鵡川駅の駅舎に入ります。ログハウス駅舎でなかなかモダン。
中もきれいに保たれてて、かつては窓口営業していた跡と、道南バスの時刻表が(真っ白けですが)あるので、バスターミナルとしての役割もあったのでしょう。
時刻表を見ると始発列車は苫小牧から営業列車として来て、折り返しが苫小牧に着くや否や回送で折り返して鵡川から7時11分発として走るのでしょうか。それとも2両で来て切り離して、残ったのが7時11分発になるのか。
駅前にはかつての駅弁屋、苫米地商店の跡。往年のTBS系東芝日曜劇場で1980年に放送された「おふくろの青春」で舞台となった店、浜木綿子主役だったと聞いております。でもそんなの今は殆ど忘れ去られてしまっているだろう。かつてのHBCはドラマ制作にも定評があり受賞すること数回。
対して立派なのは町営住宅、こんな家だったら住みたいものだ。とまあ駅を出てぶらりぶらりと大野商店へ向かいます。鵡川と言えばししゃも、ししゃもといえば大野商店。そこへ行けば店で焼いて食べることができる。
…はずだったのだが、コロナ対策で店内で焼いて食べることは行っていなかった。店先で吊るされているものを買って行く人は結構やってくるが高いな。去年もだったが今年もししゃもは不漁と聞いている。10月4日に解禁され25日までに出漁したのは12日間。漁獲量はたったの1,394キロで過去最低。
道の駅に立ち寄った、もっとも道の駅というよりは日帰り温泉と宿泊施設という感じで、土産物コーナーに地元のものはさほど多くはなく、全国各地から集めたうまいもの市状態。九州から取り寄せた瓶詰めとか売っているようで。
それでここの食堂を見て諦めた、なんとししゃもが1人前5匹で1,484円。いつからそんな高級魚になったんだよ!とぼやきたくなる。よってししゃも定食もあったりするが売り切れになってた。手ごろな価格で仕入れができなければ、仕入れたところで手が出されずに嫌厭されるだけ。ということで諦めた。ちなみに苫米地商店は廃業してはおらず、今はこの食堂の経営をやっているんだって。
結局は街をぶらぶら歩いただけで、かつての踏切そばで写真を撮ってみたりと。
令和3年4月1日踏切廃止ときちんとした表示がありますが、これがないと踏切ですので一旦停止義務が発生してしまいます。実際には平成27年1月8日以降は原則列車は走っていなかった。なので警察も杓子定規に取り締まりはしていなかったはず。鵡川駅に戻り苫小牧にはどう戻ろうか…、道南バスもあって12時29分発とある、しかし苫小牧までバスでは1時間近くかかってしまううえに、かなり遅れて走っており実際に来たのは12時45分だった。
ということで13時04分発の列車で引き返しました。さっきと同じ車両なのがわかります、キハ40 1783。今度は整理券を引っこ抜いて乗車しますが昼食どうしようか?ということで向かったのは苫小牧駅にある駅弁のまるいが直営する売店というかカレー屋。テイクアウト専門店ですが店内に若干のスペースはあります。あくまでも飲食できるスペースで、ここで食べてもお冷も出ません。恐らくは税率が8%か10%かの問題によるものでしょう。ならばと札幌方面の列車がすぐにあるので車内で食べてみたが。
カレーライスは車内で食べるようなものではない!
結局ルーがこぼれた感じでべたべたになるわで、匂いのほうはそれほどしないと思いますが。車内で汁っぽい飲食と言ったら昔は立ち食いそば屋で30円くらい払えば持ち帰り容器に入れて車内で食べられたものです。確か札幌駅の立ち食いそばは今でも可能だったと記憶しますけど、実際にはみたことが無いなあ。それに名物というほっきカレー(1,000円)をチョイスしましたが、普通のカレーの上にボイルした北寄貝がのっているだけで煮込まれているわけではないのであまり旨い物とはいえません、味の統一感がないです。
国内旅行ランキング