長野行き344Mは途中での交換列車の遅れを受けて、10時丁度に長野着です。
駅の中にプレハブが建ってて驚いた。駅ビルの改築を行っている関係のようだが、この駅舎って新幹線開業とオリンピックに合わせて改築したんだよな?15年弱で改築とは恐れ入った。新幹線の金沢開業が新たな出発点ということか。
長野に来たからには、善光寺でも初詣をしましょう。正月に善光寺は外せませんよ。
駅前から善光寺までノンストップの臨時バスが運行。ダイヤはあるのかどうか、ある程度乗ったら発車という感じ。10分ほどで山門前に運ばれて150円。アルピコ交通のバスだが、私には川中島バスのようがよっぽど馴染みがあります。
参道を進みます。五平餅やあやきの店が多くて、食べようかなあ。つい、落語の「初天神」を思い出しちゃいましたね。湯島天神じゃないけど、団子ねだる坊主なんかを…。
八幡屋磯五郎の本店を見かけました。日本三大七味のひとつと言われていますし、七味は好きだけど買いませんでした。あちこちに卸しているし、スーパーでも扱ってくるようでは有難味が薄いです。私はやっぱり、浅草やげん堀の七色がいいです。
”牛に引かれて善光寺”って言いますけど、一度来てみたかった。やっぱり正月はとんでもない人出。にしても”犬を抱いて善光寺”が結構多くて…。
お参りは結構整然と行われていました。おみくじ引いたら中吉でした。まあこんなものかと。びんずる様を撫でたり、お札やお守りを見たりと、結構時間が過ぎてゆきました。
酒蔵、試飲できますとあったのでついつい来てしまった。まずは蔵を見学と思い「中に入ろうとすると額が禿げ上がったオヤジが出てきて「お先に試飲どうぞ」と招かれる。オヤジは口八丁手八丁という感じで、どこから来ました、札幌からですか、それは遠いところから、私も暮れの札幌東急百貨店での物産展で行っていたんです、正月だからここにいますが、普段は全国各地を売りに歩いているなどと言いながら、並んだ酒を薦めます。北海道の地酒は辛いですよね、北の錦にしろ国稀にしろというので「国稀は好きですよ」と言うと辛口の酒を中心に。おつまみにごぼうの味噌漬けとか醤油のもろみとかも出てきます。こちらでは酒と味噌を醸造しているようだ。端から順に飲ませてもらったら、すっかりいい気分でオヤジと立ち話で15分か20分は悠に過ぎてしまった。その中で一番おいしかったのは「西之門 本醸造原酒」で度数も19度ありかなり濃い。ついつい買ってしまった。四合瓶で2,800円ほどと八海山よりも高いかも。でもいいか、今回唯一の土産ですから。もっとも一番安いのでも1,500円くらいだったので、全体的に価格は高いですね。オヤジは「小さな蔵ですから、原酒の使用比率が高いのですし、大量生産ができないから。真澄なんかここの10倍はあるし、24時間操業してるし」と言ってましたが、国稀も決して大きな蔵じゃないけど、1,000円くらいで買えますからね。