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世界のニュース トトメス5世
経済・投資・流行・歴史ほか
2018年09月22日12:00
中国人のお金事情 可処分所得年42万円、農家は今も年収10万円
カテゴリ中国海外事情
Comment(0)
農村の貧しさが目立つ。2500元は年4万円に過ぎない
富裕層を見て中国を判断できない
中国で富裕層が増加したり高級自動車が「爆売れ」したり海外で消費しているので、中国人はお金持ちというイメージができた。
だが中国の1人当たりGDPは約90万円で、平均年収はもっと低い70万円台とみられます。
日本の場合は一人当たりGDPは約400万円でサラリーマン平均年収は約420万円、だがこれは正社員の年収です。
非正規やパートを含む平均年収は300万円台がせいぜいで、このように平均年収は一人当たりGDPよりかなり低くなります。
中国で各省が報告した2017年時点の平均給与は、役所が7万4318元(約129万円)で、民営企業は4万5761元(約79万円)でした。
これがいわゆる正社員の給与なので、全労働者の平均ではこの数字より低くなり、やはり80万円以下でしょう。
北京日報によると2017年度の北京労働者の平均給与は10万1599元(約173万円)だったがこれは飛びぬけて高い。
上海と北京は中国の最高収入都市であり、低い地域の2倍以上にも達している。
見逃せないのは農民の収入の低さで、北京上海など大都市に隣接した豊かな農村と、貧しい農村の格差が大きい。
2017年10月の中国農業部発表では、農民工(出稼ぎ労働者)の平均月収は3459元(5万6000円)だった。
中国の農家の収入は2015年に1万1千元(17万円)を超えたが、その後は発表されていないようです。
この発表には「政府が水増しして良く見せかけている」という批判が相次ぎ、その後数字自体を発表しなくなった。
中国人の預金はひとり80万円
実態としては2015年に年収10万円だったと思われ、それも一部の富裕農家の収入で平均値が押し上げられている。
2018年の現在も最大限過大評価して年収20万円というところで、富裕農家を除くとやはり年収10万円でしょう。
年収10万円でどうやって生活するのか、日本人には想像できないが、生活手段は物々交換だと思われます。
さて中国人の「預金」については6月の個人預金残高は約68兆4000億元(約1100兆円)と一見かなり多い。
だが人口は日本の10倍なので人数で割ると、1人当たり5万元(約82万円)に満たなかった。
1人当たり可処分所得(税金と公的費用を引いた金額)は国家統計局によると2万5974元(約42万4000円)に過ぎなかった。
税引き後の可処分所得42万円という数字からは、本当の平均年収は60万円以下かも知れないと想像できる。
一部の富裕層や北京上海のエリートを除く中国人は、想像よりずっと貧しくお金を持っていない。
庶民の夢である家と車を買うため、住宅ローンや自動車ローン残高が急増して多くの家庭で年収の何倍にも達している。
こうした数字を見ると中国人の未来は明るくない。
世界のニュース トトメス5世
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2018年09月22日12:00
中国人のお金事情 可処分所得年42万円、農家は今も年収10万円
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農村の貧しさが目立つ。2500元は年4万円に過ぎない
富裕層を見て中国を判断できない
中国で富裕層が増加したり高級自動車が「爆売れ」したり海外で消費しているので、中国人はお金持ちというイメージができた。
だが中国の1人当たりGDPは約90万円で、平均年収はもっと低い70万円台とみられます。
日本の場合は一人当たりGDPは約400万円でサラリーマン平均年収は約420万円、だがこれは正社員の年収です。
非正規やパートを含む平均年収は300万円台がせいぜいで、このように平均年収は一人当たりGDPよりかなり低くなります。
中国で各省が報告した2017年時点の平均給与は、役所が7万4318元(約129万円)で、民営企業は4万5761元(約79万円)でした。
これがいわゆる正社員の給与なので、全労働者の平均ではこの数字より低くなり、やはり80万円以下でしょう。
北京日報によると2017年度の北京労働者の平均給与は10万1599元(約173万円)だったがこれは飛びぬけて高い。
上海と北京は中国の最高収入都市であり、低い地域の2倍以上にも達している。
見逃せないのは農民の収入の低さで、北京上海など大都市に隣接した豊かな農村と、貧しい農村の格差が大きい。
2017年10月の中国農業部発表では、農民工(出稼ぎ労働者)の平均月収は3459元(5万6000円)だった。
中国の農家の収入は2015年に1万1千元(17万円)を超えたが、その後は発表されていないようです。
この発表には「政府が水増しして良く見せかけている」という批判が相次ぎ、その後数字自体を発表しなくなった。
中国人の預金はひとり80万円
実態としては2015年に年収10万円だったと思われ、それも一部の富裕農家の収入で平均値が押し上げられている。
2018年の現在も最大限過大評価して年収20万円というところで、富裕農家を除くとやはり年収10万円でしょう。
年収10万円でどうやって生活するのか、日本人には想像できないが、生活手段は物々交換だと思われます。
さて中国人の「預金」については6月の個人預金残高は約68兆4000億元(約1100兆円)と一見かなり多い。
だが人口は日本の10倍なので人数で割ると、1人当たり5万元(約82万円)に満たなかった。
1人当たり可処分所得(税金と公的費用を引いた金額)は国家統計局によると2万5974元(約42万4000円)に過ぎなかった。
税引き後の可処分所得42万円という数字からは、本当の平均年収は60万円以下かも知れないと想像できる。
一部の富裕層や北京上海のエリートを除く中国人は、想像よりずっと貧しくお金を持っていない。
庶民の夢である家と車を買うため、住宅ローンや自動車ローン残高が急増して多くの家庭で年収の何倍にも達している。
こうした数字を見ると中国人の未来は明るくない。