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チャンピオンの品格(PrimeVideo LIVE BOXING 9 雑感)

このブログの「プロレス、格闘技」カテゴリには、当然ボクシングも含まれます。
わたしは一応、ボクシングにもそれなりに興味を持つ人間ではあります。

遡れば、"カンムリワシ" 具志堅用高が活躍した1970年代、わたしは小学生でした。
その次に思い出されるのは、"浪速のジョー" 辰吉丈一郎の生き様です。
「辰吉丈一郎 vs シリモンコン戦」
このフレーズを頭に思い浮かべるだけで、今でもグッとくるものがあります (´;ω;`) ウッ...

"ノックアウトダイナマイト" 内山高志の活躍を目撃したのが、2009年頃のことでした。
その後の数年間、TV 東京の世界タイトル防衛戦の中継で「内山がまた勝った!」のテロップを見てから年を越すのが、我が実家の大晦日の恒例となりました。
内山高志選手に関しては、もう少し早い時期から着目していれば良かった、活躍をもっと長く見たかった、と今でも後悔しています。

そして、2024年12月30日のナルバエス戦で、"モンスター" 井上尚弥の存在を知りました。
内山高志選手と同じ後悔をしないように、井上尚弥選手の今後のさらなる活躍を、目を皿のようにして見ていきたいと思っているところです。



そんなわたしが、先日の 2024年7月20日(日)、Amazon Prime Video LIVE BOXING 9 の中継を観戦しましたので、そのときに思ったことを書いてみたいと思います。

この大会の目玉は、WBC世界バンタム級チャンピオン、中谷潤人選手の初防衛戦と、
WBA バンタム級7位、那須川天心選手のボクシングデビュー第4戦目、の2試合で、
普通に考えれば、初防衛戦を闘うチャンピオンが主役である筈です。

しかし、大晦日の RIZIN 等に出場した経歴を持つ那須川天心選手が、知名度は先行しています。
中谷潤人選手の名前と実力は、ようやく一般層に知れ渡り始めている段階かと思います。

それもあってか、中谷潤人選手のタイトルマッチがメインの試合ではありましたが、大会のプロモーション的には、那須川天心選手のボクシング転向第4戦が前面に押し出されていました。
それはビジネスとしては完全に正しく、また、那須川天心選手のそれまでのキャリアがボクシング界に貢献しているということでもあるので、悪いことではないと思います。

ただ、そのことをあまり快く思えない人がいるのも、事実かと思います。



興行を打つ側の論理としては間違いのない、那須川天心選手の「VIP 待遇」を、
素直に受け止められない人は、少なからずいるように思います、
先日の LIVE BOXING 9 の中継を見て、そのように改めて感じました。

那須川天心選手と中谷潤人選手、二人それぞれの試合後の、勝利者インタビュー。
あれを見て、みなさんはどう思われたでしょうか?

那須川天心選手は、自らマイクを掴んで、雄弁且つ派手にアピールを施していきました。
ファンへのサービス精神であるのは間違いなく、それに呼応する場内の歓声もありました。
しかし、その一方で「固まっている」観客も大勢いました。
ちょっと引いた感じで、皆黙り込んでいる・・・・、そういう空気が充満している様子が、
途中何度か客席に映像が切り替わったとき、手に取るように分かりました。

一方の中谷潤人選手は、謙虚で爽やかな受け答えを披露してくれました。
那須川天心選手に比べると歓声は少なかったかもしれませんが、客席に映った人たちは皆、
素直に拍手を送っていて、那須川選手のときとは雰囲気が明らかに違っていました。

この対比は、とても面白いなと、見ていて思いました。



格闘技なので、強くなければ話になりません。
でも、試合に勝ちさえすれば、あとのことはどうでも良いのか。
チャンピオンには、相応の品格が求められる。

日本のボクシングファンは、そういう目で見ると思います。
それが最も強く問われたのが、かつての「亀田劇場」だったと思います。

那須川天心選手が亀田劇場と同じと言うつもりは、全くありません。
そもそも、アピールの方向性が全く違いますし・・・・(笑)

ちなみにわたしは、亀田劇場を、もったいないなぁと思って見ていました。
小さい頃からあれだけ一生懸命ボクシングに打ち込み、努力を重ねた人間の根本が曲がっている筈はないのに、あんなことをやらされて損をしているなと、思いながら見ていました。

那須川天心選手の類い希なる格闘センスは、誰もが認めるところで、説得力十分です。
外野の文句を実力で黙らせる、そんな活躍を今後も見せてくれると思います。
ただ、一挙手一投足の振る舞いを少し変えるだけで、世間の見る目はさらに大きく変わる。
その意味で、やはり少し損をしている部分があるように、わたし個人的には思っています。

那須川天心選手のボクシング転向第1戦のとき、解説席の村田涼太氏が、那須川天心選手のマイクアピールを見て半ばキレ気味に苦言を呈したことが話題になりましたが、あれは、同じことを思ったからではなかったのかなと想像します。



一方の中谷潤人選手は既に、チャンピオンの風格と品格を備えていると感じます。

どんなに劇的 KO 勝利を飾っても、勝利者インタビューはあくまでも、謙虚で爽やかに。
コーナーポストに駆け登って雄叫びガッツポーズ、というようなパフォーマンスをやることも、決してしないでしょう。

頭が金髪に染められることも、
ましてや、ワンポイントのタトゥーが入れられることも、ないでしょう。
そしてあの、脱力系の優しい表情。

今の時点で、本当にもう清々しいまでに、俺が俺がというところが全くありません。
それでいて、"ネクストモンスター" と言われる実力を兼ね備えている。
そんなチャンピオンの勇姿は、日本人の心に突き刺さります。

中谷潤人選手を見ていると、思わず応援したくなる。
そういう人は、今後益々増えていくのではないかと思います。

現在、世界バンタム級の4本のベルトは、中谷潤人選手を筆頭に日本人が独占しています。
この4人の中に、那須川天心選手がどのように割って入るのか?
井上尚弥戦の切符を手にするのは、誰なのか?
これからの夢の闘いが本当に楽しみです。
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新型 CIVIC e:HEV 綺麗に乗りたい(立体駐車場さすらい編)

わたしの新型 CIVIC e:HEV は、家(賃貸)ではビルトインのガレージに停め、会社で仕事中も付近の立体駐車場に停めている、ということをこのブログで再三ドヤ顔で自慢してきました。

納車から1年4ヵ月となりましたが、その間、青空駐車だったのは、コンビニやスーパーでちょっと買い物するときくらいのもので、それによる最大の恩恵は何かと言えば、雨風をしのげることよりも、真夏の直射日光によるダメージを大幅に免れてきたことではないかと思います。
・・・・ と、また自慢してしまいました(笑)

その一方で、立体駐車場を利用するには、固有の気苦労もあります。。。
今日は、その辺りについて書いてみたいと思います。



(目次)
・メリット - 雹害の回避
・メリット - 真夏の直射日光のダメージ回避
・メリット - 雨風をしのげる
・デメリット - お金がかかる
・デメリット - 窓を開けて発券・精算しないといけない
・デメリット - 車体が傷付く危険性
・デメリット - 距離が遠いことによるデメリット
・地面が傾斜しているかどうか
・電子マネーが使えるか
・利用者が多いか少ないか
・立体駐車場対決、どっちを選ぶべきか?


メリット - 雹害の回避

会社の駐車場が無料で使えるにも関わらず、わざわざ立体駐車場を利用するのは、当然理由があり、相応のメリットがあると考えているからで、わたしが思うそれらを以下に書いてみます(個人の主観が大幅に入っています)。

メリットの1つ目は、雹害を回避できる確率を高められることです。

ちょっと前までは、「雹害」など考えもしなかったと思いますが、
一昨年と昨年に関東地方を襲った雹害で、その危険性がクローズアップされました。
わたしの近所でも、被害を受けた車が続出して、それはもう悲惨でした。
あんなゴルフボールみたいなのが降ってきて、車のあちこちがボコボコに凹んでしまい、その修理代で数十万円もかかってしまうなんて、考えただけでも可哀想すぎます ・・・・

昨年7月に発生した雹害は、わたしが新型 CIVIC e:HEV を納車後のことで、新幹線で実家に帰省している最中に発生したのですが、駅近くの立体駐車場に車を入れていたおかげで、被害を免れることができました。

わたしはこれだけでも、「転ばぬ先の杖」として立体駐車場を使うメリットはあると考えます。
年間のごく限られた時期だけの話なのに、無駄ではないのかというのは、民主党の事業仕分けの考え方と同じで、そうではなく、いざというときに備えるべきです。
雹のストライクを受けて、車のどこか一ヵ所でも凹んでしまったらアウトです。
ウンコを踏むのと同じで、そうなったらもうアウトなんです(笑)




メリット - 真夏の直射日光のダメージ回避

ジリジリと厳しい真夏の直射日光も、車のためには出来れば避けたいものです。。。
立体駐車場を利用するメリットの2つ目は、これを回避出来ることです。

真夏の日中に出歩いていると、人間も暑くて大変ですけれど、それ以上に、
外に青空駐車で停めている車のことが、わたしは見ていて心配になります。

・ボディの塗装、コーティングへのダメージ
・無塗装樹脂、ゴム部分の劣化(白化)
・タイヤのゴムへの悪影響
・ダッシュボード等、内装の焼き付き

これらは、ジワジワと少しずつ蓄積していくように思いがちですが、近年のちょっと異常な猛暑は、一発で重篤なダメージを受けることも十分あり得るので要注意です。

先々代の愛車である、3代目フィット(ガソリン)に乗っていた頃のことなのですが ・・・・
真夏のある日、会社の駐車場に青空駐車で停めて、夜に戻ってくると、昼間の直射日光の熱線で内装が焼け付いて、車内の匂いがすっかり変わってしまい、それの匂いがその後、完全に抜けきることはありませんでした。

そういう経験があるので、これも夏期限定のことではありますが、真夏の直射日光回避の大義名分で立体駐車場を利用することに、わたしは何のためらいもありません。




メリット - 雨風をしのげる

そして、年間を通して雨風をしのげること、これも何だかんだ言って大きなメリットです。
外を強い風が吹いているときに、ドアを開けて乗り降りするのは、粉塵やゴミなどが車内に侵入してくるので嫌なものですが、立体駐車場の中であればそれを抑えられます。

雨についても、なるべく雨に濡れないように出来るなら、それに超したことはありません。
雨水は水道水のような不純物を含まないので水シミが残らない、と言われますが、「雨ジミ」という言葉があるように、必ずしもそうでないことは多くの人が経験していると思います。
ガラスコーティングを施工したボディが雨ジミまみれになったという話も、よく聞きます。

立体駐車場を利用すれば、雨に濡れること自体を防げるのに加えて、道中で雨に遭って濡れた場合でも、立体駐車場に入って簡易的な拭き上げなどの措置が行なえる点でも、メリットがあります(環境にもよりますが)。




デメリット - お金がかかる

以上、わたしが思う立体駐車場のメリットを書き連ねましたが、一方で、「立体駐車場は良いことばかり」、「郵政民営化すれば全てが良くなる」というわけにはいかず、立体駐車場を利用するにはデメリットもあります。

デメリットの筆頭は、タダでは利用出来ない、つまりお金がかかることです。
ここからは、わたしが主に利用している2つの立体駐車場を比較しながら、話をしていきます。

立駐A(最大700円/日)
立駐G(最大500円/日)

立駐A(最大700円/日) の料金は1日最大700円、残業せず定時で帰宅した場合は400円。
立駐G(最大500円/日) は1日最大500円で、定時で帰った場合にいくらかかるかは、最近利用し始めたのでまだ不明なのですが、ほぼ同じ400円ではないかと思います。
(※朝何時に入るかによっても多少変わってきます)

月額の料金を計算すると、毎日定時で帰れた場合はどちらも約8,000円、
定退日(金曜)以外を残業した場合は、以下となります。

立駐A(最大700円/日) ・・・・ 約12,800円
立駐G(最大500円/日) ・・・・ 約9,600円

諸々の事情から立駐A(最大700円/日) の方をメインで利用していて、わたしが立体駐車場に支払う金額は、仕事の状況にもよりますが、毎月約 10,000 円、年間約 12万円となります。
これを高いと取るかどうかは、人それぞれの考え方があると思いますが、先に書きましたメリットを得るための投資(?)と考えて、立体駐車場の利用にわたしはこだわっている次第です。


デメリット - 窓を開けて発券・精算しないといけない

次に考えられるデメリットは、立体駐車場に出入りするときの問題です。

立体駐車場に入るとき、精算機に車を横付けし、窓を開け、駐車券を発券します。
出るときは、精算機に車を横付けし、窓を開け、駐車券を入れ、料金を投入して精算します。
(※立体駐車場によっては当てはまらない場合もあります)

これは、車に綺麗に乗りたい我々からすると、窓を開けないといけない点が NG です。
外を舞う粉塵やゴミが車内に入ってくるのは嫌なので、出来れば窓は開けたくないですが、立体駐車場に出入りするには、窓を開けて駐車券を入れて・・・・ と毎回やらないといけません。

窓から手を伸ばし、駐車券を入れて、1000円札を入れてお釣りを受け取り・・・・ という一連の作業をやるのも、なかなか大変で、もたもたしていると窓から埃やゴミがどんどん入ってきて、雨が降っていれば雨も入ってきて、最悪です。

このデメリットについて、マイ立体駐車場の2つを比較すると、こうなります。

立駐A(最大700円/日) ・・・・ ◎ 全く問題無し
立駐G(最大500円/日) ・・・・ △ 事前精算機はあるが、駐車券を戻して出る必要あり

立駐A(最大700円/日) は、設置されたカメラで車のナンバープレートを自動的に読み取り、且つ、事前精算機もあるので、入るときも出るときも完全フリーハンドで、窓を閉め切ったままゲートを通過できるのが、実に素晴らしいです。

立駐G(最大500円/日) は、入るときは駐車券を発券する必要があり、帰りも、事前精算機はあるのですが、ゲートを出るときに駐車券だけ戻さないといけないのが、惜しいところです。




デメリット - 車体が傷付く危険性

立体駐車場に出入りするときに、車体を傷付ける危険性があるのもデメリットです。

精算機に車を横付けするときに、接近し過ぎてミラーを当ててしまったり、逆に遠すぎて手が届かず、仕方なく、ドアを半分開けて身を乗り出すようにして、などとやっているとドアをぶつけてしまったり、ということが考えられます。

出入口の造りの悪さが、問題になる場合もあります。
○橋市中心部に実際にあった立体駐車場なのですが、出入口から歩道・一般道へ出るところが V の字に沈んだ段差になっていて、そこを出るときに車速を落とさないと、段差を通過するとき弾みがついてバンパー底部を地面に擦る危険性がありました(わたしは寸前で気付いてブレーキで減速したので事なきを得ましたが)。

密集した街中に割と強引な感じで作られた立体駐車場は、出入口のスペースに余裕がなく、そういう危険性をはらんでいる場合もあるので、注意が必要です。

立駐A(最大700円/日) ・・・・ ◎ 全く問題無し
立駐G(最大500円/日) ・・・・ △ ゲートの機械に横付けして駐車券を出し入れする必要あり

どちらも出入り口の造り的には問題なく、立駐A(最大700円/日) は、ゲートを完全フリーハンドで通過出来るので機械に横付けする必要もなく、全く問題ありません。
立駐G(最大500円/日) は、ゲートを出入りするとき駐車券を出し入れしないといけないので、そのときにミラーやドアをぶつけてしまう危険性があります。




デメリット - 距離が遠いことによるデメリット

あと考えられるのは、立体駐車場と会社までの距離が近くない場合の問題です。

車を停めた立体駐車場と会社までの間は、当然歩かねばならず、歩く時間としては10分はちょっと長く、5分くらいが許容範囲と思います。
しかし、わたしが言いたいのは、歩くのが大変ということだけではありません。

真夏の暑い時期は、そのたった5分を歩いただけでも、汗だくになってしまいます。
朝の出勤時は問題ないですが、会社からの帰り、約5分歩いて立体駐車場に停めてある車まで辿り着き、汗だく状態のまま運転席に乗り込むことは、出来れば避けたいです。

以前の記事で、わたしは車に乗り込むとき、着ている衣服および持っている荷物に付いている埃を手でパッパと払ってから乗り込む、ということを書きました。
それに加えて、身体が汗まみれになっていると、首回りや脇の下、ベルトライン(腰周り)の背中辺りなどを団扇で扇いで乾燥させるという、余計な作業が必要になってしまいます。

立駐A(最大700円/日) ・・・・ ◎ 会社の目と鼻の先
立駐G(最大500円/日) ・・・・ △ 約5分歩く必要あり

ここでも立駐G(最大500円/日) は、会社からあともうちょっとだけ近ければ問題ないのが、惜しいところです。




地面が傾斜しているかどうか

以上、立体駐車場を利用するうえでのメリットとデメリットについて考察してみましたが、他にもいくつかポイントがあると思います。

1つは、地面が傾斜しているかどうかです。
立体駐車場の中には、螺旋階段状にグルグル回りながら建物内部を登り降りする構造になっているところもあり、その場合、地面は傾斜していて水平ではありません。

地面が傾斜したところに停めるのは、加重が偏りそうで、車にとって良くなさそうに思えます。
マンションやアパートの建物に隣接する駐車場の場合も、地面が傾斜しているのを良く見かけますが、わたしはあれも好きではありません。
車を停める場合は、なるべく水平なところに停めるのが理想だと思います。

立駐A(最大700円/日) ・・・・ × 螺旋構造なので、地面が傾斜している
立駐G(最大500円/日) ・・・・ ◎ 全く問題なし

ナンバープレート自動認識の先進設備を備える立駐A(最大700円/日) ですが、立地の都合からか螺旋構造をしているため、なるべく傾斜の緩やかな場所を選んで停める必要があります。
一方の立駐G(最大500円/日) は、広大な敷地にゆとりを持って建てられており、どの場所に停めても地面は完全に水平で、何の問題もありません。




電子マネーが使えるか

続いては、事前精算機で精算するときに、電子マネーが使えるかどうかです。
これだけキャッシュレスということがさんざん言われ、スマホでそういうのが今は簡単に出来るのですから、立体駐車場でも現金以外の電子マネーが使えることを期待したいです。

立駐A(最大700円/日) ・・・・ × 現金のみ
立駐G(最大500円/日) ・・・・ ○ 一応可能だが、使用可能な電子マネーの種類が微妙(笑)

ナンバープレート自動認識の設備費用が嵩んだためか、立駐Gよりも料金が高額な立駐Aは、残念ながら現金精算のみとなっていますが、事前精算機の電子マネー対応もやるともっと料金が高くなったかもしれず、ここが落とし所かもしれません。

一方の立駐G、事前精算機が電子マネー対応していて、立駐Aとの差別化に成功しています。
ただ、わたし個人の事情からすると、楽天 Edy が使えたら言うこと無しでした。
Suica 等の交通系の電子マネーも設定すれば使えるとは思うのですが、スマホの電子マネーはあまりいじりたくないのが正直なところです(乗り換えるときの移行が面倒そうなので)。


利用者が多いか少ないか

そして最後に、利用者がどれだけ多いか少ないか、です。
利用者が多ければ、停めた我が車の両隣に、他の車が出入りすることになります。
つまり、ドアパンの危険性が上昇し、車体が傷付くかどうかの懸念に直結します。

逆に、利用者が少なければ、変なトナラーさんでもいない限りドアパンの心配はなくなります。あまりに少なすぎても、今度は盗難の危険性があるしれませんが、防犯カメラが抑止になるだろうということで、基本的には、利用者がなるべく少ない方が好ましいと言えると思います。

立駐A(最大700円/日) ・・・・ × とても繁盛している
立駐G(最大500円/日) ・・・・ ◎ 広々駐車場にほぼ貸し切り状態で停められる(笑)

立駐Aは、毎日とても利用者が多く、たくさんの車が駐車されています。
且つ、1台あたりの駐車スペースがそれほど広くないのでドアパンの危険性があり、さらに、地面がなるべく傾斜してない場所を選んで停めることも必要なので、立駐Aに車を停めるときは、ゲートを入った後の場所取りで若干苦労します。

一方の立駐Gですが、平日はほとんど利用者がいません。
もしかしたら会社で仕事中に何台も出入りしているのかもしれませんが、夜戻ってきたとき、いつ見ても他に一台も車がいないので(笑)、平日はたぶん終日貸し切り状態で駐車可能です。
朝の出勤時に雨に降られても、立駐に入った後、臨時の拭き上げ作業が自由に行なえます。
人が全く居ないので、BOSCH のブロワーで吹かしても全然問題ないです(笑)




立体駐車場対決、どっちを選ぶべきか?

以上、わたしが現在主に利用している2つの立体駐車場を比較しながら、メリットとデメリットの他、いくつかの観点について話をしてみました。
比較結果をまとめると次のようになります。

立駐A(最大700円/日)
   ◎窓を締めたままゲートを通過可能
   ◎ゲート通過時、機械に横付けしなくて済む
   ◎会社の目と鼻の先
   ×地面が傾斜している
   ×事前精算機は現金のみ利用可能
   ×利用者がとても多い

立駐G(最大500円/日)
   △ゲート通過時、窓を開けて駐車券を出し入れしないといけない
   △ゲート通過時、機械に横付けしないといけない
   △会社から約5分歩かないといけない
   ◎どこに停めても地面は水平
   ○事前精算機は電子マネーも使える(楽天 Edy が使えたら言うこと無し)
   ◎ほぼ貸し切り状態で駐車できる

得点の絶妙なばらけ具合が、選ぶうえでは悩ましいところです・・・・。
重視するポイントは人それぞれでしょうが、「窓を開けたら埃やゴミが入ってくる」、「汗だくのまま運転席に入るのは嫌」というところは、普通はあまり気にしないのかと思います。
会社から歩いて5分かかるのも、それほどクリティカルではないと思います。

とすると、残る現実的な懸念はドアパンの危険性のみとなるので、いつも多くの車で埋まっている立駐Aよりは、利用者が少なくほぼ貸し切り状態で停められる立駐Gが、圧倒的有利です。
加えて、雨が降ったら誰に気兼ねなく拭き上げ作業が行なえて、料金も200円安いとくれば、普通は「立駐G一択」という結果になるのかと思います。






・・・・ と思うのですが、立駐Gはなぜか、いつ見ても平日はガラガラに空いています(笑)
付近には立駐Aの他に普通の駐車場もあり、会社は会社で自前の駐車場を備えているのが、利用者が少ない理由なのかと推測しますが、どうなのでしょうか。

いずれにしても、朝の出勤時、今日はどちらの立駐に停めようか・・・・ とわたしはいつも悩みます。

・雨が降ったら立駐G(拭き上げ作業が行なえる)
・冬場も立駐G(5分歩いても汗だくにならない)
・定時で帰れることが確実な日は立駐A(料金400円でほぼ変わらないので)

という三原則の構想めいたものが出来つつありますが、未だ流動的です、
毎日残業が続いて心身が荒んでいるときなどは、場所が近い立駐Aにプイッと入ることも多いです。
これからもわたしは、車に綺麗に丁寧に乗りたいという基本方針のもと、立体駐車場を利用することに関して、悩みさすらうことになりそうです。

立駐最高!
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ポメラ DM250 今更レビュー(追伸:バッテリー編)

先日の記事「ポメラ DM250 今更レビュー」で書きましたように、朝のスキマ時間を利用してさまざまに思考を巡らせる活動時の補助ツール、テキスト入力専用マシーンとして DM100 を長らく愛用してきましたが、DM250 に乗り換えたという話をしました。
以来、すこぶる快適に使用しているのですが、1つだけ気になることがありました。

それは、バッテリーの充電についてです。
実は、件のレビュー記事を書いている時点から、バッテリーの充電でトラブルに遭遇していまして、しかしながら一応の着地点に落ち着くことができたので、わたしの場合の事例紹介ということで、以下に書いておきたいと思います。



わたしの DM250 は、買った当初から、バッテリーの充電に関して下記の問題がありました。
ファームウェアは 1.1.0.0 です。

・充電自体は行なわれ、残量(%)は回復するものの
・側面のバッテリーランプがいつまで経っても充電完了の緑色にならず
・充電ケーブルを抜いても、赤点灯が消えないまま電源が入らない状態がずっと続き
・電源ボタン長押しで強制再起動して、ようやく使えるようになる

この現象自体は、世間の DM200/DM250 ユーザーには既知の現象のようで、「付属のもの以外の AC アダプタ/USB ケーブルで充電した場合に起きる」と報告されているようですが、わたしの DM250 では付属の AC アダプタ/USB ケーブルでこれが起きています。

商品が届いて開梱し、まずは充電を行なったわけですが、そこで早速この現象に遭いました。
使っていればそのうち治まるだろう、と思ったのですが、その後もこの現象は続きました。
付属の AC アダプタと USB ケーブルで充電しているにも関わらず、です。

せっかくのバッテリーインジケーターランプが、これでは何の役にも立っていないですし、
充電するたびに強制再起動しないと使えないのでは、明らかに不便です。



とあるネット情報によれば、この現象は、付属の AC アダプター/USB ケーブル以外で充電を行なったことが原因で、機器側でロックがかかった状態になっている、と紹介されています(実際にこの現象に遭遇し、メーカーに連絡をした際にそのように言われたという事例)。

これは要するに、AC アダプターの電流/電圧の規格が合っていなくて保護回路が作動した、ということなのかと思いますが、それが「付属のもの以外で充電したら機器側でそれを検知してロックがかかる」と誤解されて広まっているような気がしています。
わたしも、最初にこの情報を見たときは、そう思いました。
「そんなの最低だと思います」と、価格.com のスレで言っている人も見かけました。

確かに取説には「必ず付属のアダプタ/ケーブルで充電してください」と書いてあります。
しかしそれは普通、メーカー側都合の免責事項として書いてあるだけであって、実際に本当にそのような縛りが設けられているのでは USB Type-C の意味が全くありません。
DM250 の製品紹介ページには「USB Type-C に対応」と謳われているわけですから、ユーザーが所持するアダプターとケーブルが使い回せるメリットがないと、本来おかしい筈です。



冷静に考えればそうと分かるのですが、わたしも最初「ロックがかかる」のネット情報を見たときは、付属の USB ケーブルが市販品とは違うピンの仕様? になっていて、機器側で検知できる仕組みにでもなっているのかなと、思いました。
そこまでして汎用品を排除しているのだとしたら、確かにそれは最低だと思います(笑)

ともあれ、付属の AC アダプター/USB ケーブル以外で充電した場合に起きる、と言われているロック現象が、わたしの場合は付属のものを使っても起きてしまっていたので、早急に何とかせねばなりませんでした。

付属のアダプター/ケーブルが粗悪品である可能性も十分考えられるので、それをメーカーに頼んで別途買い直そうかなど、いろんなことを考えてみたのですが、



結局は、Xperia 1 IV の充電用に使っているソニー純正品の AC アダプター XQZ-UC1 およびそれに付属の USB Type-C ケーブルで、完全に用を足すことができました。
DM250 側のACアダプタの仕様「DC5V 3A」に合っているので、これでいけるだろうと思って試しに充電してみましたところ、ロック状態に陥ることなく、バッテリーインジケーターランプもちゃんと赤から緑に変わって、全く問題なく使えました。

これでこそ USB Type-C が真価を発揮したというものであり、しかも安心安全のソニー純正で品質不安は皆無という、わたしとしては胸熱の展開で解決できました(笑)。



さらに不思議なことに、XQZ-UC1 を使って一度正常に充電が出来てからは、付属のアダプターと USB ケーブルでもロック現象になることなく正常に充電が出来るようになりました。

付属品の挙動がいまいちよく分からないところはありますが、結論としては、DM250 の充電端子の規格に合ったものを使えば付属品でなくても大丈夫、ということになるかと思います。
あと、コンビニで売っているような安いものは、なるべく避けた方が無難かと思います。
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東京都知事選挙(2024年7月7日(日) 投開票)雑感

1947年の幕開けから第22回を数える、東京都知事選挙の投開票がいよいよ今日に迫りました。
わたしは都民でないので本来関係ないのですが、日本の将来を憂うネトウヨの立場から(笑)、明日の投開票の結果への関心は高いです。

ただ、ここ最近の都知事選挙のバラエティ化っ振りは、いかがなものかと思いますが ・・・・
1975年の第8回のときも16人が立候補するなど、昔から候補者数は多い傾向ですが、振り返ると、ドクター中松候補と内田裕也候補が登場した1991年の都知事選が分岐点だったと思います。
でもまあ、「バラエティ」は「多様性」という意味でもあると思いますし、
いろんな候補者が有権者の前に出て平等に訴えを行なえる社会は、良いことだと思います。



2016年7月の初当選から、3期目となる小池百合子都知事。
今回の選挙は、完全無風のほぼ白紙委任になるかと思われましたが、
あの蓮舫候補が名乗りをあげたことで、選挙戦は一気に風雲急を告げました。
同時に、わたしのネトウヨ脳のアンテナが「ビビッ!」と反応しました。

あ、これは自民党政治を本気で潰しにきているな、と。
わたしはそう感じました。

元はといえば、あんな裏金事件を起こした自民党が、完全に悪いのですけれど。
2009年に民主党へ政権交代して、2012年暮れに自民党に政権が戻るまでの間に、
「やっぱり自民党でないと日本を安心して任せられないよね」という、そのことを
国民が実体験で知ったことの意義は、本当に大きかった。
あのとき国民が選択した信頼を、裏切ったのだから、それは自民党が100%悪い。
安倍晋三元首相が「やめるべきだ」と提言したのに、それさえも裏切った。
あの裏金事件に関わった自民党の議員どもは、全員、本当にもう辞めちまえと。
自分は本気でそう思っている。

そういうことが背景にあって、自民党が国民からの信頼を失っている現状を、
しっかりと理解したうえで、「弱り目に祟り目」の戦法に打って出てきたのだなと。
蓮舫氏の都知事選立候補を、わたしはそのように解釈しました。



5月27日に蓮舫氏立候補のニュースを知ったときは、正直、危機感を持ちましたが、
小池百合子氏を上回る支持を集めるまでには、今一歩至っていないようです。

原因としては、一つにはやはり、蓮舫氏自身にあると思います。
都政ではなく国政の話(=自民党の批判)ばかりしているという指摘や、
共産党との共闘もそうですが、何よりも、話をしているときのあの雰囲気です。
率直に言って、あれで非常に損をしていると思います。

過去のことを思い出せば、いろいろあります。
「2番じゃ駄目なんですか?」の他にも、自民党の大臣の不祥事は徹底的に追及するのに、
自身の二重国籍の問題は適当に笑って謝罪して済ませるとか、いろんなことがありすぎて、
蓮舫氏に対しては、思い起こせばさまざまな感情があります。

ただ、今も1つ忘れられないのが、いつかの TV 討論番組で垣間見せた蓮舫氏の素顔? です。
スタジオの左サイド、つまり政権与党側ではなく野党側に居たので、まだ民主党政権になる前のことだったと思いますが、何かの討論番組に出演した蓮舫氏。
例のいつもの調子で、キャンキャンと吠え、噛み付き、好戦的な目で「キッ!」と相手を睨みつける。
あれでよく相手の人キレないな(笑)、と感心しながら見ていたら、TV の映像が切り替わり、カメラが映した引きの映像の端に小さく映った蓮舫氏が、ついさっきまで「キッ!」と睨みつけていた相手と、うつむき加減ではにかむような様子で、何事か言葉を交わしているのでした。

あれを見て以来、蓮舫氏のあのキャラクターは、TV カメラや聴衆の前だから敢えて演じているだけなのかなと、わたしはそのように想像しています。

今回の都知事選挙でも、いつものキャラクターではなく、本来の地の姿? で臨んでいれば、
また違った結果になっていたかもしれないのではと、思う次第です。



対する小池百合子都知事。
現職の強みということ以上に、何というかもう、役者が違います。

「(靖国参拝を)争点にすること自体が稚拙だと言ってるんです」

と、小泉首相の靖国参拝をどう思うかと質問してきた記者を、フフンと鼻でせせら笑った、あの記者会見の名シーンを見て、小池百合子氏はこちら側(ネトウヨ)の人だと思ってきました。

ただ、かつては小沢一郎に師事していたこともあり、曲者の一面はあります。
それが炸裂したのが、2017年9月の「希望の党」騒動でした。
「史上初の女性首相誕生」の野望があったものと推測しますが、あれはいただけなかった ・・・・

しかしその後は、ひたむきに都政に邁進して、今の地位を築くに至りました。
今回の都知事選挙での世論調査でも、小池都政を「評価する」の割合は高いです。
安倍晋三元首相の身を案じて見せた涙も、忘れられません。

もう1つ、わたしの脳裏に今でも刻まれているのが、
2016年のリオ五輪の閉会式に、和服姿で登場した小池百合子氏の出で立ちです。
あれは正直、惚れました(笑)

蓮舫氏の立候補を知って危機感を持った、と書きましたが、
それでも、あのリオ五輪閉会式の和服姿のオーラを思い浮かべるにつけて、
いやきっと大丈夫だろう、と思うことができました。
だって、あの雰囲気、貫禄を出せる女性政治家、ちょっといないですよね。

肝心の実績は、既に世論調査が物語りますが、今日改めて都民の評価がくだされます。
石原都知事に続く名首長として、御身体に気を付けて、長く御活躍いただきたく思います。


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新型 CIVIC e:HEV 綺麗に乗りたい(ナビ液晶保護シート編)

新型 CIVIC の運転席に入ったときの、ワクワクさせられる刺激感、高揚感は、
納車から1年3ヵ月が経って、流石にもう慣れましたが、最初の頃は毎日が新鮮でした。
そうさせる要因の一つが、センターにそびえる HONDA CONNECT ナビだと思います。

ルート案内が微妙だったり、突如ブラックアウトからの再起動が頻繁に起きたり、Honda アプリセンターは早々に終了するわで、近い将来 Google ビルトインナビに取って代わられる運命と思われる HONDA CONNECT ナビですが、3歳児の魂も何とやらの「地球防衛軍総司令センター」的な男心をくすぐる魅惑のオブジェであることに変わりありません。

そんな HONDA CONNECT ナビも綺麗に丁寧に扱おうという趣旨のもと、今日は「ナビ液晶保護シート編」ということで、語っていきたいと思います。



(目次)
・液晶保護シートの必要性
・液晶保護シート貼り付けの儀
・液晶保護シートを車のナビに貼る
・液晶保護シートのデメリット
・そもそも、液晶保護シートが俺に必要なのか?
・丁寧に扱えば液晶保護シートは不要


液晶保護シートの必要性

スマートフォン、タブレット、ノート PC、デジタルカメラ、Walkman、等々・・・・。
昨今の家電・エレクトロニクス機器の多くは、大小様々なサイズの液晶画面を備えています。
そして、液晶画面があるところでは、国の内外の有象無象のメーカーが、我も我もと群がって「液晶保護シート」なるものを売る商売が成立します。

・指紋や手垢が付いて汚れるのが気になる
・埃まみれになるのが気になる
・咳やくしゃみで唾が付着するのが汚い
・落下させたり、物で突いた場合の被害(傷、画面割れなど)を最小限にとどめる
・画面の反射防止、ブルーライトカット

商売が成立するということは、消費者の役に立っているということで、
それをまとめると、大体(↑)こんな感じになるでしょうか。

車のナビも、大型の液晶画面を備えているので、液晶保護シートが販売されています。
新型 CIVIC の HONDA CONNECT ナビは、9インチの液晶パネルとなっており、amazon でちょっと検索しただけで、選ぶのに困るくらい多数の液晶保護シートの商品がヒットします。




液晶保護シート貼り付けの儀

しかし、液晶保護シートを貼るのには、一般的に言って、技術が必要です。
次の2つを両立させないといけないので、貼り付け作業は簡単ではありません。
2つのどちらが失敗しても、見た目が残念なことになって、心の傷が残ります(笑)。

① 埃/気泡の混入を防ぐ
② ズレないように位置合わせする

中でも厄介なのが、① です。
気泡は最悪押し出すことも出来ますが、埃が入ったら、剥がして貼り直しが必要になります。
液晶保護シートの商品の多くは、表面の汚れや埃を除去するクロス等が付属していますが、それを用いたとしても、室内を浮遊する埃を 100% 防ぐのは困難です。

ですが、① については、埃をシャットアウトできる環境つまり「風呂場で作業する」と良いと謂われており、わたしの経験上からも、それである程度は対策が可能と思います。

さらに、最近の液晶保護シートでは、② の対策として位置合わせのプラスチック製ガイドを商品に同梱しているものがあり、それを使えば誰でも簡単に位置合わせができます。
わたしも、Xperia 1 IV の液晶保護シートに Spigen AlignMaster の商品を購入し、風呂場で貼り付けた結果、①、② の両方とも 100% 完璧に成功できました。



・・・・ というように、世間で培われてきたノウハウと、メーカー側の工夫によって、避けて通ることのできない「液晶保護シート貼り付けの儀」の関門は、何とか乗り切れると思います。


液晶保護シートを車のナビに貼る

しかし、車のナビの液晶画面に保護シートを貼る場合は、やや事情が異なります。

まず、「風呂場で作業する」のノウハウが使えないので、埃対策が著しく困難になります。
以前の記事で、車内には埃を極力入れないよう常日頃から努めている、とわたしは書きましたが、その程度では到底、保護シートの貼り付けで必要な埃対策としては不十分です。
付属の拭き取りクロス等を使用して、対処する以外にありません。

また、わたしの知る限り、位置合わせガイドが付属する商品は、まだ見当たらない気がします。
それがあることの恩恵は非常に大きく、なぜなら、「位置合わせ」と「埃対策」の2つを同時にやらないといけないのが難しいのであって、ガイドを使用することで「位置合わせ」が担保されれば、「埃対策」に集中できるので、成功する可能性が高くなります。



そうした中で、わたしは、axis-parts の商品「navifilm-civic-fl」に着目しました。
位置合わせガイドは付属してないですが、この商品の素晴らしいところは、貼り付けの手順を解説した YouTube 動画が公開されていることです。
なるほどこうやって貼ればいいのか、と見れば納得の動画で、メーカーのこの姿勢に共感&応援の気持ちを込めて、「navifilm-civic-fl」をamazon で注文し、FL4 納車のときを待ちました。

①【ホンダ シビックFL用カーナビ保護フィルム】下地処理方法
https://www.youtube.com/watch?v=iTDXEwBOS5M

②【ホンダ シビックFL用カーナビ保護フィルム】貼付方法
https://www.youtube.com/watch?v=ZIbjbMeEp8g


液晶保護シートのデメリット

・・・・ と、ここまで、「液晶保護シートを貼れば良いことばかり」、「郵政民営化すれば全てが良くなる」かのように書いてきましたが、デメリットもあると思います。

1つはまず、貼り付けに失敗した場合の心の傷です(笑)。
失敗しても、剥がせばリセットできるわけですが、
貼り直しのために保護シートを何度も買う羽目になるのは、精神的にもよくありません。

貼り方の上手下手ではなく、商品自体の問題で上手く貼れないケースもあります。
わたしが4代目フィット e:HEV に乗っていたとき、日本旭硝子製を謳ったハードタイプの保護シートを買って貼ったのですが、シート自体が微妙に反っていてナビ画面の表面にフィットせず、端の辺りが微妙に浮いた残念な貼り付け結果となりました。
ペラペラのフィルムタイプではないハードタイプのシートは、こうなるリスクもあります。



もう1つ考えられるのは、ドアハンドルプロテクターを貼った場合と同じデメリットです。
つまり、保護シートを貼った境界部分に埃が付いて、見た目が悪くなることです。
おまけに、境界部分は粘着の性質を帯びているので、強く息を吹きかけたりとか、マイクロファイバー等で表面を撫でたりするだけでは、そこに付いた埃は除去しにくいと思います。


そもそも、液晶保護シートが俺に必要なのか?

あとは、気泡や埃が入らず上手く貼れたと思っても、外から太陽の光が運転席に射してきたときの光線の加減によっては、貼った保護シートの表面や境界部分に付いた埃や汚れが、強調されてはっきり見えてしまうことがあります。
そういうこと、よくありますよね。

そういうのが見えたときは、やっぱりちょっと残念な気分になります。
それなりに綺麗に掃除してきたつもりなのに、何故なんだ、これが現実か、
塵ひとつない俺の理想の世界は幻想なのか、などと、思ってしまいます(笑)

・・・・ 等々というようなことを考えながら、昨年3月の納車から1年3ヵ月が過ぎた今日現在。
わたしの FL4 のナビの液晶画面に、保護シートは貼っていません。
事前に注文して準備しておいた axis-parts の保護シートは、押し入れの中に眠ったままです。
結局、上手く貼れたとしても先述のデメリットがあると思うと、風呂場で作業できないハンデの中で「液晶保護シート貼り付けの儀」に立ち向かう気に、なかなかなれませんでした。

そうやって、月日が流れ、乗っていくうちに、保護シートは別に貼らなくても問題なくね?
と思うようになり、そうして最終的に、そもそも俺にナビの液晶保護シートは必要なのか?
と考えるに至りました。


丁寧に扱えば液晶保護シートは不要

わたしの「車に綺麗に丁寧に乗りたい病」のスタンスからすれば、まず以て、
ナビの液晶画面に不用意にベタベタと触って、指紋で汚すようなことはしません。
地図をスワイプでスクロールしたり、ピンチイン/アウトで拡大縮小したりとか、
そういうこともしません(その必要がある場合は別途スマホのナビで用を足します)。



目的地を設定するなどで、ナビの画面に触れる場合も、
指先ではタッチせず、人差し指を曲げた第一関節でタッチします。
何がって、そうしないと指紋が付くじゃないですか(笑)

加えて、マイクロファイバーのモップを常に手の届くところに用意して、
信号待ちのときなどに、それでナビの画面をチャッチャと撫でて埃を払う(笑)
この運用で1年3ヵ月やってきて、保護シート無しで十分いけるという結論に至りました。



車のナビなんて、スマホのようにそんなにガッツリ手で触るわけでもないですし、
丁寧に扱う(触る)ことを心掛ければ、液晶保護シート無しでも綺麗に保てると思います。

ちなみに、電子シフトのボタンを操作する場合も、
リバースに入れるとき以外は、人差し指 or 中指の第一関節で押しています。
だって、指紋で汚れるのと、爪で傷が入ったら嫌じゃないですか(笑)






保護シートを貼る代わりに、「スマホまもる君」などのコーティング剤を施工することも考えられますが、帯電防止で埃が付きにくくなるなどの効果が期待出来る反面、特殊な液剤を塗るわけなので、保護シートを貼るのに失敗するのとは比較にならないリスクが伴うと思います。

その辺り、過去記事「内装ピアノブラック保護編」で書きましたように、内装のピアノブラック箇所へのコーティング施工事例はたくさんあるものの、ナビの画面に施工する事例の紹介動画は、わたしが探した限りでは見当たらず、そこはやはり慎重になった方が良さそうです。

ということで、「ドアキックガード編」「内装ピアノブラック保護編」に続いて、事前に買って準備しておいたがドタキャンという結果に終わりました。
薄い内容なので、書くのに気が引けたのですが、何らかの参考になりましたら嬉しいです。
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