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ハッピーライフサポーター☆かただ美怜です。
先日、ふと思い立って「世阿弥の言葉」(土屋恵一郎・著 岩波現代文庫)という本を手に取ってみました。
世阿弥の「風姿花伝」の中にある言葉を抜粋・解説してあるのですが、中でも一番氣になったのが、この「男時・女時(おどき・めどき)」でした。
時の間にも、男時・女時とてあるべし
向田邦子さんの小説にも引用されている言葉です。
この「男時・女時」は世阿弥の造語ということですが、意味としては、運や勢いの波がこちらに来ているのが男時、引いている・あるいは相手に勢いや運が行っている状態が女時ということです。
そして、続けて、こうも書かれています。
いかにすれども、能に良き時あれば、必ずまた悪きことあり。これ力なき因果なり。
男時も女時も常に変化し、それぞれ交互にやってくる。
つまり、良い状態も悪い状態も来るときは来る、ということでしょうか。
でも、だからといって何もせずに待っているだけでは、運や勢いは活かせません。
大事なのは、その時が来たときに、どうやって勢いに乗るか。
そのためには、やはり準備や心構えが必要だと思うのです。
運が悪い、あるいはタイミングが悪いと絶望せずに、いずれくる男時のための準備期間だと考えて、できることを探してみましょう♪