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新型 CIVIC e:HEV 徒然日記(2024/2/25)

先週の土曜日、修理に出していたわたしの新型 CIVIC e:HEV が、帰ってきました。
助手席側ドアの下部を擦った傷(詳細は 2023/11/4 の徒然日記を参照)の修理のため、
1月21日にディーラーに預けて以来、約4週間振りの再会となりました。

その間、ずっと続けてきた毎週洗車ができませんでしたが、法定12ヵ月点検も一緒にやってもらった際に洗車もしていただいたようで、とても綺麗な状態で帰ってきました。
法定12ヵ月点検ということは、昨年3月に納車してからもうすぐ一年を迎えます。
amazon で車のグッズを物色しながら納車を待って過ごした、懐かしい日々を思い出します。



約4週間振りに帰ってきたわたしの新型 CIVIC e:HEV について、気付いたことが2つ。

まず、運転席側のドア内張りの下の方に、小さな蹴り傷が出来ていました。
わたしが付けた傷であることは有り得ないので、言っては何ですが、修理または点検を担当したディーラーの方が乗り降りする際に、足が当たったのだろうと思われます。
それほど目立つ傷ではないので、大した精神的ダメージはないですけど、
ちょっとどうだかなあ、という感じは多少あります(笑)。

もう1つは、ブレーキペダルです。
踏んだ際の感触が、修理に出す前に比べて明らかに固くなって帰ってきました。
12ヶ月点検の明細を見ると「ブレーキペダルの遊び」という項目があるので、何らかの調整が施された可能性はありますが、「OK」と書いてあるだけで詳細は分かりません。

ただ、踏んだ感触が明らかに固くなっているんです。
でですね、「カチ」と音が鳴る持病が、発動しにくくなっているように感じました。
ということは、やはり何らかの調整が行なわれたのかもしれないと。
その結果、他の症状も改善されているかもしれないと、期待が持てるじゃないですか。



・・・・ と思って、一縷の望みをかけて ACC 走行を試してみたのですが、
自動ブレーキがかかる際に確率 100% で「カチ」と音がしました(笑)。
つまり、残念ながら持病はいまだ健在ということです。

ブレーキフィールの方も、相変わらずです。
修理から帰ってきた直後と、翌日の洗車後の近所ドライブのときは絶好調フィールでしたが、朝の出勤時は調子がいまいちで夜の帰宅時に持ち直す傾向は、以前と変わりなしです。
ABH 解除時に後輪から「グッ」と異音がするのも相変わらずです。



ということで、特にブレーキ周りに関して、今後とも悩まされることになりそうです。
なのですが、そんなこんなもひっくるめての愛着心が、気持ちに芽生えているところです。
2/17 にディーラーへ行き、約4週間振りに運転席に乗り込んだとき、
車内に未だ残る新車の香りが、とても懐かしく感じられて ・・・・。

もう1つ、強く思っていることがあります。
代車でしばらく乗った FL1 EX とは、全く別物の車なのだということ。
パワートレインが違うんだからそんなの当たり前だろ、ということではなく、
修理から帰ってきて運転席に入った瞬間に、そう思いました。
車内の雰囲気というか、感触が違うんです。



先日の記事「俺の FL4 vs 代車の FL1 EX」で、FL1 EX をわたしは大絶賛しました。
特に、ブレーキフィールでは完全に負けていました。
でも、それぞれの良さがあっていいんじゃないか。
内外装の見た目や諸元がほぼ同じでも、造りが違う全く別の車。
だから、それぞれの良さがあっていい。

年明けからの瀬戸際の日々の中で、一時は手放すことも考えたけれど、
これからもよろしく頼むぜ、俺の FL4 よ。
今はそんな心境になっている次第です。


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新型 CIVIC e:HEV インプレッション(俺の FL4 vs 代車の FL1 EX)

現在、わたしの新型 CIVIC e:HEV は、去年の10月中旬に助手席側ドアの下部を擦った件(詳細は 2023/11/4 の徒然日記を参照)で、工場送りとなって板金修理中です。
先月の 1/20 に修理に出してから、もうかれこれ3週間が過ぎていまして、ということは、納車以来ずっとやってきた毎週洗車が遂に途切れたり、となってしまいました(笑)

その代わりというわけでもないのでしょうが、ディーラーさんの粋な取り計らいで、FL1 EX モデルを代車に用意していただきまして、今はそれを乗り回している状況です。
そこでまたいろいろと思うところが出てきましたので、「俺の FL4 vs 代車の FL1 EX」ということで、今日は語ってみたいと思います。



(目次)
・概要
・乗り味
・俺の FL4 が勝っている点
・代車の FL1 EX が勝っている点


概要

現在、代車でお借りしています FL1 EX は、わたしがお世話になっているディーラーで長らく試乗車として使われてきたもので、おおまかなプロフィールは以下の通りです。

・プラチナホワイトパール
・CVT
・走行距離が約14,000km
・2023/7/31 の雹害によってボディが傷んでいる

残念ながら、雹害でボディのあちこちがけっこうボコボコになってはいます。
ですが、プラチナホワイトパールの外観の恰好良さが、それを帳消しにしてくれます。
近くで見ると、何やらキラキラと光を反射する成分が入ったような塗装になっていまして、
2ch のスレ風に言うと「おめ、いい色借りたな」という感じです。

ボディーカラー以外の FL4 との外観上の違いは、バックミラーがボディ同色であるかどうかと、フロントのグリル部分の塗装の有る無しと、あとはリアのマフラーくらいでしょうか。
全体的なシルエット・造形は、FL4FL1 EX でほとんど違いはありません。
見た目も十二分に恰好良く、満足感を刺激されるいいクルマです。




乗り味

運転席に乗り込んた感じも、俺の FL4 と代車の FL1 EX で、ほとんど違うところはありません。
ボタン式シフトとレバー式シフトの違いこそありますが、メーターパネルの表示もそんなに大きくは違わず、俺の FL4 に乗っている感覚ほぼそのままで運転できます。

そして、肝心の乗り味についてですが、代車の FL1 EX も全然悪くないです。
e:HEV 方式とガソリン CVT 方式ということで、俺の FL4 の方が滑らかさや静粛性で断然勝っているだろう、と思っていたのですが、実際に乗ってみましたところ、そこまで言い切れるほどの有意な差はないと感じました。

エンジンスタートボタンを押してエンジンを始動した直後こそ、爆音が轟き、ああ、これはガソリン車なのだなあと認識させられますが、一旦走り出してしまえば、走行中のエンジン音はなかなか良く抑えられていると思います。
エンジンルームの奥の方で「ドロドロドロ・・・・」とエンジンが動く音がする、そんな感じです。

もう1つ、シフトレバーの操作感の良さも、意外でした。
わたしが新型 CIVIC e:HEV に乗り換えた理由の1つが、シフトレバーをガチャガチャ操作するのが嫌だったからなのですが、代車の FL1 EX のシフトレバーは高級且つ上質で、操作した瞬間に、先代の4代目フィット e:HEV のシフトレバーとは明らかな差があることが分かりました。




俺の FL4 が勝っている点

以下、細目ごとに見ていきます。
まずは、俺の FL4 の方が勝っている点を挙げてみます。


●航続可能距離

燃費は FL4 が 24.2km/L で、FL1 EX は 16.3km/L です(WLTC モードのカタログ値)。
方や e:HEV 方式、方やガソリン車なので、燃費の違いは想定内ですが、代車の FL1 EX に乗って最初に気付いたのが、航続可能距離にかなり差がありそうということでした。

FL1 のガソリンタンク容量は 47L で、燃費を単純に掛け算すると 766.1km という数値になる筈ですが、FL1 EX をお借りした時点で、ガソリンメーター 8/10 目盛りで航続可能距離の表示は確か 400km 台と出ていました。
試乗車ということで、いろいろと非効率な走り方を繰り返されて、燃費の記録値が下がっていたからなのでしょうけど、それにしてもこんなに差があるのかとちょっと意外に思った次第です。



●マフラー

リアのマフラーですが、代車の FL1 EX よりも、俺の FL4 の方が良いと思いました。
「えーーー!? それは FL1 の方がカッコええやろ?」 と思う方が多いかもしれません。
確かに、FL1 のマフラーの方がちゃんとした造りで、見た目もカッコ良いのは間違いないです。
しかしですね、代車の FL1 EX に乗って外から帰って来て、車から降りて、見ると、左右のマフラーの穴から何か液状の物質が滴り落ちた跡が地面に残っているんです。

高速道路を走っていると、前を走る車がマフラーから何かボトボトと液体を滴らせながら走っているのをよく見掛けますが、見る度に「何じゃあれ?」と不思議に思っていました。
水なのか何なのか、ときにはオイル交じり(?)の濁った液体を、滴らせて走っている車を見かけますが、あれと同じことが FL1 でも起きるのだとしたら、手入れも必要そうですし、ちょっと厄介じゃんと思いまして、だったら FL4 のダミーマフラーでいいとわたしは思う次第です(笑)



●センターコンソールボックス

代車の FL1 EX のセンターコンソールボックス、開け閉めするときに軋む音がします。
これは FL1 より FL4 の方が優れているということではなく、わたしが現在お借りしている代車の FL1 EX の個体の劣化の問題です。
試乗車でいろんな人が乗って開け閉めした結果、こういうことになってしまったのでしょうけど、そもそも新型シビックのセンターコンソールボックスは、ロックを外せば勝手にパカッと開いてくれますし、閉めるときもよっぽどぞんざいに扱わなければジョイント部が傷むなんてことはないだろうと思うので、これは個人的にはとても残念な状況だと考えます。



●減速セレクター

代車の FL1 EX ですが、減速セレクターを操作したときもコクコクと変な音がします。
試乗車として不特定多数の人が乗ってきた事情はあるにせよ、極めて劣化が進んだとても残念な状況となっていて、わたしとしては悲しい気持ちになります。
ディーラーの試乗車であっても、もっと大切に丁寧に乗るように心掛けるべきだと思います。

●バックミラーの建て付け

代車の FL1 EX の良くないところの極めつけが、左右のバックミラーの建て付けです。
具体的には、価格.com のシビックスレ「フロントドアを閉めた際の異音について」の中で触れられている症状が、運転席側、助手席側の両方のドアを閉めた際にモロに出ています。
スレの中で動画が投稿されていますが、代車の FL1 EX の症状と「完全に一致」です。
ドアを閉めた際の衝撃によって、バックミラーのプラスチック製部品のどこかが共振して、安っぽい残響音が発生しています。

これについても、試乗車として傷んだ結果なのだと考えて、納得して済ませることもできます。
しかし、左右の両方のバックミラーでこんな症状が出るとは一体どういうことなのでしょうか。
試乗の際、助手席側にはディーラーの営業マンが乗り込む筈で、にも関わらず、助手席側バックミラーの建て付けも傷んでいるということは、そもそもの造りに問題があるような気がします。

確かに、車に乗り降りする際、不必要なまでの全力で思い切りドアを閉める人というのは、たまに居ますけれど(笑)、みんながみんなそういう人なわけではないですし、そんなこんなを考えると、やはり新型シビックのバックミラーの建て付けに根本的問題があるように思えます。
俺の FL4 ではこの現象は起きていませんが、今後よくよく注意していきたいと思います。





代車の FL1 EX の方が勝っている点

以上は、「俺の FL4 が勝っている点」というよりも、代車の FL1 EX のウィークポイント(=ディーラーの試乗車であること)につけ込んで欠点を論う感じになってしまいました。
試乗車として不特定多数の人に乗られ、酷使されて傷んでいる、それはやむを得ません。
しかし、今お借りしている代車の FL1 EX には、俺の FL4 を凌駕する良い点もあります。


●ステアリングスイッチ

一ヵ月インプレッション」、「6ヵ月インプレッション」の記事の中で、新型 CIVIC e:HEV のステアリングスイッチについて、かなりの低評価をわたしは付けました。
具体的には、+/- の上下スイッチが、非常に小型である癖に、固くて動かし難く、ストロークが極狭であるという、3つの特徴を兼ね備えることによって、「こんなの、操作していたらすぐにガタがきてグズグズのユルユルになってしまうよ」というわたしの低評価となりました。

しかし、代車の FL1 EX のステアリングスイッチは、見た目は FL4 のそれと全く変わりませんが、+/- スイッチを上下に動かす操作が、それほど固くない適度な緩さで行なえます。
つまり、「スイッチが小型」、「ストロークが極狭」は FL4 と同じですが、「固くて動かし難く」がないので、グズグズのユルユルになる心配がなく、操作感は全く問題ありません。
これは率直に、FL1 EX のステアリングスイッチの方がいいなあ、と羨ましく思います。



●ステアリングフィール

新型 CIVIC e:HEV インプレッション(ステアリング編)」の記事で書きました、「ハンドルをごく浅い角度で切ると微妙に引っ掛かりを感じる」問題は、代車の FL1 EX では皆無です。
試乗車で酷使されている筈なのに、なぜこの問題が出ないのか、不思議ではあります。



●ABH 解除時

そして、ここから代車の FL1 EX が本領を発揮し始めます。
こんなんなってしもうてん」等で書きましたように、俺の FL4 は ABH(オートブレーキホールド) 解除時に後輪付近で「グッ」と異音が鳴る持病を、納車以来ずっと抱えています。
しかし、代車の FL1 EX では、その症状は全くありません。
信号待ちで青に変わり、アクセルペダルを踏むと、無音で ABH を解除して発進してくれます。
これは正直、羨ましいです。

●ブレーキペダル

代車の FL1 EX は、ブレーキペダルの操作感も非常に優れています。
まず、ブレーキペダルを踏んだとき、俺の FL4 のように「カチ」と音が鳴ることはありません。
ということは、ACC で自動停車する際も、俺の FL4 みたいに「カチ」と音が鳴りません。
試乗車として、いろんな人が乗って、酷使されているであろうにも関わらずです。

代車の FL1 EX のブレーキペダルは、全く傷んでいる様子が見られないのです。
そのことは、駐車時に EPB(電動パーキングブレーキ)を操作する際の挙動にも現れています。

① 停車する
② EPB 作動(チュイーーン)
③ D ⇒ P に入れる
④ ブレーキペダルを離す
⑤ エンジン停止

代車の FL1 EX で外を走り、家に戻って来て、上記手順で駐車の操作を行なうと、
まず、② でチュイーンと EPB が作動したときに、ブレーキペダルが沈みます。
③ で P レンジに入れた際にも、ブレーキペダルがさらに沈むように動きます。
そして、特筆すべきは、④ でブレーキペダルを離した際に、完全無音であることです。

俺の FL4 の場合は、②,③ のときにブレーキペダルが動く(沈む)ことはありません。
ごく稀にですが、駐車状態からの発進時、ブレーキペダルを踏んでエンジン始動したときにブレーキペダルが沈むことがあり、その辺りの挙動が一貫していません。
また、④ でブレーキペダルを踏む足を離した際、9割方の確率で「ギュッ」と異音がします。

ブレーキペダルが沈む挙動は、ガソリン車に特有のもので、ハイブリッド車の場合はブレーキペダルが沈むことはない、といつも頼りにしている情報源(2ch)で聞いたことがあります。
ですが、俺の FL4 はブレーキペダルがごく稀に沈むことがあって、そういう一貫しない挙動を示されると、どこかが傷んでいるのかと不安になります。

代車の FL1 EX の場合も、② で EPB が作動時に、後輪付近からギギギと異音はします。
ですが、それは俺の FL4 でも同じで、②,③ で一貫した挙動を安定的に示すことと、④ でブレーキペダルを離した際に完全無音であることから、代車の FL1 EX は試乗車として酷使されていながらきわめてヘルシーな状態を維持している、と言えます。



●ブレーキのフィーリング

そして極めつけは、代車の FL1 EX は、ブレーキで停車する際のフィーリングも一級品です。
わたしがこれまでこのブログで、「ブレーキ編」、「ブレーキ編 - その弐」の記事で書いてきた御託など、どこ吹く風かと、いうくらいの余裕を醸し出しています。
特に、「ブレーキ編 - その弐」で書きました、絹のように滑らかな良好なブレーキフィールで、バシバシ停車してくれます。
大体においてですね、代車の FL1 EX は4輪のブレーキディスクのどこを見ても、錆がほとんど出ておらず、その時点で俺の FL4 とは「差がありすぎる(長州力)」な状態です、悔しいですが。



正直、代車で FL1 EX をお借りできるとなったときは、またとない良い機会だと思いました。
試乗車でいろんな人が入れ替わり立ち替わり乗った車が、どれほど傷んでいるかを検証できるチャンスであると同時に、「車に綺麗に丁寧に乗る」を身上とするわたしの考えが間違っていないことを証明する良い機会であると、そう思っていました。

乗ってみればおそらく、ブレーキペダルはボロボロで、停車時は異音を発しまくり ・・・・
そして俺はドヤ顔になる、そう思っていたのですが、実際に乗った結果は完全に真逆で、
2ch に「おっさんの品格とは何だったのか」スレが立つほどの事態となりました(笑)。

真面目な話、ブレーキディスクが4輪とも何故あんなに綺麗な状態を保てているのか。
今現在のわたしの一番の関心事はそこです。
洗車時に普通にホイールを洗えば、ブレーキディスクが濡れて錆は必ず出ると思うのですが。
代車の FL1 EX のホイールは、あまり洗われていないようでちょっと汚く、だから錆を免れているということなのでしょうか。
今度の土曜日にディーラーに返却することになっているのですが、返却前の洗車でホイールを洗うべきかどうするべきか、とても迷っています。
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新型 CIVIC e:HEV 綺麗に乗りたい(フューエルリッド編)

2024年は、年明けから激動に次ぐ激動で、私生活でも大きな出来事があり、それにかまけて慌ただしい毎日を送っていたら、12ヵ月点検の案内がショートメールで届きました。
早いもので、わたしの新型 CIVIC e:HEV も、納車からもうすぐ1年になろうとしています。

助手席側ドアの底部を擦った件の修理に出しているため、今現在は新型 CIVIC e:HEV には乗っておらず、代車の FL1 EX に乗っている状況なのですが、車に乗っていれば日々思うところは沸いてきて、ネタは尽きません。
今日は、綺麗に乗りたいの「フューエルリッド編」ということで、語ってみたいと思います。



(目次)
・フューエルリッドとは?
・ガソリンスタンドで給油する手順
・ガソリンスタンドで給油する際に注意すべき点
・洗車する際に注意すべき点


フューエルリッドとは?

フューエルリッド(fuel lid)は、直訳すると、燃料の蓋。
要するに、給油口の蓋です。
ガソリンスタンドで給油するとき、パカッと開ける蓋のことです。

フューエルリッドと言われても、多くの人は、あまりピンとこないかもしれません。
「給油口」と言った方が、分かり易いと思います。
新型 CIVIC e:HEV のオーナーズマニュアルにも、「給油口」と書いてあるのかと思って、
見てみましたところ、「フューエルリッド」と記載されていました。
なので、この記事のタイトルも「フューエルリッド編」にした次第です。

給油ノズルを差し込む給油口のキャップについても、
「給油キャップ」、「燃料キャップ」ではなく、
「フューエルキャップ」と、オーナーズマニュアルには書かれています。

フューエルリッドに、フューエルキャップ。
オーナーズマニュアルとしては、どうも、横文字を好む傾向のようですが、
日常生活の実際の場面で、まず使うことのない言葉だろうと思います。

ガソリンスタンドの店員さんだって、
「お客さん、フューエルリッドが開いたままになってますよ」
とは言わず、「給油口が開いちゃってますよ」だろうと思います。

車系 YouTuber のウナ丼(UNADON)さんの場合も、
「お前は既に開いている」の蓋斗神拳(ふたとしんけん)のとき
「燃料キャップの蓋」と言っています。




ガソリンスタンドで給油する手順

ガソリンスタンドで給油する際、どういう手順で行なうのかを、詳しく見ていきます。

(手順1) フューエルリッドをパカッと開ける

最近の車は、フューエルリッドを外からワンプッシュ、つまり、蓋斗神拳(ふたとしんけん)で開くようになっているものが多いと思います。
そうでない車の場合は、まず始めに、運転席の下の方にあるレバーを引いて、フューエルリッドのロックを解除してやる必要があります。

(手順2) フューエルキャップを回して外す

フューエルリッドをパカッと開けると、中にさらに、丸い形のフューエルキャップがあります。
このフューエルキャップを、左回転方向に回して緩めます。
このとき大体「ズゥフォーー」とかいう、空気が抜ける音がします。
完全に緩めきったら、ポコッと取り外し、フューエルリッドの裏側にあるホルダー(フック)に引っ掛けてやります。

(手順3) 給油ノズルを差し込む

ガソリンスタンド側のマシーンを操作して、給油準備完了状態になったら、給油マシーンに備え付けの給油ノズルを手でしっかりホールドして、フューエルキャップが外れた状態になっている給油口に慎重に差し込みます。
このとき、レギュラーとハイオクを間違えないように注意します。

(手順4) 給油開始

給油ノズルのレバーを引いて、給油を開始します。
満タンになったら自動停止するので、そのまま何も考えず待っていればよいだけなのですが、このとき、給油マシーンの金額とリットルの数値が増えていく様子をついじっと見てしまいます。

(手順5) 給油ノズルを取り出し、マシーンに戻す

給油が完了したら、まず、給油ノズルを給油口から抜いて取り出します。
給油ノズルを取り出したら、給油マシーン側の元あったところにサッと戻します。

(手順6) フューエルキャップを回して締める

ホルダーに引っ掛けてあるフューエルキャップを、給油口にハメて戻します。
そして、右回転方向に回して締め付けます。
このとき、「ガギギ」という音が2~3回くらいする程度の強さで締め付けます。

(手順7) フューエルリッドを閉める

最後に、フューエルリッドをプッシュして閉めて、給油完了です。




ガソリンスタンドで給油する際に注意すべき点

以上、ガソリンスタンドで給油する際の手順を、詳しく振り返ってみました。
この手順の中の、どこで、どういうことに注意すべきでしょうか?

それはもう、言うまでもなく (手順5) です。
給油ノズルを給油口から抜いて、マシーンに戻す手順です。
(手順5) は、より詳細に書くと次のようになります。

(手順5-1) 給油ノズルを、給油口の入り口ギリギリのところまで引く

給油ノズルを手前に引いて給油口から抜くわけですが、このとき一気に抜くのではなく、給油口の入り口ギリギリのところまで引いたところで一旦止めます。

(手順5-2) 給油ノズルの先端を注意深く観察し、タイミングを計る

給油口の入り口ギリギリのところまで引いたことで、給油ノズルの先端が見える状態となるので、そのまま、ノズルの先端の様子を注意深く観察します。
具体的には、ノズルの先端からガソリンの雫が滴り落ちる様子を観察します。
このとき、給油ノズルの先端を給油口の入り口付近にカンカンと軽く打ち付けて、ガソリンの雫を除去してやると良いでしょう。

(手順5-3) 給油ノズルをサッと引いて、給油口から完全に抜く

タイミングを計りつつ、給油ノズルをサッと引いて、給油口から完全に抜き取ります。
ガソリンの雫が滴り落ちる間隙を突いて、給油ノズルをサッと素早く引きます。

(手順5-4) 給油ノズルをマシーンに戻す

給油ノズルを給油口から完全に抜き取ったら、給油マシーンに戻します。
このときも、ノズルの先端から滴るガソリンの雫で地面を汚してしまうのも何ですから、サッと素早く戻すのが好ましいと思います。

この中で最も重要なのは、(手順5-3) です。
給油ノズルを、いかにタイミング良く、サッと素早く抜き取るか。
その瞬間に全てを賭けないといけません。

タイミングを失敗すると、給油口の周辺にガソリンの雫が垂れてしまいます。
下手したら、車体のボディにガソリンが垂れて汚れてしまいます。
車に綺麗に乗りたい我々としては、それは敗北を意味します。




洗車する際に注意すべき点

以上、ガソリンスタンドで給油する際は、給油キャップの周辺部等、
フューエルリッドの内部をガソリンの雫で汚さないように気を付けましょう。
というお知らせでした。

しかし、「車に綺麗に丁寧に乗りたい道」を極めるには、さらなる注意点があります。
フューエルリッドに関して、洗車の際にも注意すべき点があります。



フューエルリッドの内部は、いくら注意していてもガソリンの雫が垂れてしまうことはあり得ますし、給油キャップの締め付けが甘かった場合、洗車の水でフューエルリッド内部をジャバジャバ洗うと、給油口の入り口からガソリンの成分が滲み出してくることが考えられます。

従って、洗車で車のボディ全体に水をかけた後、フューエルリッドの周辺部/内部に残っている水には、ガソリンの成分が混ざっている可能性があるということです。
いわば、汚染水なわけですね。

なので、拭き上げの際に、フューエルリッドの周辺部/内部を拭き上げたタオルは、
他の個所の拭き上げに使い回さないようにした方が、良いと思います。
フューエルリッド周辺部/内部の拭き上げ用と、それ以外の箇所の拭き上げ用で、
タオルを別々にするのも良いかもしれません。



わたしの場合は、純水で濯いでいるのですが一応一通りの拭き上げは行なっていまして、
その際、フューエルリッドの周辺部/内部の拭き上げは最後に行なうようにしています。

もちろん、あくまでも可能性の話ではあります。
しかし、可能性が 1% でもあるのなら、それを回避するためにベストを尽くす。
フューエルリッドに関して、話すことが、あるとしたら、
今はこんなところかもしれません。
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