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韓国の貿易収支、15カ月連続で赤字…不況型赤字の様相も

2023-06-02 15:36:16 | 日記
韓国の貿易収支、15カ月連続で赤字…不況型赤字の様相も

6/2(金) 8:49配信

輸入急減の影響で貿易赤字幅は減少 半導体と対中国輸出不振続く 「下半期の黒字転換は容易ではない」


 韓国経済を支えている輸出が8カ月連続でマイナスを記録し、貿易収支は15カ月連続で赤字が続いている。貿易赤字幅が多少減少したものの、輸出が増えたわけではなく、輸入が急速に減ったことにともなう不況期の様相を呈している。

上半期には景気が低迷しても、下半期には景気が回復するといういわゆる「上底下高」の期待とは裏腹に、半導体と対中国輸出不振からは持ち直しを兆しがなかなか見えない。

  産業通商資源部が1日発表した「5月の輸出入動向」によると、先月の輸出額は522億4千万ドルで、昨年同月より15.2%減り、輸入額は543億4千万ドルで、14.0%減少した。

貿易収支は21億ドルの赤字で、前月(26億1千万ドル)より赤字幅がやや減った。5月の貿易収支は昨年3月以来15カ月連続で赤字だが、赤字幅は1月(125億3000万ドル)をピークに、2月は53億2000万ドル、3月は47億4000万ドル、4月には26億5000万ドルに減少傾向を示している。

  貿易赤字の幅が多少改善されたことには急激な輸入減少による影響が大きかった。

今年1月には輸出が16.4%減少した一方、輸入は2.8%の減少にとどまり、貿易収支赤字が月間基準で歴代最高額を記録した。

以後、輸入減少率が3月6.4%に高まり、4月(-13.3%)以後の輸出減少率とほぼ同じ水準になった。  

輸出不振は依然として続いているが、輸入が減少したことで赤字が減ったわけだ。景気回復の遅れに伴い、国内生産が鈍化し、各種原材料の輸入需要が減った影響で、典型的な不況期の様相と呈している。

実際4月の産業活動動向によると、製造業生産は前月より1.2%、出荷は4.6%それぞれ縮小し、在庫率(出荷/在庫)が関連統計を作成し始めた1985年以来最も高かった。生産した製品が売れず倉庫に残っていることを受け、企業が生産を調節しているのだ。 

 品目別では、自動車(49.4%)と二次電池正極材(17.3%)を除いては、15大主力輸出品目の大半が二桁の減少率を示した。

最大輸出品目の半導体の5月の輸出額は73億7千万ドルで、昨年同月(115億4千万ドル)より36.2%減少した。

半導体一品目だけで月間全体貿易赤字の2倍である42億ドルが減少した。

半導体の輸出増加率は昨年8月以降10カ月連続でマイナスだが、今年に入ってからは減少率が30~40%台に高まった。 

 主力品目のメモリー半導体も価格の下落傾向が続いている。DRAMの固定価格は昨年6月3.35ドルから先月1.40ドルに、NAND型フラッシュの固定価格は昨年5月4.81ドルから3.82ドルにさらに低下した。

これは需要回復が遅く、在庫圧迫が依然として残っていることを意味する。

産業部は「下半期からはメモリー減産の効果と在庫切れなどの影響が現れるだろう」とし、「操業日数を基準にした一日平均輸出額が昨年10月以後初めて24億ドル台を回復した点も肯定的」だと説明した。 

 地域別では輸出の減少傾向がさらに広がっている。4月には欧州や中東、ロシア地域の輸出は増加したが、5月にはロシアを除いてすべての地域で減少した。

中国が前年に比べて20.8%減少したことをはじめ、米国(-1.5%)、東南アジア諸国連合(ASEAN、-21.2%)、欧州連合(EU、-3.0%)、中南米(-26.3%)、中東(-2.6%)の6大主要地域への輸出がいずれも減少した。ただし、5月の対中輸出は106億2千万ドルで100億ドル台を回復した。 

 全国経済人連合会が輸出主力業種150社を対象にアンケート調査した結果によると、回答した企業らは今年下半期の輸出が昨年同期に比べ平均1.3%減少すると見通した。

韓国貿易協会のチョ・サンヒョン国際貿易通商研究院長は「対内外経済環境が明確な好転の兆しを見せておらず、年末まで輸出の黒字転換は容易ではないだろう」と予想した。


月額7万円の「韓国版・引きこもり対策」...壮大な社会実験が始まる

2023-06-02 15:06:28 | 日記
月額7万円の「韓国版・引きこもり対策」...壮大な社会実験が始まる

THE SOUTH KOREANS WHO WON’T LEAVE THEIR ROOMS

2023年6月2日(金)13時10分

ジョン・フェン(本誌記者)


「若者は立ち直れる」と言われてきたが、その言説にも変化が(ソウル市内) KIM HONG-JIーREUTERS

<支援金を配って社会復帰を促すアプローチは、孤立に苦しむ若者を救い、広がる閉塞感を打破できるのか>

青少年の引きこもり問題をめぐって、韓国で壮大な実験が始まろうとしている。

孤独な若者に定期的に生活費を支給することで社会復帰を促そうというアプローチだ。

女性家族省は4月半ば、引きこもりの若者に最大で毎月65万ウォン(約6万9000万円)を支給する方針を発表した。

職業訓練などのサポートも提供するという。

世界有数の経済大国となった韓国では、寿命が延び、生活水準も上昇している。

今回、引きこもりという少数派の弱者への支援を決めたのは、この社会問題が深刻化していること以上に、社会福祉制度の成熟を物語っていると専門家らは指摘する。

女性家族省は9~24歳を対象に、就学支援やカウンセリング、職業訓練の拡大も打ち出している。

自傷行為をはじめ若者を取り巻く危険な状況は以前から指摘されてきたが、そうした懸念に引きこもり問題を結び付けた形だ。

国立保健研究院によれば、19~39歳の3.1%に当たる推定33万8000人が社会的孤立を経験している。

別の調査では、引きこもりの40%が思春期に引きこもりが始まったと回答した。

女性家族省の報告書では、ある17歳の若者の引きこもりの原因として家庭内暴力と鬱病が挙げられていた。

この青年は一日の大半を寝て過ごし、外出するのも他人と目を合わせるのも苦手だった。

教室に無理やり連れ戻されそうになったことで不安などの症状が悪化した若者もいる。

「引きこもりの若者は、不規則な生活や栄養の偏りにより身体の成長が遅れやすい。

また、社会的役割の喪失や適応の遅れなどの理由で、鬱病などの精神的困難に直面する可能性が高い」と、同省は指摘している。

韓国が直面する課題は引きこもりだけではない。

2020年に5184万人でピークに達した人口は、22年には5163万人にまで減少。

22年の合計特殊出生率は0.78で、出生数は1970年の統計開始以降最も少ない24万9000人だった(国連は人口維持のためには出生率2.1が必要としている)。

尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領は今年3月、出生率の低下は「重要な国家的課題」と語った。

韓国は過去20年間、対策に巨額を投じてきたが、隣国の日本と同じくこの問題は根強く残っている。

コロナ禍で孤立が深刻化

一方、65歳以上の高齢者が人口に占める割合は昨年、17.5%を記録。

25年に20.6%、70年には46.4%に達すると予測される。

15~64歳の生産年齢人口が減少するなか、社会保障の負担は膨らむ一方だ。

韓国政府によれば、引きこもりの若者は「一定期間以上、外部と切り離された狭い空間で生活している」。

彼らは学校でのいじめや学業のストレス、家庭内暴力、一般的なケアの不足などさまざまな要因によって「通常の生活を送ることが著しく困難」な状態にある。

ソウル市当局の1月の発表によれば、市内に住む19~39歳の4.5%に当たる12万9000人が、主に失業や社会的・心理的困難が原因で孤立した生活を送っている。


そのうち、引きこもりが5年以上続いている人が3分の1近く、10年以上引きこもっている人も11.5%いた。

同市が若者5513人を対象に行った調査では、半数以上が「引きこもりを解消したい」と答えており、同様の状況にある人は韓国全土で61万人に上ると推定される。

高齢者の社会的孤立については長年、研究がされてきたが、コロナ禍にステイホームや「社会的距離」が奨励された結果、孤立する人々は幅広い年代に拡大した。

韓国統計庁によれば、昨年に孤独を感じた人々は韓国全体の20%に上る

「ここ30~40年の急速な産業化や家族の規模の変化、労働市場の見通しなども社会的孤立の理由かもしれない」と、米ブルッキングス研究所のシニアフェローで韓国部長を務めるアンドルー・ヨは指摘する。

「これまで政治家が働きかけをしてきたのは高齢者層だったが、総人口の上層部に人口が集中しているままでは経済政策が安定しない。

現在の政府は、未来についてもっと考える必要があると理解している」と、ヨは言う。

「引きこもり」か「寝そべり」か

「韓国社会全体もそうだが、特に政府と保守政党が、若者にも支援が必要だと訴えていくことが一つの手だ。だが支援金は長期的な解決策にはならない。政府は若者を社会に取り込み、社会的にも気持ち的にも幸せに生きられる政策を整備すべきだ」

政策立案者たちは、統計上の数字をもっと掘り下げ、現状を見極めることが必要かもしれない。

今の若者の状態は引きこもりなのか、それとも数年前から中国社会で広がる、無理に頑張らない生き方を指す「寝そべり主義」なのか。

今年3月、中国で16~24歳のうち無職者は20%近くに上り、同時期の韓国の若者の無職率7.2%を大きく上回った。

韓国の指導者たちは、社会の変革に伴う伝統的価値観の大きな変容、つまり集団主義よりも個人主義を、干渉より自由を選ぶ人がいる社会を受け入れる必要がある。

韓国政府の推定では21年には単身世帯の数が716万に上った。この数は全体の33.4%と、05年の20%より増加しており、50年には39.6%と40%近くになる見通しだ。

米国勢調査局によれば昨年のアメリカにおける単身世帯は全体の29%だった。

社会的孤立の解消を目指す尹政権の政策はまだ十分議論されていないが、表面的には安心かつ成功した社会や若者にとってマイナスのように見られてしまうかもしれないと言うのは、ソウル女子大学校のデービッド・ティザード助教だ。

「近年高まる個人主義の風潮は、新語などをたどると7年前に生まれた。保守か革新かに関係なく、政府が税金を社会福祉に使う必要性に気付いたことも背景にある。

この考え方は韓国では歴史が浅い」と、彼は言う。

非営利団体アジア・ソサエティー・コリアセンターのミシェル・シヒュン・ジューは、尹の路線は若者支援という公約を守り、大統領としての評価を高めることになるかもしれないと語る。

「韓国の若者には、未来を形作ることに参加できなかったために未来に悲観的になっている人もいる」と彼女は言う。

「一般社会も以前に比べて、これは誰かが介入すべき問題だと認識していると思う。昔だったら、『彼らは若い。彼らは立ち直れる』と言われていたところだが」

ジューは、一つの解決策として、政府と次世代が高校や大学で交わる機会を増やすことを挙げる。

「自分たちが孤独を感じていると気付いてすらいない状況だと、若い学生が声を上げることがとても難しい。

たとえ彼らが統計上はそうカウントされていたとしても」
















韓国の5月の輸出15.2%減、貿易収支は15カ月連続の赤字=韓国ネット「国が滅びるのは一瞬」

2023-06-02 12:13:35 | 日記
Record China


韓国の5月の輸出15.2%減、貿易収支は15カ月連続の赤字=韓国ネット「国が滅びるのは一瞬」


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1日、韓国・KBSは「世界的な景気低迷と主力産業である半導体の業況不振により、韓国の貿易収支が15カ月連続の赤字を記録した」と伝えた。写真は韓国・雲海台。© Record China

2023年6月1日、韓国・KBSは「世界的な景気低迷と主力産業である半導体の業況不振により、韓国の貿易収支が15カ月連続の赤字を記録した」と伝えた。

記事によると、韓国産業通商資源部は同日、5月の輸出が522億4000万ドル(約7兆3000億円)、輸入が543億4000万ドル(約7兆6000億円)を記録し、前年同期よりそれぞれ15.2%、14%減少したと発表した。貿易収支は昨年3月から15カ月連続の赤字で、1995年1月から1997年5月までの17カ月連続赤字に続く記録となっている。

同部は「先月は操業日数が少なく、昨年5月の輸出が歴代の5月のうち2位を記録したことによる基底効果で輸出の減少幅が大きくなった」と説明した。ただ、操業日数を考慮した1日当たりの平均輸出額は24億3000万ドルで前年同期比9.3%減にとどまり、昨年10月以降で初めて24億ドル台に回復したという。

品目別では自動車(+49.4%)の輸出が11カ月連続の増加となり、一般機械(+1.6%)と陽極材(+17.3%)の輸出も前年同期より増加した。

しかし15品目のうち12品目は輸出が減少し、特に最大の輸出品目である半導体は同期間に36.2%減り、大幅な減少となった。原油価格下落の影響により、石油製品(-33.2%)と石油化学(-26.3%)の輸出も大きく減少したという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「国が滅びるのは本当に一瞬だな」「たった1年で先進国から後進国に…。情けない」「尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の任期が終わるまでにこの国は消滅しそう」「自営業者が15カ月連続赤字なら、廃業して債務不履行者となり、結局は自殺する」「国のリーダーが無能だとどうしようもない。尹大統領に投票した人たちの責任が一番大きい」などの声が上がっている。(翻訳・編集/堂本)