あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

低気圧がもたらす身体の不調

2020-09-05 14:42:00 | 健康・病気
こんにちは!スタッフの籔本です。

9月に入り、
台風の影響で気圧は下がり、湿度は高く、生暖かい風が吹いていますね🌀
それに伴って身体の不調を感じる方も多いのではないでしょうか?

そもそも低気圧になると
どうして身体の調子が悪くなるのでしょうか?

人間の体内は外からの気温や湿度などの刺激を受けても体内の環境を一定に保とうとするシステムがあります。
そのシステムとは自律神経です。                
夏の暑さや冬の寒さに関係なく体温を一定に保ち、気圧の変化に合わせて
内側からバランスを保とうとする働きがあります。
自律神経は「体温調節」「呼吸」「血圧」「血流」「消化」「排泄」「免疫」「代謝」
など生命維持に不可欠な機能を自動的にコントロールしてくれています。

気圧や気温の変化があまりにも急激だと、自律神経による対応が追い付かず、交感神経と副交感神経のバランスが乱れて、様々な不調が出ます。気圧の急変や気温の低下で交感神経が活発になれば、血管が収縮し、緊張型頭痛や古傷の痛み、腰痛、関節痛といった「痛み系」の症状の要因に。
くもりや雨の日、気温が上がった日は副交感神経が優位になって血管が拡張し、眠気やだるさ、片頭痛の要因になります。

また、この暑い中必須の冷房も自律神経を乱す要因になります。夏は外気温がグングン上昇。室温が20℃で外気温が40℃近くと、約20℃も温度差が生じる日もあり、これが自律神経を乱す原因にもなります。夏の室内ではカラダを冷やしすぎないよう体温調整をすることも大切ですね!

鍼灸治療では何を行うかと申しますと、衛気営気の過不足を調整することでこの気圧の変化に
対応できる身体づくりをいたします。
不足に対しては補法と言う手技を行い。過剰に対しては瀉法と言う手技で興奮を
和らげます。陰陽調和の考え方です。

こういった理由から鍼灸治療は身体に自己治癒力を促す働きで、乱れた自律神経を整えることができるのです(^○^)
身体の不調、ご相談ください。
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