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新型 CIVIC e:HEV 綺麗に乗りたい(洗車雑談編 - その五)

今日は、洗車雑談編のその五ということで、amazon で最近買ってちょっと使ってみて、
今も一応わたしの FL4 の後部座席に置いてあります「中華最強ブロワー」について
お話してみたいと思います。

「風力が凄すぎてヤバい」
「ボンネットやグリルの水滴が秒で乾く」
「洗車の拭き上げ作業が楽になること間違いなし」

ここ最近、このような謳い文句で SNS の広告やショート動画で話題になっているのが、
中国メーカーが販売しているブロワー、所謂「中華最強ブロワー」です。
車系 YouTuber さんに紹介されたのがきっかけで、洗車界隈で注目され始めている。
という流れかと思います。

わたしが購入した目的も、言うまでもなく、洗車の拭き上げ作業の効率化です。
過去記事「洗車雑談編 - その四」の中で書きましたように、時短による効率化の他にも、
水道水が乾いてシミになる・・・ という「気分的な焦り」の軽減に役立つと思います。

ですが、結論を最初に言いますと、今後の洗車の拭き上げ作業で、
わたしがこのブロワーを使うことは多分ないと思います。



以前は、中国の通販サイト「アリエク」でしか買えなかったのが、最近は amazon でも買えるようになり、しかしながら類似商品が百科騒乱状態なので、選ぶ際は要注意です。
そんな中、わたしが「中華最強ブロワー」を知るきっかけになった YouTube のレビュー動画で見たのと、外観が似てそうなものを amazon で見繕って、購入しました(↓が商品画像)。



風の吹き出し口が六角形をしている点に、着目して、選びました。
商品の概要については、これと全く同じ商品のレビュー動画が YouTube で公開されていますので、その動画も見ていただければと思います。

【絶対買うな】中国製の最新爆風ブロワー…購入後…速攻で壊れました…。
https://www.youtube.com/watch?v=eIkRiSSJ_ds

梱包の箱は、非常にちゃんとした、凝った造りになっています。
商品のモノ自体も、そんなに安っぽくなく、手に持ったソリッド感がなかなか良いです。
上記のレビュー動画にもありますように、商品名が「暴力的なターボファン」となっていて、
いかにも中華メーカーのノリだなあという感じはします。

しかし、開梱して取り出してみた感じでは、モノの質感も良く、期待を抱かせてくれます。
小型液晶パネルにバッテリーインジケーターが表示されるのも、良いと思います。



風量の調節は、ボタンを押すごとに3段階に切り替わります。
且つ、3段階のいずれの風量時も、ボタンを長押しすることでターボがかかって風量が増し、
ボタンを離すとターボ解除という仕組みとなっていて、計4段階の風量調整が可能です。



わたし個人的には、ボタン式よりも、ダイヤル式の方が使いやすいかなと感じます。
長押しでターボを起動する操作も、押したときのクリック感に乏しく、正直やり辛いです。
ちなみに、風量(弱)では、洗車の水滴飛ばしには全く使えません。

ボンネットの水滴が全てサーッと引いていく、あれを再現するには、風量(中) では無理です。
わたしがやってみたところでは、風量(中) だと小さな水滴の粒がどうしても残ります。
それを直後にすぐ拭き取らなければ、乾いてシミになるリスクが逆に高まると思います。

SNS 動画のあのシーンを再現するには、風量を最大の (強) またはターボにする必要があります。
風量を MAX にすれば、水滴が一掃されるあのシーンが、多分再現されると思います。
多分思います、というのは、風量を最大にした時点で「あ、これは無理だ」とわたしは思って、その状態で実際に水滴を飛ばしてみるには至らなかったからです。



風量最大に入れてみて、わたしは無理だと思いました。

まず、騒音が酷すぎます。
あの騒音を出しながら洗車することは、御近所様に申し訳なくてわたしは出来ません(笑)
「キーーーーーーン」という甲高い音が非常に耳に付き、これならまだ BOSCH のブロワーを「強」で使った方がマシなんじゃないかと思えるほどの、かなりの騒音です。

騒音が酷いのに加えてですね、何でしょう、
端的に言って、怖いんです(笑)

手に持ったプラスチック製ケースの中で、ファンが超高速回転し、爆発的な物理エネルギーが発生するという、物凄いことが起きているわけです(笑)
それが伝わってくる感触がヤバくて、本能的恐怖を感じます。
バッテリー消費の熱も、相当なものだと思います。
もし何かあったら、握って持っている右手は一巻の終わりです。

うん、これは危ない、とわたしは即座に感じ、風量最大では使用出来ないと判断しました。
ボタンを長押ししてターボを効かせた場合も同様です。
これは言葉でいくら説明してもダメで、実際にやってみないと伝わらないと思います。

そういう事故が起きたという話は聞きませんし、わたしの心配しすぎかもしれません。
また、先述のレビュー動画では、風量最大にすると動作しなくなって「ダメだこりゃ」な結論で終わっていますが、あれはおそらく熱暴走の安全回路が作動した結果ではないかと思われ、つまりそれなりに安全面に配慮した設計になっているとも考えられます。

しかし、別の YouTube のショート動画では、使用中にファンが破損して破片が首筋をかすめたので危険、要注意、と注意喚起している YouTuber さんを見かけました。
使用はあくまでも自己責任で、と言っているレビュー動画も複数見かけます。



もう1つ思ったことは、風量最大時の騒音について、
ありのままに言及しているレビュー動画が、少ない気がするということです。

ボンネットの水滴がサーッと一掃される映像を出せば、確かにインパクトは大です。
その際の、騒音の大きさが伝わっていないです。
ナレーションや BGM に隠れて全く聞こえないか、ヒュイーーーーン という音がかすかに聞こえるくらいで、実際の騒音がどんなものかが伝わっていないです。

あるいは、屋外で使えば、騒音はあまり気にならないのでしょうか。
わたしは家(賃貸)のガレージ内での洗車なので、その環境の違いはあるかもです。
騒音も気にならず、風量最大で全く平気で普通に使える人も、いるにはいるでしょう。

ただ、わたしが使ってみた感想としては、
風量最大で使うのは、怖くてとても無理無理無理無理無理無理無理無理無理(笑)
1段階下の風量(中) にすると、水滴を秒で一掃とはいかず、細かな水滴が残ります。
拭き上げ作業効率化の切り札として使うには、一歩及ばず、が結論です。

ちょっと使ってみただけなので、バッテリー性能や耐久性など、未知な点も多く、
しかし、中華製にしてはそんなに悪くない出来なのではないかとも、わたしは思いました。
何かの参考になりましたら幸いです。
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洋楽ロックバンド合縁奇縁

このブログは、80年代洋楽カテゴリを設けて、いくつかの記事を書いています。
そんな中、「一番のファンは誰なのか?」と聞かれると、答えるのはなかなか難しいです。

自分が洋楽の門戸を叩いた、高校時代の青春真っ只中だった1984年、1985年、1986年。
あの当時の思い出をなぞることのできる、記憶に残るアーティストやバンドの名曲を、
今も幅広く楽しんでいる、というのが実情だからです。
聞いた記憶がある、耳に残っている、というのが大きな原動力になっているからです。

しかし、振り返ってみると、
当時やっていた深夜の MTV で、たまたま出くわした曲の PV を見て、

「うわ、かっけー!」
「めっちゃクールやん!」

とショックを受けて夢中になり、聞き始める、というプロセスを経たバンドが1つだけあり、
それが、カーズ(The Cars)です。
その意味で、自分にとってカーズは特別なバンドです。

そして、以下の過去記事の中でそれとなく示唆していますように、カーズというバンドには、
デビューから解散そして再結成に至るまでの、長きに渡るドラマチックな来歴があります。


わたしは、80年代洋楽人間です。
80年代洋楽が青春のすべてでした。
80年代洋楽好きであることが、自分のアイデンティティと言っても過言ではありません。
80年代洋楽好きになっていなければ、カーズファンになることもありませんでした。



時は2024年を迎え、1980年代の洋楽シーンで活躍したアーティストや、バンドのメンバーが、鬼籍に入ったというニュースを、度々目にするようになりました。

カーズのリーダー兼ソングライターのリック・オケイセック(Ric Ocasek)も、
2019年に他界し、バンドの歴史にピリオドが打たれました。
自分も80年代洋楽人間の端くれとして、何かを書き残しておきたい動機に駆られています。

今と違って、情報ソースは非常に限られた時代でした。
洋楽雑誌、FM ラジオ、カセットや CD のライナーノーツ、それくらいのものでした。
しかし、それなりにアンテナを張って集めた当時の情報の記憶と、後年の現代になってネットで拾って補った情報を元に、80年代洋楽シーンで活躍したロックバンドの、解散およびその後の再結成に関する、見聞録と言ったら大袈裟ですが、当時の記憶を辿った思い出話のようなものを、「洋楽ロックバンド合縁奇縁」と題して、書き綴ってみようと思います。

自分は業界人でないのはもちろん、海外に友⼈がいるインターナショナルな人間でもないので、
いわゆる「裏情報」的なものは一切持ち合わせていないことを、最初にお断りしておきます。
あくまでも、当時の記憶と後年に補った「表情報」に基づいた、単なる思い出話です。
取り上げるバンドのチョイスが初心者丸出しなのも、どうか御容赦いただきたく m(_ _)m


   


ということで、80年代洋楽シーンで活躍したロックバンドの中で、自分が独断と偏見で選んだバンドの 解散・再結成にまつわる思い出話 をしていく前に、ネットで見つけた以下の URL に書かれた内容をまずは紹介したいと思います。


Digital Music News というネットメディアによる、2015/2/24 の署名入り記事です。
「バンドが解散する9つの理由」というストレートなタイトルに目を引かれます。
古今東西の洋楽バンドが解散するに至った9つの理由が挙げられているわけですが、
(1) から (9) の番号の意味(重要度)については明記されていませんが、中身を読んだところ、第1位から第9位の順番で紹介されている、つまり上にあるほど解散理由として重要度が高いということのようです。



(1) Money(お金)

「不幸なことに、新人バンドからスーパースターに至るまで、バンドが解散する理由の主な原因がマネー(お金)だ。バンドの収入だけでやっていけなくて、貧乏な生活が嫌になったメンバーは、一人また一人と、収入に見合った現実の生活を始める(=バンドを脱退する)。スーパースターの場合は金銭的公平が気になり始める。Coldplay は、全ての曲の権利を4人で均等に分配していたことで有名だ。Chris Martin が明らかに一人で書いたアコースティック・バラードであっても、4人のメンバーは作詞作曲のクレジットを均等に得る。これを公平でないと思う⼈もいるかもしれないが、バンドのリーダーがファーストクラスのシートに座りフェラーリを運転する一方で、バスに乗りヒュンダイ車を運転するカツカツの生活を送る他のメンバーがそれを見たら、事は丸く収まらないだろう。面倒をなくすにはこうするのがよい。"俺のギターリフは15%のロイヤリティを得るべきだ" とか文句を言うのはやめて、全ての曲を均等に分配する、そうすればバンドは長続きする。」 ・・・・ 大体こういう意味のことが書いてあると思う。
(1) から (9) の説明の中で、この (1) の説明文が最も長いので、お金が理由でバンドが解散するケースが一番多いということなのだろう。


(2) Clashing Personalities(不仲、人間的衝突)

「お金以上に、これが原因で多くの偉大なバンドが崩壊した」と書いてある。ある一人のメンバーが他のメンバーを過剰にコントロールしようとする、あるいは過剰にリーダーシップを取ろうとした場合にこうなる、的なことも書いてある。要は、人間的ないざこざということだろう。
イーグルス(Eagles)のドンヘンリー(Don Henley)とグレンフライ(Grenn Frey)など、具体的に何組かのバンドとメンバーの名前が挙げられているが、ポリス(The Police)の3人の名前が書いてあるのは、自分は全く聞いたことが無いのでちょっと驚いた。


(3) Allocation of Business Duties

「近年の音楽産業においては、バンドのメンバーは自分の仕事を責任を持ってきちんとこなさないといけない。時間通りにリハーサルを行ない、簡単なビジネス業務を代行する、など。それができなければバンドは機能しない。昔のように、ドラッグでラリった状態で会場⼊りしてそのままステージに立つ、みたいなことをしていてはやっていけない。近年の成功しているロックスターは、スマートで、一生懸命働き、責任感があり、ビジネスを熟知している。」 ・・・・ みたいなことが書いてある。要は、バンドのメンバーが怠慢であっては駄目だ、ということだろうか。


(4) Ego(自尊心)

"ego" は「自我、自尊心、うぬぼれ」という意味があると思うが、ここではおそらく「自尊心」と解釈するのが適切なのだろう。「バンドのメンバーの中の一人が "自分は他の誰よりも一番優れている" と自尊心ゆえに思い始めたら、そのときからバンドの崩壊が始まる」 ・・・・ というようなことが書いてある。さもありなん、という感じか。


(5) Conflicting Goals(バンドの目的の相違、対立)

「すべてのバンドが、結成当初から話し合う必要があるのはバンド結成の目的だ。家族と共に過ごす人生を送りたいのか、精力的にライブを行ないたいのか。リスク覚悟でメジャーレーベルで勝負するのか、インディーバンドとしてやっていくのか。その辺りの目的意識が違っていたら話にならない。」 ・・・・ 的なことが書いてある。まあ、それはそうだろう。


(6) Musical Differences(音楽的方向性の違い)

「バンドの解散理由として発表されるのがいつもこれだが、表向きの方便である場合がほとんどだ。しかしながら、実際の話、進化と実験を好むミュージシャンもいれば、それまでと同じやり方でいきたいと考えるミュージシャンもいる。バンドのメンバーが音楽の方向性に賛同できなければ、バンドはうまくいかない。」 ・・・・ 解散の理由が「音楽的方向性の違い」とは、カーズも当初はそう言われていたし、日本では吉川晃司と布袋寅泰の COMPLEX もそう言われたものだが、なるほど、それは表向きの方便なのですか、そうですか (。・ω・)φ フムフム


(7) Fatigue(疲れ)

「どんなに成功したバンドでもハードワークで消耗することはある。ツアー中心に活動してきたバンドが、ツアーがだるくなったからといって、ライセンスやグッズ販売の活動を始めるのは難しい。YouTuber が毎週ビデオを作るのは飽き飽きする作業で、それに比べると、バンドがツアーに出るのはリフレッシュできて幸運だが、典型的な YouTube スターと同じ稼ぎを得るには数回のツアーに出ないといけない。」 ・・・・ のだそうだ。
バンドが数回のツアーに出るのと、それと同じ稼ぎを得るのに YouTuber が毎週動画を作るのと、どっちが大変かという感じのことが書いてあるが、要は、バンドがツアーに出るのは大変で、それで疲れて嫌になって解散する場合もあると言っているのだと思われる。


(8) Significant Others(影響力のある他人)

「オノ・ヨーコであろうと、ミュージシャンの妻を持つ家庭を作りたいと考える夫であろうと、影響力のある他人が最終的に、バンドにとって好ましくない方向にミュージシャンを引っ張ってしまうことがある。」・・・・・ といったことが書いてある。
オノ・ヨーコ(ビートルズ)の事例を考えれば、(8) で言わんとすることは大体お察しだろう。
洋楽とは関係ないが、ジャイアント馬場の妻・元子夫人が、全日本プロレスの運営に多大な影響力を持っていたことは有名で、それが度重なる衝突の原因となり、最終的にノアの分裂・旗揚げへと繋がっていった。それと同じことを言っていると思う。


(9) Drugs(ドラッグ)

「The list of famous musicians who have ODed is endless.」つまり、ドラッグで命を落とした有名ミュージシャン、メンバーがドラッグにおぼれて空中分解したバンドは数多い、と。ニルバーナ(Nirvana)のカートコバーン(Kurt Cobain)、ドアーズ(The Doors)のジムモリソン(Jim Morrison)の2人の名前が、薬物依存で亡くなった有名ミュージシャンの事例として挙げられているが、この (9) については多くを説明する必要はないだろう。



洋楽ロックバンド合縁奇縁 - 続く
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新型 CIVIC e:HEV 徒然日記(2024/9/21)

わたしは、車系 YouTuber さんのチャンネルの動画をよく見ていまして、
その中の1つに、HYBRID 鹿本氏のチャンネルがあります。

車系 YouTuber さんなので、車の知識全般に明るいのはもちろんなのですが、
HYBRID 鹿本氏が凄いのは、ハイブリッド技術に関する知識レベルの高さです。
いわゆる業界の方でもなさそうなのに、一体どこからあの技術的知識を仕入れるのか、
トヨタやホンダの技術者と対等に議論出来るんじゃないかと、思えるほどです。

内容がマニアックでもあるので、視聴者を選ぶところはあるかもしれませんが、
モータージャーナリストのレビュー動画とは一線を画す、技術談義を聞けるということで、
わたしが人生初の所有車である 3代目フィット(ガソリン)に乗り始めた、約7年前から
注目し、ウォッチングを続けているチャンネルです。



同チャンネルの中で HYBRID 鹿本氏は、ホンダのハイブリッド方式である i-DCD と e:HEV を比較して、「i-DCD の方が技術的に面白く、e:HEV は一般層向けすぎて(マニアには)物足りない」という持論を展開されています。

そんな HYBRID 鹿本氏が、新型フリード e:HEV に試乗した感想を最近の動画で語っています。
e:HEV に対して辛口目の評価を語ることの多い氏が、どのような感想を持ったのだろうと、
興味津々で動画を視聴させていただきました。

新型フリードe:HEVに試乗してきた感想(フリードi-DCD)
https://www.youtube.com/watch?v=oWa2UQcdUbo

i-DCD をこよなく愛する持論のスタンスは、変わらないながらも、
「e:HEV はこれはこれでいいんじゃないか」と、及第点の感想を述べておられます。

e:HEV も代を重ねて、熟成の度合いが増していることは間違いなく、
i-DCD を好むマニアをも納得させたと、いうことなのでしょう。



その動画を視聴して、e:HEV に対する感想とは別に、わたしが注目したことが2つありました。
1つは、オートブレーキホールド(ABH) の挙動について、語られているくだりです。

「ABH については、発進時(解除時)に "ガッ" となることがあるのが今まで気になっていて、
 その点、新型フリードは発進時は良かったが、停止のときに "ガッ" となるのが気になった。
 スーッと滑らかにでなく、最後止まるときに "ガッ" と止まるのが気になった。」

ブレーキのフィールに関する、この話。
わたし自身も、自分の FL4 でこれまでさんざん体験してきました。
ABH 解除時の "ガッ" は、わたしの FL4 では納車したときから今でもある現象です。

多くの人が試乗する試乗車で、ブレーキ操作が荒っぽいガサツなお客(笑)も中にはいるのでそうなった、という風にも考えられますが、ABH の解除と停止の挙動は、ドライバーのブレーキ操作の如何とはあまり関係ない気がします。

ということは、その車の個体の問題(当たり外れの問題)か、あるいは、
いくら試乗車とはいっても、発売からわずか2ヵ月ちょっとでそうなってしまうのは、
ディスクブレーキの設計 or 製造上の問題も何かあったりするのでしょうか。

その一方で、わたしがディーラーで借りた代車の FL1 EX のように、一見ボロボロの試乗車のようでありながら、ABH 解除時は完全無音、停止の滑らかさも完璧な乗り味を出してくる個体もあるのですから、世の中わかりません(過去記事「俺の FL4 vs 代車の FL1 EX」参照)。

いずれにしても、この種のブレーキ周りの異音問題は、他人事として聞く分には聞き流していられますが、実際に自分の車で起きると、嫌なものです・・・・
車に乗るたびに、毎日遭遇しないといけないわけですから。
しかもこれ、1 か 0 かのオール or ナッシング、つまり、大丈夫な車は大丈夫だがダメな車はずっとダメという、一度なったら治るのはほぼ無理な厄介な類の問題であると思います。



HYBRID 鹿本氏の新型フリード e:HEV 試乗感想動画で、もう1つわたしが注目したのは、
ダッシュボードの付近で何かが鳴いている?音です。
動画の終盤の11分10秒以降で、特に顕著に聞こえます。

わたしの FL4 でも時々あるのですが、走行していて、ドライブレコーダーの辺りかまたはナビの辺りから、ビリビリビリビリ.... と何かが鳴く?音が聞こえることがあります。
音の感じからすると、ダッシュボード or ピラーの内張りの中を這っている配線のコード、
それがどうも振動で鳴いている?音なのではないかと、予想しています。

ブレーキ周りの異音と同じで、走行中にダッシュボードの辺りから何かが ビリビリビリビリ....
と鳴く?音がするなんてのは、気分が下がります、テンション下がります。
そんなに頻繁に起きるわけでもないのですが、ちょっと嫌なので、ディーラーに行って、
中の配線をテープか何かで固定でもしてもらおうかと、思っていたところでした。

動画の中で、それと同じ現象が起きているのを見て、勝手に親近感を持った次第です。
約7年前にチャンネルを発見したときから注目し、2ch の車関連スレでは時々、「HYBRID 鹿本さんがこう言ってたよ」とお名前を出させていただいたこともありました(燃料投下w)。

これからも、いろんな車系 YouTuber さんの動画を参考に、
楽しませていただきたいと思っています。
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新型 CIVIC e:HEV 綺麗に乗りたい(洗車雑談編 - その四)

昨年3月末の納車以来、毎週洗車を続けてきたわたしの新型 CIVIC e:HEV でしたが、
8月末、台風10号の接近に伴う大雨によって、ついに毎週洗車が途切れてしまいました。
いつもやっている、洗車後の錆落とし&水気飛ばしに出ることが出来なかったので、
自発的に洗車を断念する決断をせざるを得ませんでした。

9月に入ってからはまた、毎週洗車の日常に戻っています。
一回やるのに約4時間かかる、自分の洗車ルーチンで、改善すべき点はどこなのか。

会社の仕事でも、「振り返りが大事」と言われます。
仕事の実績を振り返って、どこが良くなかったかを見つけて、次に繋げろと。
そう言われても、目先のことが忙しすぎて、振り返りはつい後回しになりがちですが ・・・・



そこを曲げて、自分がやっている毎週洗車を振り返ってみたとき、1つ言えるのは、
洗車をするときわたしは、基本的に「焦っている」ということです。

①ボディ全体を濡らす(水道水)
②中性シャンプーで洗う(水道水)
③ボディ全体を濯ぐ(純水)
④拭き上げ or ブロワーで吹かす

車のボディを洗う場合の大まかな手順は、↑このようになりますが、
この中のどこで「焦っている」のかと言えば、それはもちろん ② をやるときです。
② の手順をもう少し細かく書くと、次のようになります。

foreach ( ルーフ、左サイド、フロントガラス、ボンネット、前部、右サイド、後部、リアガラス ) {
  A. シャンプーを掬って、優しく撫で洗う
  B. 水をかけて、シャンプーを流す(水道水)
  C. マイクロファイバーを使い、流水洗車の要領でさらに入念に流す(水道水)
}

いわゆる「泡泡洗車」つまり、フォームガンでボディ全体を泡まみれにするやり方もありますが、部分的に洗う「1パネル洗車」が初心者には推奨されていて、わたしもそうしています。
但し、シビックはそれなりにデカいので、1パネル洗車でもなかなか大変です。
各部分ごとに、A, B, C の作業を順次繰り返すわけですが、そのときに「焦り」が生じます。

・シャンプーの液剤をきちんと洗い流さないと、跡が残ってシミになる
・水道水で濡れた他の部位が乾くと、水シミになる

この2つが、焦りの要因です。



1つ目の要因、「シャンプーの液剤が残るとシミになるので焦る」について。

シャンプーで洗車したときは、当然、水をかけてシャンプーの液剤を流します。
それだけで十分かどうかは、使うシャンプー次第と思いますが、わたしが使っているシュアラスターの中性カーシャンプーは、泡切れが非常に良いと言われている商品なので、水をかけて流すだけで十分とも考えられ、その辺りは人それぞれの考え方があるかもしれません。

わたしの場合、念には念を入れて、ミットで表面を撫でながら水で流すことをやる場合もありますが、それもなかなか面倒で、水をかけて流すだけなら非常に楽で、時短にもなります。
・・・・ が、わたし自身、最初の車に乗っていたときに、シャンプー洗車をして跡が残った経験があったので、それで本当に良いのかなという不安が常にあり、焦りに繋がっていました。

先日、その迷いと焦りを解決することができました。
いつも参考にさせていただいている YouTube チャンネル「車出張修理屋バンバン車のDIY家庭教師」の動画で、シャンプー洗車後は水で流すだけでは不十分であると知りました。

【警告】9割が水シミだらけ!?洗車シャンプーが流せてない
https://www.youtube.com/watch?v=Noe2p4OSGZI

上記がその動画ですが、これを見てわたしは、なるほどと思った次第です。
シャンプーの界面活性剤は、水をかけて流すだけではボディ表面にしぶとく残ることがあり、それが撥水(水弾き)の低下を招くので、マイクロファイバークロスで流水洗車の要領で洗い流し、さらに、固く絞って乾拭きをする。
そうすることで、対象部分の水弾きの様子が明らかに変わる様子が、実演されています。

なるほど確かに、これを見せられたら、納得するしかありません。
この動画に感化されたのが理由で、わたしも今では、「C.マイクロファイバーを使い、流水洗車の要領で入念に洗い流す」のもう一手間をかけて行なうようにしています。
余計に時間はかかりますが、十分納得したうえでのことなので、迷いはありません。

さらに付け加えると、「洗車雑談編 - その弐」の中で、「見た目のテカり加減と撥水の具合が落ちている」と書きましたが、これはおそらく、シャンプーの界面活性剤が十分に落とせていないことも原因なのだろうと思われます。



2つ目の「水道水で濡れた他の部位が乾くと水シミになるので焦る」について。

最初にボディ全体を水道水で濡らした後、ルーフ、左サイド、フロントガラス、ボンネット、前部、右サイド、後部、リアガラス、と部分ごとに1パネル洗車していくわけですが、シビックはデカいので、各部分を巡回するのに時間がかかります。

ある部位を洗っているときに、他の部位が乾いて、そこで水シミができる心配があります。
なので、焦るわけです。
それを回避するため、前出の手順 ② は、正確に書くと次のようになります。

foreach ( ルーフ、左サイド、フロントガラス、ボンネット、前部、右サイド、後部、リアガラス ) {
  A. シャンプーを掬って、優しく撫で洗う
  B. 水をかけて、シャンプーを流す(水道水)
  C. マイクロファイバーを使い、流水洗車の要領でさらに入念に流す(水道水)
  * 手の届く範囲の他の部位に水をかける(水道水)
}

最初に全体を水で濡らすからそうなるのであって、それをしなければ良いのではないか。
しかし、ある部位を洗っていると、付近に必ず水滴が飛び散るので、ボディ全体が乾いた状態から始めると、飛び散った水滴が乾いて水シミになるリスクが、逆に高まるのではと思います。

純水オンリーで洗車すると腹を括れば、このような心配もせずに済むのでしょうが、
それもなかなか難しく ・・・・

1つの部位を洗う毎に、クロスで拭き上げ or ブロワーで乾かしてから、次の部位に移る、という対策案も考えましたが、それも結局同じで、水シミのリスクが逆に高まる気がします。
巷で話題の「中華最強ブロワー」を使えば、1パネル洗う毎に吹かしてサッと乾かせそうで、良いのではないかと思い、amazon で購入可能なやつを一応買って試してみました。
詳細はまた別記事で書きたいと思いますが、それを使ったとしても、微細な水滴が残ることはどうしても避けられず、万能ではない、という今のところの結論です。



ということで、せっかく手間暇かけて毎週洗車をやるのだから、焦りながらやるのでなく、
落ち着いて心静かに出来るための方策はないものかと、振り返ってみました。

1つ目の焦りの要因については、YouTube の洗車動画を参考に、解決策を探せました。
2つ目の「乾くと水シミになる」については、1パネル洗車をしつつ、他の箇所にも随時水をかけて乾かないようにするという、ベタな対策で当面はやっていこうと思います。

自分の理想の洗車ルーチンを、確立できる日が来ることを信じて。
試行錯誤の旅は続きます。
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俺の WF-1000XM4 バッテリーがヘタってしまいましてですね

表題の通りです。
約2年前に新品で購入し、使用してきました WF-1000XM4 が、使えなくなってしまいました。
ソニーが 2021 年に発売したワイヤレスイヤホンですね。

厳密に言えば使えないことはないのですが、満充電しても、1~2時間くらい使っていると
「バッテリーが少なくなりました、充電してください」
の音声ガイダンスが聞こえて、そのうち電源が切れてしまいます。

WF-1000XM4 のバッテリー持続時間は、8時間の筈なので、これではいけません。
左右の両方とも、そんな風にバッテリーがヘタってしまいましてですね。



元々は WF-1000XM3 を使っていたのですが、知人に譲ることになり、
後釜として WF-1000XM4 を買いました。

WF-1000XM3 は、人生初の完全ワイヤレスイヤホンで、音質に不満はなく、
それ以外も特に問題らしい問題はありませんでした。
初めて耳に装着したとき、「ダラビー フウーリーチャー」と、いきなり音声ガイダンスが聞こえて、
おおー、これが最新式のワイヤレスイヤホンか、と感動しました。

耳に付ける度に毎回「ダラビー フウーリーチャー」と、最初は何を言っているのかと思ったのですが、
何度も聞くうちに「battery fully charged」と言っていると分かりました(笑)
つまり、バッテリーが 100% の満充電状態であることを教えてくれていたと。

そのように、音声ガイダンスがデフォルトで英語だった WF-1000XM3 ですが、
都合2年半使用した中で、「バッテリーが少なくなりました、充電してください」
を意味する英語アナウンスを聞いたことは、明確には記憶にありません。

つまり、この度わたしが WF-1000XM4 で遭遇したバッテリーのヘタリ問題は、
少なくともわたしの個体の WF-1000XM3 では起きていませんでした。



その後、WF-1000XM3 から WF-1000XM4 に乗り換えて、使っていたあるとき。

イヤホンを使い終わったら、バッテリーケースに戻す、という使い方。
取説にもそうしろと書いてあるので、普通はみんなそうしていると思いますが、
この使い方は、イヤホン側バッテリーの寿命を縮めるのでは? とふと気になりました。

わたしの使い方だと、一回の使用時間は長くても2時間、短ければ1時間です。
一回の使用で約 75% まで減り、バッテリーケースに戻すと再び 100% に戻る。
100% → 75% → 100% → 75% → 100% → 75% ・・・・ という充電サイクルが、
イヤホン側のバッテリーで、ほぼ毎日繰り返されていくことになり、
これが、バッテリー寿命を縮めることに繋がるのではないかと、思ったわけです。

リチウムイオンバッテリーは、今ではスマホのバッテリーに使われているので、
「充電回数最大200回」、「約2年で性能低下」、「いたわり充電(満充電を 80% 程度に抑えると電池に優しい)」といったことは、世の中に広く認知されていると思います。

スマホが普及する以前も、長年ノート PC のバッテリーに使われてきて、
「頻繁な継ぎ足し充電はバッテリーに良くない」
「AC 電源に繋ぎっ放しで使い続けると、バッテリーが突然死することがある」
などのことが、経験則的に言われてきました。
ノート PC のバッテリーの突然死は、わたしも実際に経験があります。



以上のようなことが、ワイヤレスイヤホンにも当てはまるのではと、思ったわけです。
WF-1000XM4 には「いたわり充電機能」はないので、我々自身が出来ることとしては、
頻繁な継ぎ足し充電を抑えること、つまり、

100% → 75% → 100% → 75% → 100% → 75% ・・・・ ではなく、
100% → 75% → 50% → 25% → 100% → 75% → 50% → 25% → 100% → 75% ・・・・
と充電サイクルを長くすることで、バッテリー寿命を伸ばせるのではないか。

そのためには、一回使用する毎に、その都度バッテリーケースに戻すのでなく、
残量がある程度減っていくまで、バッテリーケースから外した状態で保管する。
そういう使い方を心掛ければ、バッテリーがきっと長持ちする筈、俺天才か。

そのように思いまして、ある日、WF-1000XM4 のイヤホンを満充電状態から一回使用した後、
バッテリーケースには戻さず、外した状態で一晩保管しました。

翌朝、両耳に装着すると、右側がバッテリー残量ほぼ 0% まで減っていました。
左側は、半分程度くらいは残っていたと思います。
その後も何度かトライしましたが、結果は同じでした。
なぜ、たった一晩で 75% → ほぼ 0% まで、急激に減ってしまうのか?
左右で減り方にこれほど差があるのも、ちょっと変なのではないか?



2ch のスレおよび価格.com を覗いてみましたところ、
WF-1000XM4 が抱える固有のバッテリー不具合とのことで、祭りになっていて(笑)、
非常に多くの WF-1000XM4 ユーザーが、同じ問題に遭遇していることが分かりました。
メーカー(ソニー)側も無償交換で対応しているようで、正直リコールものですよね。。。

わたしの WF-1000XM4 も、連絡すれば無償交換してもらえたかもしれませんが、
面倒だったので、使い終わったらバッテリーケースに戻す方法で、そのまま使い続け、
そうしているうちに、満充電しても 1~2時間しかもたないくらいにバッテリーがヘタり、
使い物にならなくなってしまいました。

買ってから約2年なので、まあこんなものかもしれません。
ただ、バッテリーをいたわる使い方をせっかくしようと思ったのに、
それが出来なかったのは、個人的にちょっと納得いきませんでした。

WF-1000XM3 は問題なかったのに、WF-1000XM4 でミソを付けてしまったソニー。
しかし、最新機種の WF-1000XM5 で、同じ轍を踏むことはない筈。
そこはやっぱり、ソニーですから。



そう思って、購入直後の WF-1000XM5 で同じことをやってみました。

開梱してフル充電し、Headphones Connect アプリでイヤホン本体もケースも
残量 100% であるのを確認してから、イヤホンをケースから取り外しました。
Headphone Connect アプリのメニュー「電源を切る」で、電源を切る操作もしました。
「取り外したら15分後に自動的に電源を切る」も、もちろん有効に設定しました。

その日の夜、Headphones Connect アプリで確認したら、左右両方とも残量 1%(笑)
おえー! ソニー!(笑)
こんなのでホンダと組んで EV 作るとか、ほんとに大丈夫なのか?(笑)

確かに取説には、使い終わったらケースに戻せと書かれていますが、
「耳から外したら15分で自動的に電源が切れる」という設定があって、
それを有効にしているのに、ケースから外すと一日足らずで残量 1% まで減るのは、
どう考えてもおかしいと思いますけどね?
自然放電ではなく、明らかに何かの動作をしてバッテリーを消費しているとしか思えない。
もしかしたら、わたしの考え方が間違っているのでしょうか ・・・・?

WF-1000XM5 でもなお、WF-1000XM4 からのバッテリー不具合を引き摺っている。
ネットの情報を見たところでも、どうやらそのようです。
今度は、ケース側のバッテリー残量の減りが異常に早いという報告が多いようです。



ということで、WF-1000XM5 でも、バッテリー問題で悩むことになりそうです。。。
しかしながら、ノイキャンの性能と音質は、さすがソニー。
WF-1000XM4 からさらに向上していると感じます。
それだけに、このバッテリーの問題が実に惜しいというか、残念。

約2年経ってバッテリーがヘタったら、その時点でまた次機種を買ってくれと。
ソニーとしてはそう言いたいということなのでしょうか。
ま、わたしはそうすると思いますが(笑)
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