27日、午後2時から百条委員会が開催され、野村康雄町長の証人喚問が実施されました。
ポイントは、町長はなぜカスミ容認になったのか?ということです。
町長の回答としては、町の財政を考えると容認せざるをえない。買い戻しはできない。との事です。
また、プロポーザルについても、違反しているのでは?の問いに
町長■プロポーザルに違反していない、時代の変化とともに多少はかわるもの。と回答しております。
町がウェルシアと茨城トヨタを組ませ計画したのでは?との問いには
町長■常陽銀行にウェルシアを話しただけであって、トヨタと直接交渉をしたことはない。と答えています。
議会の議決とかわった事について、再議決をなぜしなかったのか?の問いには
町長■再議決の必要はないと判断した。と答えています。
つまり、茨城トヨタの幡谷氏によると、「常陽銀行から町を介して、ウェルシア関東を紹介された」と証言していることもあり、ウェルシア関東と茨城トヨタは町側の提案で共同提案されたということは推測される。
また、プロポーザルの選考委員会の委員長は町長であり、選んだということもいえると思います。
では、なぜカスミ出店だけは拒否できなかったのか?町長が作った計画案で実行できたなら、そこまでできて当然だと普通は考えます。
そのなぜが、今回の問題の原点だと感じます。
これまで、町長は「信頼関係のもと売却した」「罰則要項を契約書に入れると売れなくなる」「カスミはプロポーザル違反」「違反したときは白紙・訴訟も」ということをいってきました。
今回の町長の回答からは、「町のため」「買い戻しは財政的に難しい」「プロポーザルは適正」「議会の再議決は必要ない」という意見を述べております。
説得力には到底欠けているという感じで、後からとってつけたような理由では誰も信用しません。やはり政治家は本当のことを信念をもって話すべきではないでしょうか?次回の委員会は9月16日午前10時からですが、議会側としてもそのなぜをどう解決するかがポイントだと感じております。
そして付け加えるならば、野村町長は町のため容認はしかたないとはいうものの、執行した人の責任、つまり、こんなにも町が混乱している責任をどうするのか!述べられていないということも、併せて言わせていただきたいと思います。