大阪 寺田町に誕生したラーメンショップ？ インスパイア系 ネギチャンラーメン

3月10日の話。

この日は3連休最終日で甲子園球場で阪神vs読売のオープン戦を見るために大阪へ。横浜から静岡、いったん帰宅して甲子園と西へ西へと移動しているわけです。そのオープン戦のチケットは完売間近というニュースで、球場入ったら食事などままならないと思われるので早めの昼食にしておきますがラーメンにしようと。

唐突ですが、関東方面では見かけるラーメンショップは大阪には無い。三重県にはいくつかあります、車があれば30分くらいで行けると思いますが、そのためだけにタイムズカーシェア借りるのはどうもなので行ったことは無いですが。一番近いのは兵庫県と岡山県の県境のなまず峠でないかと。あと、最近になって神戸の中央市場の食堂街に「ニューラーメンショップ　オリジン」と名乗る店はできました。ここもラーメンショップ系の味です。

それで本題、なんでも去年の秋に大阪市内にもラーメンショップができたという噂を聞いてしまった。しかしその店はラーメンショップではなくインスパイア系らしいが完成度は高いらしい…。もうなんでもいいから試してみよう、幸いにJR駅から歩ける距離だ。





降りたのは天王寺の隣の寺田町。その店は徒歩10分ほどの疎開道路沿いにあるという。疎開道路とは？と思う人もいるだろうが、戦時中に空襲による延焼を防ぐために強制疎開して家を取り壊して防火緩衝帯とした道路のこと。



これだ！確かにラーメンショップそのものだね！ラーメンショップではなくネギチャンラーメンと書かれているけども。開店は11時なので10分前に着いたら並んでいる人が4～5人。5分ほど早く開店します、営業時間は11時から14時までの昼の3時間だけの営業。



入店して食券を購入してカウンター席へ。というかカウンター席のみの小さな店で夫婦？2人でやっておられます。





ネット情報によると店主はラーメンショップ経験はなく全くの異業種。関東へ行ったときに見かけて食べたら美味しかったので、大阪には無いことを知って独学でつくったとかあった。店は昨秋開店なのでまだきれいで作る手際も悪くないが構造的な問題は見られる。麺茹で機を2口しかない小型のを使っているためいっぺんに2人前までしか提供できない。さらに200円増しの大大なる超大盛を頼むと2口とも使って茹でるので1人前しか作れない。よって提供スピードは遅いですというか早くは無いです。麺が細いのが幸いかな、茹で時間は短いので。



ネギラーメンの大盛りにライスをつけて丁度1,000円。見てください！ラーメンショップとなんら遜色ないよ。背脂が浮かんだ醤油ラーメン、チャーシューは小さ目だからなのか2枚、ワカメにシナチク、そしてタレで和えられた白ネギ。まずは胡椒を多めにニンニクどばっと入れてからスープをすすれば…ああ、こういうラーメンを普段から食べたいんだよ！と思わせてくれます。目隠しして「どっちがラーショだ？」クイズやったら当てられないレベル。具の白ネギをつまんでご飯に少し移動させてネギ丼にして食べるのも美味しいぞ。行列ができるのがよくわかる、関西人だってこの味が好きなんだね。もっとこの味を提供する店が増えてほしい、チェーン店の仕込みをしない家系ラーメンはいらないから。

ただしネックは営業時間が3時間しかなく水曜は定休なことかな。



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