8月28日は民放テレビスタートの日です。
1953(昭和28)年の今日(8月28日)の午前11時20分、日本の民放テレビ第1号の日本テレビ(NTV)が放送を正式に開始しました。
このとき、テレビコマーシャルの第1号も誕生しており、その作品は「精工舎の時計が正午をお知らせします」という服部時計店(現在のセイコー)の正午の時報スポットでしたが、フィルムが映写機に裏返しにセットされていたため、音も不明瞭だったので、わずか3秒ほどで中止されてしまったそうです。
ちなみに、国産第1号テレビは1953年1月に発売されたシャープ製テレビで、価格は175,000円ととても高価だったため、一般家庭にはなかなか普及しませんでした。盛り場や駅・公園などに設置された街頭テレビに多くの人が集まり、プロレスやプロボクシングなどに熱狂しましたが、その後、日本の経済成長とテレビの価格低下により、電気冷蔵庫と電気洗濯機とともに「3種の神器」として家庭のなかに取り入れられ、ニュース、ドキュメンタリー、教養番組、ドラマなどの多彩な番組が放送されるようになり、テレビは、急速に普及しました。
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