Gangouji Temple, Nara City, Nara Pref.
さてさて、「古都奈良の文化財」として世界遺産に選定されている元興寺は地味なお寺なのですが、
その落ち着いた雰囲気がワタクシには好ましいんですよ。
元興寺は決して派手なお寺ではありません。今の言葉で言えば「インスタ映え」するようなお寺ではないんです。
数年前、元興寺に来た時に表現は悪いのですが「いかにも歴史には興味も無さそうな元ヤン夫婦と娘」の3人がいたのですが、
知性の欠けらも感じることができない父親が唾を吐きながら、
「これが世界遺産なん?むっちゃショボいやん」と大きな声で言っている姿を目にしました。
そういう人というのは、一体何を求めて元興寺に来るのだろう。そもそも、何を期待して「ならまち」に来るのだろうと、
ワタクシは不思議でなりませんでした。きっと娘は、寺で唾を吐くような両親を見て育っていくのですから、
同じような大人になっていくのでしょうな。
それはさておき、ワタクシには元興寺の落ち着いた佇まいというのは実に好ましいものなんです。
東大寺や春日大社のように万人受けすることはないかもしれません。
でも、歴史が好きな人や静かな散策を望む人には気に入ってもらえるお寺だと思います。
元興寺を訪れると、目につくものの一つがは境内に整然と並べられた石塔でしょうね。
これらは近年まで禅室の北西部石舞台に積み上げられていたものですが、昭和63年に現在の形に並べなおされ浮図田と呼ばれています。
ちなみに浮図とは仏陀のことであり、文字通り仏像、仏塔が稲田のごとく並ぶ場所という意味だということです。
ワタクシは旅が好きで、いろんな場所に足を運びますが、旅に行く楽しみの一つは「新たな知識を学ぶこと」なんです。
今回も初めて浮図田というものについて学ぶことが出来ました。
ただ、最近は学んだはずのことを、すぐに忘れてしまうのが悲しくてなりません。
この日、大阪を出て奈良に向かうときはどんよりとした空模様で、暑い雲が空を覆っていました。
ただ、天気予報では「午後には晴れてくるでしょう」という予報だったんですが、徐々に雲が切れてきたんです。
暑い雲が切れて青空が見えてきました。ワタクシはちょっと感性がおかしいのかもしれませんが、
真夏であろうと青空の下を歩くのが好きなんです。全身が汗まみれになっても「家に帰ってシャワーを浴びたら気持ちいいやろなぁ」
「汗と一緒に汚い老廃物も体内から流れていくんちゃうか」などと、嬉しく思うことが多いんですよ。
暑い雲が切れていく中で、元興寺の極楽堂が一層美しく見えたのでした。
使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2
汗をかくのが嫌な人、暑い中で過ごすのが苦手な人がいます。うちの家人がそうなんですよ。
ですので、夏の間は私は相変わらず屋外に出て行きますが、家人は「涼しくなるまでは一緒に外には行けへんで」と言っています。
家人曰く「なんで真夏に早朝から何時間も歩き回らなあかんねん。私らは60代やなんで」とのこと。
世間一般的に見れば、家人の意見が間違いなく正論なんでしょうね。
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さてさて、「古都奈良の文化財」として世界遺産に選定されている元興寺は地味なお寺なのですが、
その落ち着いた雰囲気がワタクシには好ましいんですよ。
元興寺は決して派手なお寺ではありません。今の言葉で言えば「インスタ映え」するようなお寺ではないんです。
数年前、元興寺に来た時に表現は悪いのですが「いかにも歴史には興味も無さそうな元ヤン夫婦と娘」の3人がいたのですが、
知性の欠けらも感じることができない父親が唾を吐きながら、
「これが世界遺産なん?むっちゃショボいやん」と大きな声で言っている姿を目にしました。
そういう人というのは、一体何を求めて元興寺に来るのだろう。そもそも、何を期待して「ならまち」に来るのだろうと、
ワタクシは不思議でなりませんでした。きっと娘は、寺で唾を吐くような両親を見て育っていくのですから、
同じような大人になっていくのでしょうな。
それはさておき、ワタクシには元興寺の落ち着いた佇まいというのは実に好ましいものなんです。
東大寺や春日大社のように万人受けすることはないかもしれません。
でも、歴史が好きな人や静かな散策を望む人には気に入ってもらえるお寺だと思います。
元興寺を訪れると、目につくものの一つがは境内に整然と並べられた石塔でしょうね。
これらは近年まで禅室の北西部石舞台に積み上げられていたものですが、昭和63年に現在の形に並べなおされ浮図田と呼ばれています。
ちなみに浮図とは仏陀のことであり、文字通り仏像、仏塔が稲田のごとく並ぶ場所という意味だということです。
ワタクシは旅が好きで、いろんな場所に足を運びますが、旅に行く楽しみの一つは「新たな知識を学ぶこと」なんです。
今回も初めて浮図田というものについて学ぶことが出来ました。
ただ、最近は学んだはずのことを、すぐに忘れてしまうのが悲しくてなりません。
この日、大阪を出て奈良に向かうときはどんよりとした空模様で、暑い雲が空を覆っていました。
ただ、天気予報では「午後には晴れてくるでしょう」という予報だったんですが、徐々に雲が切れてきたんです。
暑い雲が切れて青空が見えてきました。ワタクシはちょっと感性がおかしいのかもしれませんが、
真夏であろうと青空の下を歩くのが好きなんです。全身が汗まみれになっても「家に帰ってシャワーを浴びたら気持ちいいやろなぁ」
「汗と一緒に汚い老廃物も体内から流れていくんちゃうか」などと、嬉しく思うことが多いんですよ。
暑い雲が切れていく中で、元興寺の極楽堂が一層美しく見えたのでした。
使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2
汗をかくのが嫌な人、暑い中で過ごすのが苦手な人がいます。うちの家人がそうなんですよ。
ですので、夏の間は私は相変わらず屋外に出て行きますが、家人は「涼しくなるまでは一緒に外には行けへんで」と言っています。
家人曰く「なんで真夏に早朝から何時間も歩き回らなあかんねん。私らは60代やなんで」とのこと。
世間一般的に見れば、家人の意見が間違いなく正論なんでしょうね。
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