こんにちは、スタッフの松本です。
金曜日は「ツボの話」です。
今日は「内関(ないかん)」というツボをご紹介します。
場所は、腕の内側。手首のしわから指3本分上、腱の真ん中あたりです。
乗り物酔いなどに効くツボとして、または「気象病」や「天気痛」などと呼ばれる天気の変動による体調不良にも効くツボとしても知られつつあります。
内関は心包経という経絡にあります。ゆっくり気持ちよく押すと、気分がスッキリしますね。
天気で体調に変化があるの?と疑問に思われる方もいるかもしれませんね。
東洋医学では、人は天と地から自然のエネルギーをもらって生きていると考えられています。
季節によって風、暑さ(熱)、湿気、乾燥、寒さという自然の力をうけて生活しています。
これを「五気」と呼びますが、自分の体調が万全でない時にはこの「五気」が「邪気」となって我々の体調を脅かすのです。この五気(風・熱・飲食労倦・寒・湿)は五臓と深い関係にあり、これを治療に応用しています。
特に近年は異常気象により、天候が急激に変化します。この変化になかなか体がついていかず、体調不良になる方が増える訳です。
9月に入り、大きな台風が日本列島に襲来しています。
台風は湿気をおおく含む湿邪です。この湿邪により、全身が重だるく感じたり、関節の痛み、胃腸の調子が悪くなったりします。
こんな症状がある方は、ぜひご来院下さい。
体調を整えて、悪天候に負けない体をつくりましょう!
台風で、どうか皆さまに大きな被害が出ませんように…!
スタッフの松本でした。