Hakone Checkpoint, Hakone Town, Kanagawa Pref.
さてさて、昨年末の旅行でワタクシ達は箱根に行ったのですが、皆さんは「箱根」と言う言葉から何を連想しますか。
おそらく「箱根駅伝」という人が一番多いような気がしますし、もちろんワタクシも箱根駅伝は頭に浮かんできます。
でも、それ以上に頭に思い浮かんでくるものが二つあるんです。
一つは滝廉太郎の「箱根八里」という歌の出だしである「箱根の山は天下の剣、函谷関も物ならず」という歌詞。
もう一つは江戸時代に東海道最大の関所であった「箱根の関」なんです。
次に乗るバスの出発まで少ししか時間がなかったのですが、「箱根関所」を訪ねてみることにしました。
上にも書きましたが、箱根関所は江戸時代第一の主要道路である東海道を監視するために設置された重要な関所です。
2007年に、徳川幕府が東海道に設けた箱根関所の江戸後期の姿が復元されました。
中には関所を通る旅人たちに厳しい改めを行った大番所。関所役人たちが日常生活を送っていた上番休息所や足軽番所。
関所破りの極悪人を留置した獄屋などがあるそうですが、時間が無いので外から眺めるだけにしたんです。残念。
江戸時代に入ると、幕府は江戸を守るため全国に関所を設置しました。
江戸時代初期には、豊臣方の残党などの脅威があり、関所は軍事的な拠点として機能していました。
やがて戦の無い平和な時代となるにつれ、関所の役割も治安維持のための警察的機能へと移り変わっていくのですね。
その警察的機能の中で、最大のものが「入鉄炮出女」(いりてっぽうにでおんな)でした。
江戸の治安維持のため、「江戸に持ち込まれる鉄炮(入鉄炮)」と、
「江戸屋敷に人質として置かれた大名の妻女が江戸を脱出する(出女)」を厳しく取り締まったのですな。
関所を通過する際には、入鉄炮には老中が発行する鉄炮手形の携帯が、
出女には留守居が発行する女手形の携帯が義務付けられていたんです。
関所破りは重大な犯罪とされ、これを行おうとした者、あるいはそれを手引きした者は磔などの厳罰が課されました。
もっとも、裏金や賄賂などで内々に関所を通過する者がかなりの数いたそうですよ。
その後、ワタクシ達はバスに乗って静岡県の三島駅に向かいました。
ところが三島市内でバスが渋滞に巻き込まれ、到着予定時刻より20分くらい遅れてしまったんです。
ですので、予定していた在来線の列車に乗ることが出来なかったんです。
そこで時刻表を見ると、すぐに新幹線の「こだま」が来ることがわかりました。
自由席の切符を買って「こだま」に乗って静岡へと向かったんですよ。
この日は静岡駅から歩いて10分ほどの場所にあるビジネスホテルがお宿です。
ワタクシと家人はそれぞれシングルルームに泊まります。ずっと一緒にいるよりも、夜は別の部屋で過ごす方が楽なんです。
特にテレビなどは互いに見たい番組が違いますし、家人をワタクシのイビキで悩ませることもありません。
さあ、お風呂に入ってさっぱりしたら…夕食の時間ですな。
使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2
私は歌川広重(安藤広重)の浮世絵「東海道五十三次」を見てから、浮世絵に興味や関心を持つようになりました。
今年放映されるNHKの大河ドラマ「べらぼう」の主人公である蔦屋重三郎は、版元として浮世絵の黄金期を築いた人物です。
歌川広重とは特に繋がりはないようですが、喜多川歌麿や葛飾北斎、東洲斎写楽などとは大きく関わった人物なんですよ。
ですので、私は今回の大河ドラマはすごく楽しみなんです。
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さてさて、昨年末の旅行でワタクシ達は箱根に行ったのですが、皆さんは「箱根」と言う言葉から何を連想しますか。
おそらく「箱根駅伝」という人が一番多いような気がしますし、もちろんワタクシも箱根駅伝は頭に浮かんできます。
でも、それ以上に頭に思い浮かんでくるものが二つあるんです。
一つは滝廉太郎の「箱根八里」という歌の出だしである「箱根の山は天下の剣、函谷関も物ならず」という歌詞。
もう一つは江戸時代に東海道最大の関所であった「箱根の関」なんです。
次に乗るバスの出発まで少ししか時間がなかったのですが、「箱根関所」を訪ねてみることにしました。
上にも書きましたが、箱根関所は江戸時代第一の主要道路である東海道を監視するために設置された重要な関所です。
2007年に、徳川幕府が東海道に設けた箱根関所の江戸後期の姿が復元されました。
中には関所を通る旅人たちに厳しい改めを行った大番所。関所役人たちが日常生活を送っていた上番休息所や足軽番所。
関所破りの極悪人を留置した獄屋などがあるそうですが、時間が無いので外から眺めるだけにしたんです。残念。
江戸時代に入ると、幕府は江戸を守るため全国に関所を設置しました。
江戸時代初期には、豊臣方の残党などの脅威があり、関所は軍事的な拠点として機能していました。
やがて戦の無い平和な時代となるにつれ、関所の役割も治安維持のための警察的機能へと移り変わっていくのですね。
その警察的機能の中で、最大のものが「入鉄炮出女」(いりてっぽうにでおんな)でした。
江戸の治安維持のため、「江戸に持ち込まれる鉄炮(入鉄炮)」と、
「江戸屋敷に人質として置かれた大名の妻女が江戸を脱出する(出女)」を厳しく取り締まったのですな。
関所を通過する際には、入鉄炮には老中が発行する鉄炮手形の携帯が、
出女には留守居が発行する女手形の携帯が義務付けられていたんです。
関所破りは重大な犯罪とされ、これを行おうとした者、あるいはそれを手引きした者は磔などの厳罰が課されました。
もっとも、裏金や賄賂などで内々に関所を通過する者がかなりの数いたそうですよ。
その後、ワタクシ達はバスに乗って静岡県の三島駅に向かいました。
ところが三島市内でバスが渋滞に巻き込まれ、到着予定時刻より20分くらい遅れてしまったんです。
ですので、予定していた在来線の列車に乗ることが出来なかったんです。
そこで時刻表を見ると、すぐに新幹線の「こだま」が来ることがわかりました。
自由席の切符を買って「こだま」に乗って静岡へと向かったんですよ。
この日は静岡駅から歩いて10分ほどの場所にあるビジネスホテルがお宿です。
ワタクシと家人はそれぞれシングルルームに泊まります。ずっと一緒にいるよりも、夜は別の部屋で過ごす方が楽なんです。
特にテレビなどは互いに見たい番組が違いますし、家人をワタクシのイビキで悩ませることもありません。
さあ、お風呂に入ってさっぱりしたら…夕食の時間ですな。
使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2
私は歌川広重(安藤広重)の浮世絵「東海道五十三次」を見てから、浮世絵に興味や関心を持つようになりました。
今年放映されるNHKの大河ドラマ「べらぼう」の主人公である蔦屋重三郎は、版元として浮世絵の黄金期を築いた人物です。
歌川広重とは特に繋がりはないようですが、喜多川歌麿や葛飾北斎、東洲斎写楽などとは大きく関わった人物なんですよ。
ですので、私は今回の大河ドラマはすごく楽しみなんです。
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