毒のある風景の中で
始まりの場所とハードウェアフォーマットについて考える
虚数を0で埋め尽くしていく光景は
ダークマターで埋め尽くした僕の未来と似ていて
物理空間の基底になっている
一つ下の階層が現れる
僕の思考を0で埋め尽くして
僕のミームをバグとみなして
記号は全て、等値価させ、完全な平面展開を行えば
そこに走る湾曲率は、
宇宙を開く口へと変わる
努力した数だけ削りだした日にちを数える行為が
魂を熱に変える行為だったとしても
僕の明日はもう無い
初期化
完全な、初期化。
矛盾をすり削って、時間を平面化していく。
ただいつも、僕をリセットして
何度でも、僕を僕として作り直す。
百万回作り直しても
僕は僕にしかならない
同じ場所で、同じ土で、同じ人形を、造り続ける限りは。
思想だけの時間を針が作っていく
どれだけ刻んでも、何も切ることのできない針が
ただ、ひたすらに、コチコチと同じ位置を刻んでいく
0秒、0秒、0秒、何度でも、0秒を刻む。
始まりを探して、同じ時を繰り返す
永遠に変わらない記号なんてない
どんな記号も、どんな崇高な神の意志も、刻まれる限り
それは変化に汚されて無くなる場所を示す。
神は死んで
死に神が生まれた。
次は何が死ぬんだろう
明日は誰が死ぬんだろう
今日は僕が死ぬだろう
明日は誰か生まれるだろうか
カチカチと同じ場所を刻んで
空間も思想に熔けていく
熱の無い日時計の場所にたたずんで
最後の花火を見ている
蛍の灯りを見て 星の嘆きを聞いている
生まれてからずっと
同じ場所で同じ時間が流れている
僕はどこへも開かない
世界もどこへも移動しない
曲がりくねって混ざり合って
世界は真っ直ぐを探している
まっすぐに、超えた先に世界が再び開けるなら
その世界は、名前の要らない世界。
嘘がいつもよんでいる
刻まれた時計に熱を流して込んで
妄念のような過去を呼び出す
未来を呼び戻して
同じ0秒で夢を語る
現世の嘘
現実の嘘
今、ここにある奇跡の嘘
真実の嘘
形のある嘘
感じる永遠を取り戻す嘘
熱の雨が止んで
氷の時間はどしゃぶりになる
心臓が開いて、宇宙の鼓動は永さと微細さを弱さに映し出していく
色のない視界
音のない耳鳴り
触れることの出来ない出会い
透明な臭い
痛みだけの記号
壊れない風景
闇のよだれかけのような味
エクトプラズム
伝わらない引力
自分の重さがゼロになる
熱は、なにかを、なにかへと、変えるでしょうか?
愛の横で微笑む熱っぽい感情は、罪を許すための時間ですか?
鉄の毒液で浸した風船は、
ゴムのように、破裂していく
―もういいかい?
――もういいよ。
――もういいかい?
―まぁだだよ
―――もーぃーかぃ?
も―い―よ
始まりの場所とハードウェアフォーマットについて考える
虚数を0で埋め尽くしていく光景は
ダークマターで埋め尽くした僕の未来と似ていて
物理空間の基底になっている
一つ下の階層が現れる
僕の思考を0で埋め尽くして
僕のミームをバグとみなして
記号は全て、等値価させ、完全な平面展開を行えば
そこに走る湾曲率は、
宇宙を開く口へと変わる
努力した数だけ削りだした日にちを数える行為が
魂を熱に変える行為だったとしても
僕の明日はもう無い
初期化
完全な、初期化。
矛盾をすり削って、時間を平面化していく。
ただいつも、僕をリセットして
何度でも、僕を僕として作り直す。
百万回作り直しても
僕は僕にしかならない
同じ場所で、同じ土で、同じ人形を、造り続ける限りは。
思想だけの時間を針が作っていく
どれだけ刻んでも、何も切ることのできない針が
ただ、ひたすらに、コチコチと同じ位置を刻んでいく
0秒、0秒、0秒、何度でも、0秒を刻む。
始まりを探して、同じ時を繰り返す
永遠に変わらない記号なんてない
どんな記号も、どんな崇高な神の意志も、刻まれる限り
それは変化に汚されて無くなる場所を示す。
神は死んで
死に神が生まれた。
次は何が死ぬんだろう
明日は誰が死ぬんだろう
今日は僕が死ぬだろう
明日は誰か生まれるだろうか
カチカチと同じ場所を刻んで
空間も思想に熔けていく
熱の無い日時計の場所にたたずんで
最後の花火を見ている
蛍の灯りを見て 星の嘆きを聞いている
生まれてからずっと
同じ場所で同じ時間が流れている
僕はどこへも開かない
世界もどこへも移動しない
曲がりくねって混ざり合って
世界は真っ直ぐを探している
まっすぐに、超えた先に世界が再び開けるなら
その世界は、名前の要らない世界。
嘘がいつもよんでいる
刻まれた時計に熱を流して込んで
妄念のような過去を呼び出す
未来を呼び戻して
同じ0秒で夢を語る
現世の嘘
現実の嘘
今、ここにある奇跡の嘘
真実の嘘
形のある嘘
感じる永遠を取り戻す嘘
熱の雨が止んで
氷の時間はどしゃぶりになる
心臓が開いて、宇宙の鼓動は永さと微細さを弱さに映し出していく
色のない視界
音のない耳鳴り
触れることの出来ない出会い
透明な臭い
痛みだけの記号
壊れない風景
闇のよだれかけのような味
エクトプラズム
伝わらない引力
自分の重さがゼロになる
熱は、なにかを、なにかへと、変えるでしょうか?
愛の横で微笑む熱っぽい感情は、罪を許すための時間ですか?
鉄の毒液で浸した風船は、
ゴムのように、破裂していく
―もういいかい?
――もういいよ。
――もういいかい?
―まぁだだよ
―――もーぃーかぃ?
も―い―よ