現代新幹線のそばには国鉄時代の第1世代、第2世代の車両も。
私が初めて乗った新幹線はやっぱり0系でした。1994年11月、東海道新幹線開業30周年の年です、修学旅行で京都から広島まで乗車しました。当時はすでに0系の運用は少なくなっていましたが、乗ったのは名古屋~博多のひかり。伝統的にこの系統は古い車両が投入されているような気がします。
私が乗ったのは簡易リクライニングに改造されていましたが、0系と言えば転換式シートではないでしょうか。今でも中古品が北海道とかで見られますし、かつては50系〈海峡〉として函館~青森を行き来しており、北海道新幹線の開業はもう少しですが、座席だけは「ひかりは北へ」ということでしょう。リクライニングはしませんが、長時間乗っていても疲れないシートです。
当時の列車にも食堂車は連結されていましたが、行くことはありませんでした。朝食を食べたばかりだし、修学旅行という都合上「別の車両に出入り禁止」で見張りもいましたので。今となっては学校も私が鉄道マニアだということは分かっていましたし、「食堂車にサンドウィッチ食べに行く」とでも言えば通してくれたような気もします。
デッキにはこのような冷水器が、国鉄時代の特急には必ずと言っていいほどありましたね。決して冷たいとは言えずあまり旨い水ではありませんでしたが、封筒型のコップともども懐かしいです。今でも稼働している冷水器は残っているのでしょうか?さすがに今ではペットボトルの水か茶を買いますから、最後に使ったのがいつかも思い出せません。
やっぱり食堂車で食事しておくべきだった。今となっては古めかしく、どこか国道沿いのドライブインのような感じすらしてきてテーブルがインベーダーでもおかしくないような気もします。
「食堂車は高い」というイメージはありますが、ハヤシライスとビーフカレーが700円、カツカレーがサラダ付きで900円、ハンバーグセットが1,400円と意外と手頃だったように思います。おつまみは牛肉のたたきが500円とリーズナブル。対してチーズ盛り合わせは700円と高めです。
食堂車の厨房はとても機能的だと思いますが、中央のシンクにタイマーらしきものが見えます。これって一体?