思いつくままに書くブログ

基本旅行記と日本ハムファイターズの事しか書きません。そして忖度なくものを言う。いいものはいい悪いのは悪いと。

泊まるべきでない旅館・ホテル

2007-08-03 10:25:00 | 旅行
もうすぐ夏休みシーズン本番。海や山に、温泉旅行とかに出かける人も多くなるシーズン。私も2泊で山口・広島方面へ行く予定ではいますが、大事なのは「いかに安い料金でい旅館・ホテルに宿泊するか」ではないでしょうか。何だか反比例ではありますが、これ重要です。特にこの時期は普段の倍近くの料金でありながら、普段より対応悪いなんてザラです。

ここでは「繁忙期」の宿泊ではないですが、私が宿泊したことのある旅館・ホテルの中で「もう勘弁!」と低評価とせざるを得ない所を体験と共に紹介します。参考になれば幸いです。

片山津温泉 まるや(2005年11月1日宿宿泊)

北陸地方を1泊のドライブ旅行をした時に宿泊。午後は金沢競馬場で楽しんでおり、レース終了後17時くらいに金沢を出発。途中ちょっと迷いながらも18時20分頃に到着。閑散期の平日だったので駐車場はがらがら、ロビーでは売店係がぶらぶらしている。あまりいい雰囲気ではない。今回の宿泊は楽天トラベルで1泊2食付8,400円というプランで予約。1人で温泉に泊まって2食付なら大満足な価格だと思う。ここの口コミもそれほど悪くなかった。

・フロント係の対応は決して良くない
名乗っているのに「楽天の予約番号を言ってください。RYから始まる番号ですよ」と聞いてくる。こっちも「えっ?」と聞き返すと「ですから予約番号です」としつこい。今まで色んな旅館・ホテルに旅の窓口・楽天経由で宿泊してきたがこれは初めて。たまたま予約確認メールをプリントしていたからいいものの、本当にこれは偶然で普段はこんなことしない(虫の知らせ?)。分からなかったら宿泊拒否されたのだろうか。部屋へは係が案内。新館と本館があって安いので後者。これには不満は無い。係は仲居だと思ってたらこの旅館の女将とのことで、部屋で丁重な挨拶を受ける。これは非常にグッド。

・本当の仲居は最悪
女将と入れ違いで本当の仲居が入ってきて食事時間を聞いてきた。食事は2食とも部屋に用意される。18時半を過ぎた頃で、とりあえず一風呂浴びて、それからにしたいので19時半と告げたら不機嫌な顔をして一言、
「もう食事が出来上がっているし、刺身は美味しいうちに食べた方がいいから7時に用意するので食べてほしい。どうしても7時半に食べるのなら置いておくから食べればいい」
何だか変じゃないか?19時に食べろと言ったら19時半になんて言ってみたり、そもそも時間を聞いておいてこれはおかしい。聞く意味が全く無いし、食事が出来上がっているは旅館側の勝手な都合である。満室で混んでいるから、希望時間に配膳の調整がつかないというならまだ納得するが、がらがらだからさっさと片付けて帰りたい魂胆が見え見え。さらに畳み掛けるように、
「旅館とはそういうものだから」
あのね…、こんな旅館初めてだよ。私も昔はホテルに勤めていたから業界の何たるかはよく分かるよ。私が若いから温泉旅館素人だと決め付けているのでしょう。さらに気になるのは、私のことを「お客様」ではなく「兄ちゃん」と呼ぶこと。たとえ子供でも「お客様」というのが常識。私がホテル勤務だった頃、小学生相手でも「ボク」「お嬢ちゃん」なんて使ったこと無い。

風呂に入り部屋に戻ると、19時半前なのにやっぱり料理が用意されていた。品数はあるけど冷め切っていて(早く配膳するから)、天ぷらは少し油っぽい。うなぎの柳川が固形燃料を使うので唯一の暖かいメニュー。

しばらくして先ほどの仲居が御飯を持って入ってきて、すぐに出てゆくかと思ったらはす向かいにどっかりと座り開口一番「今晩のご予定は?」。片山津だけにこれからソープに繰り出すと思ったのでしょう。しかしそんな気も無いので(ソープへ行くなら帰省時にすすきのへ行けば十分)「何も無い、寝るだけだ」と答えると「じゃあ何でここに泊まった?」などと聞いてくる始末。そんな事言っているから歓楽温泉から抜け出せないでいるんだぞ。

・プライバシーなど全く無い
その後も仲居は居続け、勝手に世間話や仕事の愚痴ばかり言っている。こっちは温泉まで来て、初めて会った人のそんな話聞きたくない。酌のひとつもしてくれないしお引取願いたいが、あまり強く出ると気まずくなるので我慢。そうしていると一言
「3つ離れた部屋に大学生のカップルが泊っているんだよ」
ああ、この人完全に仲居失格。客のプライバシーに関わることをべらべら喋るようじゃあ。もしかするとここに来る前にその大学生カップルの部屋でもこう言っていると思われる。
「3つ離れた部屋に、若い男が1人で泊まっているんだよ」
客のプライバシーを守ることは旅館・ホテル勤務者の最低限の責務だ。

・布団係もダメ
朝は7時半頃に目を覚ました。何だか部屋のドアを叩く音がした。すると間髪入れずドアノブをガチャガチャ、布団係がマスターキーで勝手に入ってきた。私を見て一言
「ああ、驚いた」
驚いたのはこっち。手順としてはフロントから電話をして、布団を上げていいか確認してから来るもの。それが出来ないのなら、ドアを叩いてから一言声を掛けて、応答が無いのを確認してからだと思う。私は男だからいいものの、女の子の着替え中だったら強く抗議されても文句は言えまい。布団係は謝る事はなかった。
朝風呂に入って戻ると朝食が用意されていた。朝食は8時にと告げていたのでこれは約束通り。仲居はまた何やら言っているけど朝からそんな話聞きたくない。

・フロントの仕事体制に不満
9時頃にチェックアウト。仲居と擦れ違ったが「兄ちゃん、帰るの」だって。最後まで「お客様」という言葉が聞けなかった。フロントで精算しカード払い。係は「お待ちください」とカードを持って奥の事務所へ。カード端末がそこにあるからだろうが、見えないところでのカード処理は、たとえ日本国内といえ心配になる。今までがこんな対応だけに、悪さしているんじゃないかとさえ。

このホテルはその後廃業し(当然だ!)、湯快リゾートに買い取られたようだ。ここの経営スタイルで良質のサービスは期待できないと思うし、当時の従業員も多数再雇用されているだろうから、今もさほど変わらないのではないだろうか。