、何しろ小学校の家庭科の授業以来の裁縫なので、上手くできる自信が持てず、縫い付けタイプは見送りました。



もう1つは、ハンドルの全体を覆うのでなく、ドライバーが握る左右のサイドのみに取り付けるセパレートタイプのハンドルカバー(ステアリンググリップ)。
これなら一瞬で取り付けが出来る、なかなかのアイデア商品ではないかと思って購入を検討しましたが、「脱落することがある」 というレビューが出ている商品をちらほら見かけたため、これも見送りとしました。



となると、ハンドル全体をスッポリ覆う従来タイプのハンドルカバーの中から選ぶしかないわけですが、あのような固くて取り付け難いハンドルカバーで苦労するのは、二度と御免でした。
ある程度伸び縮みする素材で出来ていて、簡単に装着・取り外しが可能なハンドルカバー。
ステアリング周りの傷み防止の観点からも、これが絶対条件でした。

しかし悩ましいことに、その辺りのことが商品説明またはレビューに書かれているものは、どんなに探しても見当たらず、候補探しは難航を極めました。


使用感

結局、amazon を数日間さすらった挙句、最終的にチョイスしたのは、「ホンダ ステアリングカバー ハンドルカバー インスパイア N-BOX CR-V ヴェゼル フリード ジェイド フィット シビック グレイス オデッセイ N-WGN エリシオン ステップワゴン フリード 本革 内装品 高級 牛革 専車ロゴ スエード+本革 メッシュデザイン 38CM(Mサイズ)」 という、何ともまとまりのない商品名の(笑)ハンドルカバーでした。



商品説明の画像の中に、「ゴムインナー採用で異臭なし」 のキャプション付きで、カバーの内側面がペロリとめくられた1枚が目に留まり、それが決め手となりました。
中華製品なので詐欺のリスクもあるけれど(笑)、この画像がもし本当なら、これだけグニャリとめくれるのなら、簡単に取り付けできる筈だと思い、一か八か注文してみました。
HONDA ロゴがあしらわれたデザインも、悪くはなさそうでした。

果たして、届いた商品を開封するや強烈なゴムの異臭が鼻を突き、その時点で 「ゴムインナー採用で異臭なし」 の説明は嘘だったわけですが(笑)、しかしながら、適度に伸縮する素材で作られたカバー本体は、運転席に座った態勢で、ものの数分で簡単に取り付けできました。
12時の位置の 「H」 マークと 6時の位置の 「HONDA」 ロゴの垂直位置が微妙にずれていたり(笑)、スエード素材の部分が早く傷んできそうだなとか、突っ込みどころはあるものの、グリップ自体は申し分なく、緩くてずれることもなく、使用感は何ら問題ありません。

何より、期初の目的だった 「取り付けし易いハンドルカバー」 を無事に見つけることができて、良かったと思っています。
この商品、ホンダだけでなく、トヨタ、スズキ、スバルなど各メーカーのロゴ付きのものが取り揃えられており、地味にお勧めのハンドルカバーです。


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新型 CIVIC e:HEV 綺麗に乗りたい(ドアハンドルプロテクター編)

新型 CIVIC e:HEV に乗り始めてもうすぐ二ヵ月、走行距離も 2,500km が目前となりました。
もうそろそろ、一ヵ月無料点検を受けにディーラーへ行かないといけません。。。

思えば、3月末の納車を待っている間は、いかに汚さず傷付けず、丁寧に乗るか、そのためのアイテムを研究し、amazon で注文して事前に準備する作業に余念がありませんでした。
あれはあれで、無限に夢が広がる、楽しい時期でした(笑)
今日は、そんなアイテムの1つである「ドアハンドルプロテクター」についてのお話です。



(目次)
・ドアハンドルプロテクター
・メリット、デメリット
・マグネット吸着タイプ
・使用感と注意点


ドアハンドルプロテクター

ドアハンドルプロテクターは、ドアハンドル内側の凹み個所に取り付けるアイテムです。
プロテクターという名が示す通り、取り付けた個所の塗装表面を保護する役目を果たします。
より具体的には、ドアハンドル内側の凹み個所の塗装表面に、指の爪による引っ掻き傷が付くのを防止します(=ドアハンドルプロテクターが身代わりとなって引っ掻き傷を受け止める)。

そんなものが必要なのかと、思う人もいるかもしれません。
車の汚れは気にしないという達観主義の人には、そもそも不要でしょう。
車に乗る際のドアハンドルの触り方、持ち方に注意すれば傷なんか付くことはない、
そう思う人もいるかもしれません。




確かに、ドアハンドルを引く際の持ち方に気を付けることで、爪の引っ掻き傷がつくのを防止することは可能です(↑の写真上のように、人差し指と親指で輪っかを作って掴む)。
ただ、普通はそういうことにはあまり気を使わず、ドアハンドルの上側から親指以外の4本指を差し込んで、ドアを引き、車に乗り込むと思います(↑の写真下)。
指をドアハンドルの上側から差し込む、そのときに、爪が当たって傷が付きます。
これはどんなに気を付けていても、100% の回避は難しいと思います(↓の写真)。



爪が当たって傷が付くといっても、ボディを擦ったりぶつけたりして付くような大きな傷ではなく、顔を近付けて見てようやく分かる程度の軽度の傷ではあります。
しかし、洗車傷よりは目立つ傷だと思いますし、傷は傷であることに変わりありません。

ということで、我々のような「車に綺麗に乗りたいマン」にとって、
ドアハンドルプロテクターは必須のアイテムです。


メリット、デメリット

わたしが最初の車(3代目フィットガソリンモデル)に乗っていたときは、ドアハンドルプロテクターは使用しませんでした(そういうものがあること自体を知らなかった)。

しかしある日、洗車後の拭き上げをしていて、運転席のドアハンドルの凹み個所(ドアカップ)に、幾筋もの引っ掻き傷が付いていることに気付きました。
あ、これは爪が当たって出来た傷だなと、見てすぐに分かりました。

それを教訓として、4代目フィット e:HEV に乗り換えた際は、透明フィルムを貼り付けるタイプのドアハンドルプロテクションフィルムを、最初からオプションでつけてもらいました。
それ以降は、ドアカップに爪の引っ掻き傷が付く心配からは解放されたわけですが、

但し、必ずしも良いことばかりでは無いように思います。
虚心坦懐に、いろんなことを総合的に考えると、ドアハンドルプロテクターを取り付けることのメリット/デメリットとしては、以下のようにまとめることができるでしょうか。

<メリット>
メリットについては、極めて明解、はっきりしています。
ドアカップ塗装面に爪で引っ掻き傷が付くのを防げること(そもそもの目的)。
もう1つ、サイズおよびデザインを上手くチョイスすれば、外観のドレスアップにもなります。

<デメリット>
一方、デメリットとしては、
①元々付いていない異物を取り付けることで、そもそもの見た目が変わる
②サイズおよびデザインを上手くチョイスしないと、見た目が恰好悪くなる
③取り付けた境界部分に汚れが集まり、黒スジなどが形成され、見た目が汚くなる(←実体験)

以上は見た目がどうこうという話なので、どうでもいいっちゃあどうでもいいことですが、
もう1つ、塗装面に影響を及ぼす可能性があることも要注意ではないかと思います。
貼り付けるタイプのものだと、塗装面に粘着成分のネバネバが付着することが考えられます。
(だからどうなんだと言われると、困ってしまいますがw)


マグネット吸着タイプ

この度、新型 CIVIC e:HEV を納車するにあたり、ドアハンドルプロテクターについても入念に検討し、4代目フィット e:HEV のときと同様に、純正のドアハンドルプロテクションフィルムを最初から付けてもらうことも考えました。

ただ、↑のデメリットの ③(=貼り付けた境界部分でネバネバ成分が汚れを呼び寄せ、見た目が少々汚らしくなる)の他に、純正アクセサリーの公式サイトの説明に「ボディーコートの施工前に装着してください」と書いてあったのが気になりました。
つまり、ドアハンドルプロテクションフィルムを貼った部分はコーディング未施工状態になる?
貼ったきりで剥がさないなら別にいいのかもしれないけど、それってどうなの?

・・・・ と、悩みに悩んでいたところで、

最近はマグネット方式のドアハンドルプロテクターなるものがあることを知りました。
ドアカップに貼り付けるのではなく、マグネットで吸着させて取り付けるタイプです。
この方式だと、容易に取り外せるので、↑のデメリットが消えてなくなります。
(付けてカッコ悪かったら外せばよく、汚れたら外して洗えばよい)

マグネット方式の心配事としては、粗悪品の場合、マグネットの吸着力が弱くて使い物にならない(脱落する)可能性がある、ということが考えられます。
また、貼り付け方式のように粘着成分が付くことはありませんが、塗装面を上から覆うことに変わりはないので、何らかの影響を塗装面に発生させる可能性もゼロではないと思われます。


使用感と注意点

以上のようなことを様々に検討した結果、Magi's Gift のマグネット方式ドアハンドルプロテクター(長さ10cm x 幅10cm x 0.1cm厚)に目を付け、amazon で注文し、新型 CIVIC e:HEV の納車当日に即取り付けました。

商品が届いた時点では、完全に平べったい形状をしています。
バケツにお湯を汲んでその中に漬け、しばらく手で軽く曲げ伸ばしして揉みほぐす、ということをやって、いい感じに凹ませてから、ドアカップのところに取り付けます。
凹ませ具合が不十分でドアカップにフィットしない場合は、再び取り外し、お湯に漬けてしばらく曲げ伸ばししてからまた付け直す、ということを何度か繰り返します。
(取説にはドライヤーの温風を当てて柔らかくすると書いてありましたが、塗装面保護の観点から、お湯方式でいきました)




形状記憶機能は無いごく普通のマグネットと思われますが、一度いい感じの形状に凹めば、以降はその形状を保ったまま、何度でも取り外しと取り付けが可能です。
(寒い冬場になると、形が元に戻ることがもしかしたら起こるかもしれませんが、それについては様子見です)

これを取り付けて、ゴールデンウイークの帰省時、片道約750km の高速道路走行をしましたが、途中で脱落することはなく、吸着力は全く問題ありません。
洗車の際に、高圧洗浄機の噴射を少々当てたからといって、脱落することもありません。



1つ、注意点としてわたしが気を付けていることは、洗車した際は必ず取り外し、プロテクター本体と塗装面をよく拭いて水気を入念に取り除く、これを常に心掛けています。
マグネット方式のドアハンドルプロテクターについて、例によって 2ch のスレでお尋ねをしてみましたところ、「マグネット方式は、密着していないと隙間に水が入って塗装がブヨブヨになったという話を聞いた」 というレスがありまして、それを念頭に置いての措置です。
この注意点以外は、今のところ特に何の問題もなく、快適に利用できています。



以上、綺麗に乗りたいのドアハンドルプロテクター編として、今日はお話してみました。
何かの参考になりましたら幸いです。
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新型 CIVIC e:HEV インプレッション(高速道路走行編)

3月末に新型 CIVIC e:HEV のオーナーになってから、一ヵ月が過ぎました。
ディーラーから一ヵ月無料点検の案内ハガキは届いていますが、まだ診てもらっていません。

一ヵ月無料点検の前に、4月末からのゴールデンウィーク帰省に突入しました。
片道約 750km の帰省ルートを、新型 CIVIC e:HEV は如何に走破してくれたのか。
今日はその辺りについて、所感を交えつつ、実際に出た数値を御紹介したいと思います。



(目次)
・アダプティブクルーズコントロール(ACC)
・高速道路はなぜあんなにも穴ボコだらけなのか
・高速道路走行時の燃費
・航続可能距離
・高速道路走行時の騒音


アダプティブクルーズコントロール(ACC)

わたしは年に数回の帰省時、高速道路を車で走って帰省します。
片道約 750km、時間は10時間程度かかります(ノンストップ走行時)。
費用的には新幹線と大差なく、逆に、かかる時間と疲労度は新幹線の方が圧倒的有利です。
なので、新幹線の方が良さそうにも思えますが、

深夜だろうが思い立ったら即動けることと、完全プライベート空間であること。
この2つのメリットを優先して、わたしは車で帰省することにしています。
となると、長距離・長時間の道程を、いかに楽に乗り切るかが重要になります。

そこで活躍するのが、設定した車速で自動定速走行してくれる装備、
HONDA 車の場合は、アダプティブクルーズコントロール(Adaptive Cruise Control : ACC)の名称で付いている装備、これがとても重宝します。
定速走行中はアクセルを踏んでいなくても済むので、右足が大幅に楽になります。
あと、燃費的にも有利に働きます。

ACC は、モーター走行が可能なハイブリッド車ならではの装備だと思います。
ガソリン車にも ACC は付いていますが、ガソリン車の場合、長い登り坂でのパワー不足感が否めず、そのことがドライバーに微妙な心理的疲労をもたらすと思います。
その点、ハイブリッド車はモーターのトルクで坂道でもスイスイ登って行けます。

実際、3代目フィット後期モデル(ガソリン)で高速を ACC 走行していた頃は、かなり疲れてしまって 「次はもう車で帰省するのはよそうかな」 と思ったりもしたものでしたが、4代目フィット e:HEV に乗り換えてからは、帰省が大幅に楽になりました。


高速道路はなぜあんなにも穴ボコだらけなのか

新型 CIVIC e:HEV にも、ACC は当然ながら装備されています。
モーターのトルクは 4代目フィット e:HEV よりも 243Nm --> 315Nm とパワーアップしているので、帰省の折、今までよりもさらに楽に ACC 走行できることが期待できます。

ACC をオンにし、速度と車間距離を設定、走行車線に陣取れば、準備完了です。
途中途中の分岐を間違わずに入ることと、休憩の頃合いと、それだけに気を付けていれば良い。
完全自動運転というわけにはいきませんが、あとは大体クルマ任せで楽チンに走っていけます。

・・・・ と言いたいところですが、1つだけ、やらないといけない面倒な作業があります。
それは、走行車線で頻繁に出くわす穴ボコをよけるためのハンドル操作です。

一体全体、高速道路の走行車線は、なぜあんなにも穴ボコだらけなのでしょうか?
竣工から年数が経過し、老朽化が進んでいるのでしょうけど、もうちょっと修繕することはできないものなのでしょうか?

多少の凹凸くらいなら、サスペンションで衝撃を吸収するので問題ありません。
そうではなく、車にダメージが蓄積されていくのではないかと心配になるくらいの、明らかに度を越した衝撃が跳ね返ってくる穴ボコが、平然と放置されている。
そういう地点が、ちょっとあまりにも多過ぎやしませんでしょうか。

大体、有料道路なのにあんな穴ボコだらけだなんて、馬鹿馬鹿しくもなりますよ(笑)
此方人等、高い料金を払っているんだから、とっとと修繕しやがれと。
そう思います。


高速道路走行時の燃費

新型 CIVIC は足回りも秀逸なので、穴ボコを踏んでもそれほど問題はなさそうですけれど、一応念のため、目視で穴ボコを確認でき次第ハンドル操作でかわす、を繰り返しながら、85km/h の ACC 定速走行で走っていき、燃費がどれくらいになるかを見てみました。

走行車線で、軽にどんどん追い抜かれる CIVIC(笑)
そんな状態で、片道 765km の高速道路の帰省ルートを走った結果、
燃費はおおよそ、20km/L 台後半~30km/L 前後となりました。
具体的な条件と数値は、以下の通りです。

・4/30 の昼間、大きな渋滞はなし
・一人のみ乗車
・85km/h の ACC 定速走行
・ECON モード
・冷房:19℃ 送風のみ、風量最小(=1目盛り)、オンにしていたのは全行程の6割程度だったと記憶



参考までに、わたしが以前に乗っていた 4代目フィット e:HEV で、同じ条件(=85km/h の ACC 定速走行、ECON モード)でほぼ同じ距離を高速道路走行した場合と比較すると、以下となります。

4代目 FIT e:HEV ・・・・ 30km/L 前後
新型 CIVIC e:HEV ・・・・ 20km/L 台後半~30km/L 前後

4代目フィット e:HEV は、より 30km/L に近い燃費を安定的に叩き出していました。
それを超えることは流石に無理なようですが、遜色ない結果と言えるでしょう。
車重や車格を考えると、新型 CIVIC e:HEV の高速燃費は優秀であることが分かります。

なお、Uターン時に ACC を 95km/h にセットして燃費がどれくらいになるかを見ようと思ったのですが、途中で事故渋滞に遭ったりなどがあったので、それについてはまた機会を改めて計測しようと思います。


航続可能距離

上に燃費の結果を示しました 4/30 の帰省時、高速に入る前にガソリンを40リットルの満タンに給紙しまして、その時点での航続可能距離のメーター表示は 803km でした。



そうして高速に入り、765km を走り終わった時点で、運転席の給油メーターは 10分の1目盛り、航続可能距離のメーター表示は100km を少し切っていました(こちらは写真無し)。

そして、5/5 のUターン時、再び満タンに給油したところ、29.82リットルを給油できました。
4/30 のドライブノート、ガソリン消費量の合計が 27.6リットルなので、ほぼ計算通りです。
そして、このときの航続可能距離のメーター表示は880km でした。



4/30 のドライブノートによると、ガソリン 27.6リットルでの実走行距離が 765km で、ガソリンが残り約10リットルということは、あと 270km くらいは走ることが出来た計算になります。
ガソリンタンクが空になり JAF を呼ぶ羽目になるのを覚悟で(笑)ギリギリまで走るとすれば、85km/h で ACC 定速走行時の実航続可能距離は 1,000km に達する見込みとなります。
メーター表示の航続可能距離 880km は、かなりの安全マージンを取っているのかなという感じですが、下道を走った場合の燃費も込みでの表示でしょうから、まあそんなものでしょう。

(念のため繰り返しますが、上記はあくまでも 85km/h での ACC 定速走行時の話です)

というわけで、新型 CIVIC e:HEV でも、高速道路での帰省の片道約750km を途中の給油無しで走破できることが分かりました。
満タン給油時に航続可能距離 1,000km と表示された 4代目フィット e:HEV ほどの余裕、ゆとりはありませんが、この結果は個人的には大満足で言うことなしです。


高速道路走行時の騒音

新型 CIVIC e:HEV には、アクティブノイズコントロール(Active Noise Control : ANC)という機能が搭載されていて、これは何かというと、走行中に発生する騒音(タイヤのロードノイズや風切り音など)を打ち消す逆位相の音を車内のスピーカーから流すことで、走行時の車内の静粛性を高める技術です。

昨今のワイヤレスイヤホンに付いているノイズキャンセリング機能と、原理的には同じです。
わたしもソニーの WF-1000XM4 でノイズキャンセリングの効果は実体験済みです。
それと同じものが CIVIC のような高級車に装備されて、効果がないわけがありません。

・・・・ と思って非常に期待していたのですが、結論から言いますと、高速道路を 85km/h で定速走行中の車内の静粛性という点では、それほどの良さは感じませんでした。
特に、タイヤのロードノイズが普通に耳につきます。

新型 CIVIC e:HEV の純正タイヤは、ロードノイズを割と拾いやすいものだそうで、それを考えるとこれくらいの騒音で済んでいるのはむしろ素晴らしい、という巷の評価もあります。
ただ、車内で音楽を聞くことが多く、ANC に期待していたわたしとしては、高速道路走行時の静粛性が思っていたほどでなかったことは1つ残念なポイントではあります。

そもそも ANC は手動でオン/オフ出来ず(オフにするにはディーラーに持っていく必要あり)、ANC がどれだけ効果を発揮しているかが分からないのが、何とも歯痒いところです。

標準装備の ANC で十分でないとなれば、世に知られる騒音対策を検討する必要がありそうです。
エンジンルームやタイヤハウスのデッドニング、調音施工、SEV の e バランサーなど、いろいろと方法はあるようなので、いずれ何らかの対策を試してみようかと思っています。



以上、新型 CIVIC e:HEV 一ヵ月インプレッションの番外編として、ゴールデンウイークの帰省時に高速道路を走ってみて分かったことについて、今日はお話してみました。
高速を走って帰省する際に、途中で1回給油を挟む必要があるかどうかが気掛かりだったのですが、その必要はないことが分かって、この車がさらに気に入って、これからも大切に丁寧に乗っていきたいと思います。
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