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外国人の05月の韓国売り(セルコリア)「4兆620億」。株式市場から計「25兆7,260億ウォン」の資金流出

2020-07-06 19:02:00 | 日記
外国人の05月の韓国売り(セルコリア)「4兆620億」。株式市場から計「25兆7,260億ウォン」の資金流出


2020.06.17


先に2020年05月の株式市場で外国人投資家が巨額の「売り越し」を行っている件をご紹介しましたが、韓国の「金融監督院」から公式にデータが公表されました。


それによれば「4兆620億ウォン」の売り越しで確定です。

これは4カ月連続の売り越し、つまりは資金の流出。外国人投資家が韓国の株式市場から資金を引いて、よそへシフトする動きは05月も止まりませんでした。

これで2020年に外国人投資家が韓国株式市場で売り越した金額は「25兆7,260億ウォン」と集計されています。巨額の資金流出です。

債券市場に回った資金を足しても赤字

一方で、外国人投資家は債券市場にお金を入れており、05月は2兆8,210億ウォンの買い越しとなっています。

株式投資をされる方はご存じのことですが、株式市場から資金が流出するときは債券市場にお金が回るものです。

では、韓国株式市場から逃避した資金は韓国の債券市場に回ったのでしょうか。一部はイエスですが、株式市場と債券市場のトータルを見てみると赤字なのです。

韓国債券市場で外国人投資家は確かに買い越していますが、2020年の総計は「18兆9,780億ウォン」です。

ですので、韓国株式市場での売り越し「▲25兆7,260億ウォン」と差し引きすると「6兆7,450億ウォンの売り越し」、資金流出となります。

外国人投資家の韓国売り(セルコリア)は05月も継続しており、06月の動向が注視されています。

ボルトン「暴露本」が示した、想像を超える日本への関心と信頼

2020-07-06 18:36:19 | 日記
ボルトン「暴露本」が示した、想像を超える日本への関心と信頼


7/6(月) 7:00配信


日経ビジネス


「統合失調症的」は文在寅大統領だけ?

 ボルトン氏は暴露本の中で、文在寅大統領の対北朝鮮観を(スキゾフレニクschizophrenic)と呼び、多くの韓国人を怒らせた。

だが、ボルトン氏が回顧録の中で「スキゾフレニク」と形容した政治家がもう1人いる。それはなんと日本の安倍晋三首相なのだ。

ボルトン氏と安倍首相は15年来の知り合いで、ボルトン氏が大統領補佐官に就任しワシントンで再会した際、安倍首相はボルトン氏に「Welcome back」と声を掛けているほどだ。

 さらに、トランプ大統領が国賓として訪日した際も、安倍首相はトランプ大統領に対し、「中国は日本にとり中長期的に最大の戦略的挑戦であり、彼らの南シナ海、東シナ海における力による一方的現状変更の試みは受け入れられない」と述べ、対中関係での日米連携の重要性を説いている。

ボルトン氏は「これこそ密接な同盟国との戦略的対話のあるべき姿だ(This was how to conduct a strategic dialogue with a close ally.)」と絶賛している。であるにもかかわらず、である。

 ボルトン氏がこれほど親しい安倍首相をスキゾフレニクだと記述したのは、2019年6月、トランプ大統領の要請を受け安倍首相がテヘランを訪問する際のことだ。

日本が当時、イランに対して取った姿勢が、ドイツやフランスのそれとほとんど変わらないことを批判した。

要するに「北朝鮮に厳しく、イランに優しい日本はスキゾフレニク」ということ。ボルトン氏は、「北朝鮮にもイランにも厳しくて当然」という思いが強いのだろう。

 以上を鑑みれば、韓国の一部にある「ネオコンのボルトンと日本は韓半島の平和実現を妨害する分断勢力だ」といった批判がいかに的外れか理解できるだろう。

ボルトン暴露本の内容がすべて正しいなどというつもりは毛頭ない。しかし、今韓国が置かれている状況をより多くの韓国国民が正確かつ客観的に理解する上で、同書はやはり一読に値すると思う。

 ボルトン氏という人は実に変わっている。ある米外交分野の重鎮がテレビのインタビューでボルトン氏について問われ、こう答えた。

「とにかく、ボルトンはイデオローグだ、としか言いようがない」と。ここでいうイデオローグとは、18世紀末、観念を弄ぶ急進的唯物論者に対し使われた蔑称だ。

 いずれにせよ、ボルトン氏の不幸は2つある。1つはイデオローグが外交を担当せざるを得なかったこと。2つ目はボスがドナルド・トランプ大統領だったことだ。


宮家 邦彦