こんにちは。毎週金曜日はツボのお話。
今日は、ツボも生きている!ということを
書かせていただきます。
本日、患者さまにツボの数をお尋ねいただきました。
WHOでは361とされていますが、これは基本的に片側の数ですから、
単純にはこれが左右あるとしておおよそ700近くのツボが公式には
認められています(身体の中心のツボもございますので、単純計算はできません)。
えっ!そんなにあるのですか⁉️
と驚かれましたが、このツボが総て治療穴になるか、
どの患者さまにも有効活用できるか?といえば
答えは「ノー」です。
これらのツボは、骨度法という計測方法で
体型が違う人も正確にその位置を判断できるように定められていますが、
実際には患者さまによってその位置が、前方にずれていたり
奥へ入り込んでいたりします。
皆様のお顔が一人一人違うように、ツボの位置も
微妙に皆様違います。
机上の理論はとても大切なのですが、あくまでそれはヒントであり
実際の治療穴は、患者さまのお身体の様子から窺うことになります。
釣りをされる方はお分かりになると思いますが、
餌に魚が食いついたその瞬間を逃さずに竿を引く
こんなタイミングも大切になってくるのですね。
生きているツボをいかに見つけられるようにするかを目指して
いつも研修に励んでいます。
私たちの身体は、毎日毎日少しずつ変化しています。
生きているツボの位置も、毎日微妙に違います。
おおよその位置はありますが、その時一番のツボ!
に治療ができるように日々精進していきたいと思います!