京都府福知山市夜久野町平野にあるJR西日本の上夜久野駅は、京都駅から山陰地方の日本海沿岸の各都市を経由して下関市の幡生駅に至る全長673.8kmの山陰本線の一般駅として、1911(明治44)年10月25日に開業しました(開業時は播但線に所属)。
長い島式ホーム1面2線を有していて、列車交換可能な無人駅です。
開業時に建てられた木造駅舎は、1998(平成10)年3月に解体されたので、現在は駅舎はなく、北側の跨線橋から直接ホームに入る形になっています。
2018(平成30)年度の1日の平均乗車人員は152人で、これは起終点駅を除く山陰本線の全158駅中101位です。
この上夜久野駅は山陰本線の京都側の京都府最後の駅で、道の駅「農匠の郷やくの」の最寄り駅でもあります。
<上夜久野駅の年表>
・1911(明治44)年10月25日:国鉄播但線の一般駅として開業
・1912(明治45)年3月1日:播但線の一部(福知山~香住間)が山陰本線に編入されたのに伴い、同線の駅となる
・1971(昭和46)年10月1日:貨物取扱い廃止
・1984(昭和59)年10月1日:駅の無人化
・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
・1990(平成2)年6月1日:鉄道部制度の発足に伴い、福知山支社の管轄から豊岡鉄道部の管轄に変更される
・1998(平成10)年3月 :木造駅舎を解体
・2010(平成12)年6月1日:豊岡鉄道部が廃止され、福知山支社の管轄になる
・2013(平成25)年8月1日:駅構内終日全面禁煙化
(左はJR西日本の駅名標:右は国鉄時代の駅名標)
(米子方面を望む)
(上夜久野駅)
(跨線橋の入口に設置されている自動券売機)
(ホームにある待合室)
撮影年月日:国鉄時代の駅名標のみ1990(平成2)年8月16日、その他は2016(平成28)年3月13日