牟岐線から阿佐海岸鉄道へ

徳島駅に戻り、11時39分発海部行きに乗車します。ここから先は未乗区間。



1500形とも併結できる1200形の単行です。昼下がりの列車だというのにかなり立ち客がいる状態。これが阿南まで続きます。車窓も結構都市的な感じで続きますものね。そして残りは見能林でどっと降りた。小さな無人駅という感じですが何かの最寄り駅なのでしょうか。



日和佐あたりまでくれば車内もガラガラ。海が見えてきます。車内を見渡した感じ、同業者は2人ほどですね。そもそも四国は青春18で旅行する人は少ないですからね。誕生月にバースデイきっぷで旅行したほうがずっと楽ですから。



海部駅に到着してＪＲ四国は完全乗車になりましたが、そんな余韻に浸る暇もなく。



高架駅なのに構内踏切というアンバランスな所を抜けて



阿佐海岸鉄道阿佐東線に乗車します。ここまで来て乗らないわけにはゆきませんよね。



こちらは輪をかけてガラガラ。先ほどの同業者と地元民1人の3人しか乗っていません。その地元民も宍喰で降りてしまったし…。これでよく鉄道の経営が成り立つなと思う。日本一儲けの薄い鉄道なのは分かっていますけど、鉄建公団線なのでどんどん飛ばします。



10分弱で甲浦に到着し、これで本当の完乗かな。







運賃は車内の整理券や運賃箱は停止されていて、運転士に直接支払う。大きな集金カバンを持っていたがよその会社なら「社員がごまかす可能性がある」とかで絶対やらないだろう。駅の高架線はぽつっと途切れているが、いずれ阿佐海岸鉄道では車両更新に合わせて北海道のDMVを投入し、高架から直接降りれるスロープを設けて室戸岬方面に直通するという。しかしこれはこの鉄道にとって起爆剤になることは間違いない。だって全国でここにしか無いDMV乗りにマニアが押し寄せるかもしれないし団体のツアーに組み込まれる可能性もある。そうなったら私ももう一度来るでしょう。



14時発の安芸行きバスに乗って先に進みます。って戻るなんて手はありませんよ。