三重県度会郡大紀町にあるJR東海の大内山駅は、亀山駅から新宮駅を経て和歌山市駅までの384.2kmを結んでいる紀勢本線の一般駅として、1927(昭和2)年11月13日に開業しました(開業時は紀勢東線に所属)。
長い単式ホームと島式ホームの2面3線を有していて列車交換可能な無人駅です。
開業時に建てられた木造駅舎は、2002(平成14)年にコンパクトな駅舎に建て替えられました。
2013(平成25)年度の1日の平均乗車人員は46人です。
大内山駅といえば、無人化される前は、駅員がホームに敷き詰められた砂利を熊手で掃いて、京都の龍安寺の石庭のような縞模様を描いている駅として有名でした。
<大内山駅の年表>
・1927(昭和2)年11月13日:国鉄紀勢東線の一般駅として開業
・1959(昭和34)年7月15日:紀勢本線が全通したことにより紀勢東線が紀勢本線の一部となり、同線の駅となる
・1983(昭和58)年12月21日:荷物取扱い廃止、駅の無人化
・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により東海旅客鉄道(JR東海)の駅となる
(駅 名 標)
(左は1996年9月11日撮影:跨線橋から新宮方面を望む:右は2002年5月30日撮影)
(旧駅舎・ホーム側)
(左は旧駅舎、1996年9月11日撮影:右は現在の駅舎、2002年5月30日撮影)
撮影年月日:1996(平成8)年9月11日、2002(平成14)年5月30日