和歌山県東牟婁郡串本町にあるJR西日本の紀伊有田駅は、亀山駅から紀伊半島を海沿いに新宮駅、紀伊田辺駅を経て和歌山市駅までの384,2kmを結んでいる紀勢本線の駅として、1940(昭和15)年8月8日に開業しました(開業時は紀勢西線に所属)。
長い島式ホーム1面2線を有していて、列車交換可能な無人駅です。
開業時の1940(昭和15)年8月に竣工した古い木造駅舎が構内の南側にあり、ホームへは構内踏切で連絡しています。
この紀伊有田駅は串本海中公園の最寄り駅ですが、当駅の利用客は少なく、2018(平成30)年度の1日の平均乗降人員は10人で、これはJR西日本に属する紀勢本線の全55駅中55位です。
紀伊有田駅が属する紀勢本線は、紀伊半島を海沿いに半周する路線で、新宮駅を境に東側のJR東海が管轄する区間は非電化であり、西側のJR西日本が管轄する区間は直流電化されています。 そして、亀山駅~新宮駅(構内のぞく)間はJR東海の東海鉄道事業本部、新宮駅~和歌山市駅(構内のぞく)間はJR西日本の和歌山支社が管轄しています。
<紀伊有田駅の年表>
・1940(昭和15)年8月8日:国鉄紀勢西線の一般駅として開業
・1959(昭和34)年7月15日:紀勢西線が紀勢本線の一部となり、同線の駅となる
・1985(昭和60)年3月14日:駅の無人化
・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
・1989(平成元)年7月22日:路線愛称の制定により、「きのくに線」の愛称を使用開始
・2003(平成15)年10月1日:喫煙コーナーを除いて駅構内終日全面禁煙化
・2011(平成23)年9月4日:台風12号による被害により営業休止
・2011(平成23)年12月3日:営業再開
・2015(平成27)年7月17日:台風11号による被害で新宮駅~和歌山駅間が不通になったことにより、営業休止
・2015(平成27)年9月1日:営業再開
(駅 名 標)
(亀山方面を望む)
(紀伊田辺方面を望む)
(紀伊有田駅駅舎・ホーム側)
(紀伊有田駅駅舎)
(駅 舎 内)
撮影年月日:2017(平成29)年11月4日
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