兵庫県西宮市上田東町にある武庫川団地前駅は、全線単線の阪神電鉄武庫川線(1,7km)の終着駅として、1984(昭和59)年4月3日に開業しました。
相対式ホーム2面2線を有する無人駅ですが、西側のホームは使用されていません。
開業時に建てられた平屋の鉄骨造の駅舎が健在です。
2014(平成26)年度の1日の平均乗降人員は8,033人で、これは阪神電鉄の全45駅中34位です。
当駅は、駅名の由来でもある武庫川団地の最寄り駅です。
武庫川団地前駅が属する阪神電鉄武庫川線は、もともとは西宮市高須町にあって「紫電改」などの戦闘機や飛行艇を作っていた軍需工場の川西航空機(現・新明和工業)への従業員および資材輸送のために軍の要請で建設されました。 しかし、開業後1年経たないうちに川西航空機の工場とともに空襲の被害を受けたので、期待された目的を十分に果たせないまま終戦を迎え、その後、武庫川団地の開発にともなって武庫川団地前駅まで延伸され、現在に至っています。
<武庫川団地前駅の年表>
・1984(昭和59)年4月3日:武庫川線の延伸に伴って開業
・1995(平成7)年1月17日:阪神・淡路大震災の影響で武庫川線が不通になったことにより、営業休止
・1995(平成7)年1月26日:武庫川線の運転再開により、営業再開
・2006(平成18)年2月1日:ICカードPiTaPa・ICOCAが利用可能になる
・2011(平成23)年9月1日:駅構内終日全面禁煙化
・2013(平成25)年3月23日:IC乗車カード全国相互利用開始によりKitaca、PASMO、Suica、manaca、TOICA、nimoca、はやかけん、SUGOCAが利用可能になる
・2014(平成26)年4月1日:駅ナンバリングの導入
(駅 名 標)
(武庫川方面を望む)
(武庫川団地前駅駅舎)
(駅 舎 内)
撮影年月日:2015(平成27)年7月19日