松本春男の綾瀬市レポート(日本共産党元市議会議員)

2023年4月の綾瀬市議選で福田くみ子さんに
バトンタッチしました。

バングラディシュの海外協力⑳

2022年01月08日 | 日記

 8月初めにバングラディシュに入国して3カ月間の滞在許可が切れるので、一度再入国しないといけないので隣国インドのカルカッタ(現在はコルカタ)に日本人3人で向かう事になりました。これまで他のメンバーは飛行機でそれを繰り返してきましたが航空運賃は高いので、バスを乗り換えていくと運賃が安いのでダイレクトバスでバングラディシュとインドの国境に向かいました。国境はそれぞれの国の事務所が国境の両側にあり、バングラデュ側の手続きが終わり、次はインド側の手続きです。国境ゲートはそれぞれの国に竹のゲートが3本ずつあります。他のメンバーが手続きを行っている最中にインド側の国境警備が騒ぎ始め難しいベンガル語と英語で話しています。日本人のメンバーの説明で解ったことはインドへの入国ビザがないので入国は出来ないとの内容です。これまで入国で来たのは飛行機で入国したのでビザなしで入国が許可されていたのです。飛行機を利用するのは裕福なもの。陸路での入国は貧乏人との認識でした。国境線上の竹のゲートの真ん中で立ち往生です。バングラディシュの職員に戻ると伝えると、バングラディシュの滞在期日が切れるので外国の入国スタンプが無いと入国は見つめられないと主張しています。このもめ事が解決しないとどうなるのか心配しました。メンバーがバングラディシュ側の職員を説得してバングラディシュ側に戻ることが許され近くのローカル空港に向かいに2名分のチケットが確保されたので、リーダーの男性と女性メンバーが首都ダッカに帰りました。初めての地域で片言のベンガル語と身振りでホテルに泊まり翌日の飛行機で一人帰りました。
 長期滞在が許可される政府との契約(アグリメント)が必要とメンバーが政府と交渉しました。バングラディシュ政府がアグリメントを出しているのは活動履歴が長い団体しかありません。バングラディシュに事務所を構えて3か月しかない団体には厳しいハードルでした。話を聞くと政府の役所で審査が進まないと窓口で大臣をここに呼べと脅し透かしで異例の速さでアグリメントが取れました。
 50年近く過ぎましたが国境線上で身動きが出来ない体験は島国の日本では珍しい体験です。

 

 

 


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