先日の記事で
義妹とは同い年で同じ嫁の立場だから…と書いたけれど義妹が
「そんなの許されないよね」
「自分だって子ども3人なのに」
…と義母に対して憤慨していたのは
実はわたしの気持ちとはかなり離れていた
わたしは義母に何と思われようが実は構わない
義母が好きで結婚したわけじゃない
義母だってわたしが疎ましかっただろう
わたしが夫の実家にご挨拶に行ったのは18歳のとき
夫は24歳で夫の妹弟は大学生だった
夫のことだってまだ子ども扱いだった
「お前はいつ帰ってくるんだ」
そう言っていた
「両親が連れてこいと言っている」
と言われて同行したけれど
今思うとアラ探しされていたんだろうなぁ…
なので
義母への怒りの気持ちは最初からなかった
ただ訳が分からなかっただけ
悲しかっただけ
わたしは夫の気持ちしか興味がなかった
だからあの時
「えっ、オカンがそんな電話してきたの」
と驚いて
「俺から話しとくからお前は心配しないでいいからな」
そう言ってほしかったのだ
それだけで良かった
ただそれだけなのに…
現実は残酷だ
亡くなってからこんな追い打ちをかけられるとは
先月まで相続手続きに追われていた
現役で働いていた人が亡くなるのは本当に大変なことだ
わたしは財産関係のことは何も知らず
それでなおさら大変だった
生まれてから亡くなるまでの戸籍を集めなければならないが
それは顧問になってもらっている税理士さんにすべて任せた
隠し子がいないかを徹底的に調べるという
わたしが義弟の前で
「(隠し子)いたりして~~」(笑)
というと義弟は怒ったように
「そんなの絶対いない」
「仕事が忙しくてそれどころじゃなかったし、そんなことわかってるでしょ」
義弟は兄の名誉のために
そしてわたしへの慰めで言ってくれたのだと思うけれど
実はわたしはその想像を楽しんでいたのだ
あまりにも寂しかったから
夫が可哀想でならなかったから
ホントに仕事ばっかりで何か楽しいことあったのかな?
この先 年を取ったら でも仕事は少しでも続けたいなぁ…
完全にリタイアするのは考えられないなぁ…
時間ができたら旅行したいなぁ…
そんなこと言っていたよね
でも現実はがんになって
治療で苦しんで
ボニーががんで亡くなって
絶望して
血糖値が上がって
食べられないものばかりになって
マズイものばかり食べさせられて
苦しんで苦しんで苦しんで苦しんで…
生きていていいことあったのかな…
何かこの世に生きて楽しいことあったのかな…
人生これで良かったの…?
隠し子って…
隠れてるのも大変だろう
もしそんな子がいたら会いたいと思った
その子とその子のお母さんと
わたしの知らないことを聞かせてほしい
だって間違いなく彼の人生を彩ってくれた大切な人たちだから…
でも実際は誰もでてきませんでした~
義弟の言う通りです~(笑)
わたしの思いは実際には誰にも伝わらないので
ここに書いちゃった
考えると
90歳を過ぎて
夫の浮気が許せないと言っている義母って
わたしよりもずーっと“オンナ”ですよね…