明けない夜はない

発達障害、精神障害(ちょびっと身体)、母の介護のことなどの日記的ブログです。

訃報

2008-09-23 19:56:54 | 徒然事
 秋分の日の今日。親は親戚の家へ。私は午前中はだらだらと惰眠をむさぼって、お昼過ぎに「やばい、マスタリングしなきゃ」と起き出し、目覚ましにネットめぐりをしてからゲームの仕事に入りましたのよ。
 山は過ぎて、あとはエピローグ的な部分だけだったのですが、思いがけないアクションにどう決着つけるべーと考えながらぱこぱこ打っていた時。その電話は入ってきました。
 自室の個人電話はちょうど机の真横にあるですよ。「勧誘かな、やだな~」と思いながら出ると、相手は五行歌の会でお世話になっている方でした。
「実は……」
 それは、市ヶ谷歌会の代表者の訃報の電話でした。
 そくざには実感がわかず、相手の声が詰まっている様子も「泣いているのかな」とどこか冷静に聞いていた私。とりあえず来月の歌会が追悼歌会になることと、告別式のことなどは会のHPに載っているから見てということを聞いて電話を切りました。
 実感はないんだけど……ないっちゃないんだけど。
 市ヶ谷歌会は、リアル歌会としては初めて、そして長いことお世話になってきた歌会です。平日の夜だから、仕事帰りに駆けつけるもので、いつも遅刻だったけど、先生はいつも暖かく迎え入れてくれた。あの笑顔にもう会えないんだ、と思ったら、体の力が抜けてしまいました。
 間が悪いというかなんというか、その電話がかかってきたとき書いていたのが、ちょうど幽霊を成仏させないで心行くまでこの世にとどめてやろうじゃないかと、キャラが熱弁を振るっているシーンだったんですよ。んで、力ずくでも成仏させるってキャラと対立しているシーン。リアルに訃報を聞いて、とてもじゃないけど続きを書く気力がなくなってしまいました。
 だからやれることをしようと思って、HPで告別式の日時場所を確認して、参列は出来そうにないから電報の手配をして。五行歌ブログに記事を書いて。勢いでmixiの日記も書いて。ゲームの方の代表者に、これこれこういう事情で遅れるかもしれませんとメールを書いて。夕飯まで寝ちゃいました。ご飯食べたらやる気が出るかと思ったんだけど。
 やっぱりだめだぁ。今月こそ締め切りに間に合うと思ったのに。
 とりあえず今日はこれから寝て、明日早起きできたら少し進めようかと思います。
 明るくて優しくて、本当にいい人だったの。歳こそ70過ぎだったけど、パワフルに仕事してらして。今月の歌会のときはお元気そうだったのに。出先で倒れて、救急車で搬送されたときにはもう心肺停止状態だったって。心残りはたくさんあっただろうなぁ。
 今はただ、ご冥福を祈りたいと思います。