和歌山県和歌山市にあるJR西日本の布施屋駅は、関西本線の王寺駅と和歌山駅とを結んでいる全線単線の和歌山線(87.5km)の駅です。
もともとは紀和鉄道の仮乗降場として1899(明治32)年5月3日に開業しましたが、その後、一般駅に昇格しました。
かつては単式ホームと島式ホームの2面3線を有していましたが、後に島式ホームの駅舎側の線路が撤去されたので、現在は単式ホーム2面2線を有する列車交換可能な無人駅です。
1935(昭和10)年に建てられた木造駅舎が、今も使われています。
2012(平成24)年度の1日の平均乗車人員は349人です。
<布施屋駅の年表>
・1899(明治32)年5月3日:紀和鉄道の仮乗降場として開業
・1899(明治32)年10月1日:一般駅に昇格
・1904(明治37)年8月27日:紀和鉄道が関西鉄道に譲渡され、同鉄道の駅となる
・1907(明治40)年10月1日:鉄道国有法により関西鉄道が国有化され、国鉄の駅となる
・1909(明治42)年10月12日:国鉄線路名称制定により国鉄和歌山線となり、同線の駅となる
・1984(昭和59)年2月1日:貨物・荷物取扱い廃止
・1984(昭和59)年10月20日:駅の無人化
・1987(昭和62)年4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる
(駅 名 標)
(跨線橋から和歌山方面を望む)
(駅舎・ホーム側)
(駅 舎)
撮影年月日:2004(平成16)年12月20日