安芸の小京都へ-広島県竹原市：竹原

Takehara, Takehara City, Hiroshima Pref.

さてさて、また今日から「広島旅行記」を再開したいと思います。またお付き合いくださいね。


旅行の二日目（12月30日）ですが、ワタクシは早朝に呉を出発し8:05にJR竹原駅に着きました。
午前中は竹原市を散策しようというのがこの日の計画でした。


駅前の商店街は早朝ということもあるのでしょうが、全く人の姿はありませんでした。
今や日本各地どこに行っても「寂れた商店街」を目にしますが、ここ竹原も同じでしたね。


商店街にこんなものがありました。「たまゆら」って何かなと思って調べてみたら、
ここ竹原市を舞台とした写真好きの女子高生を主人公にしたアニメなんですね。
この竹原市には「たまゆら」の舞台になった場所が数多くあり、アニメファンには人気のスポットとなっているそうです。
しかし、ワタクシが竹原にやってきたのは、もちろんアニメの聖地が目的ではありません。


竹原市は江戸時代に製塩と酒造で栄えた町です。当時の豪商のお屋敷と周辺の町並みは現在でも当時のまま大切に保存されていまして、
重要伝統的建造物群保存地区にも選定されています。ワタクシは竹原のこの場所を訪れるのが目的でして、
ワタクシはにこれで65ヶ所目の重要伝統的建造物群保存地区の訪問となるんです。


この竹原ですが、かつては京都の下鴨神社の荘園だったという歴史を持ち、古い町並みが残されていることから
「安芸の小京都」と呼ばれています。竹原もそうですが、「○○の小京都」って全国各地にありますよね。


古い町並みが残る「まちなみ保存地区」へは、竹原駅から歩いて15分ほどでした。
町並みのすぐそばには道の駅があるので、ほとんどの人は鉄道ではなく車で訪れるのでしょうね。


時刻は朝の8:30。ひんやりとした冷気が朝の町並みを、そしてワタクシの身体を包みます。
凛とした空気感が心地良く、寒さが気になることはありませんでした。ただ、カメラを持つ指先は冷たかったです。


初めて訪れた竹原の町。ではでは、ゆっくりと散策するとしましょうか。

使用したカメラ：1、5枚目はFUJIFILM X-T30、他はFUJIFILM X-Pro2


竹原は派手な観光地ではありませんでした。ですので、観光客が押し寄せるというような場所ではないようです。
でも、落ち着いた雰囲気の町並みは私には好ましいものであり、わざわざ足を運んで良かったと思いました。
私が訪れた65ヶ所目の重要伝統的建造物群保存地区ですが、まだ62ヶ所訪れたことが無い保存地区があります。
これからも旅を続けて行く中で、一つでも多くの保存地区を訪れることが出来れば嬉しいですわ。


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