思いつくままに書くブログ

基本旅行記と日本ハムファイターズの事しか書きません。そして忖度なくものを言う。いいものはいい悪いのは悪いと。

京義線 DMZ-Trainに乗ってみる その3 イムジン河と都羅山平和公園

2018-07-25 22:38:02 | 2018年の旅行記
列車はゆっくりと臨津江を発車。右横に臨津閣公園を望みながらイムジン河を渡ります。



朝鮮半島を南北に分断し、越えたくても越えられない河、それがイムジン河。フォーククルセダーズの名曲としても有名ですね。勝手に転載。

まあ、滔々とは流れていますが水清くって感じではないかな。



河を越えれば線路両側は鉄条網が張り巡らされてトーチカも見えて「終戦していない朝鮮戦争の最前線であることを訴えかけてくるようだ。



構内が広くなって終点の都羅山。駅舎に接した1番ホームに到着します。写真に見えるホームは南北直通列車専用なので使われることない。たぶん直通列車など走ることあるか懐疑的ですけど、南北合同設備点検が行われていることもあり、金正恩か文在寅のどっちかが、直通列車を走らせて二度目の首脳会談を行うような気がしてならない。それか当初計画通り「ヘラン号」が富裕層を乗せてソウル~北京の直通列車として運転するかのどっちかだ。



ともかくこれ以上は先には進めません。



憲兵の誘導で駅舎内へ。バスツアーでも観光のポイントとして必ず組み込まれるので、観光客はすごく多く、列車から降りてきた私たちを見ている者もいるが「お前たちはバスだろ?俺たちは列車で来たんだぞ」と優越感を持つことができる。



駅前には専用のバスが3台待機していて1号車に乗るよう指示されます。暑い日に冷房キンキンの車内は最高です。さきほど車内で同意書を配った係がガイドとして同乗します。ここでその同意書が回収されました、まとめて憲兵に渡すのでしょう。バスが発車して最初に向かったのは公園。



天を突きさすかのような塔がそびえているんですが、説明もそこそこに学生のグループが集まって横断幕を広げだした。政治主張でもするんじゃないのか?



と思ったのは杞憂に終わり、見るとハンソン大学の外国語センターとかって書いてあり、さっき臨津江で関西弁話していた女の子も交わって一緒に写真撮影。要は留学生だったわけね、留学生だからパスポートではなく学生証で入域したということですね。国際学生証かな?余談だがハンソン大学とあるので「韓星大学」かと思ったら「漢城大学」なんですね。初めて知りました。



ほかには朝鮮戦争時の写真が北側からの視点で展示されています。









1950年頃までは「乳だしチョゴリ」が至って普通だったのだそうだ。授乳のしやすさもあるだろうが、本来の目的は男尊女卑で男子を産む女が偉いということもあり、産んだ証と言うか自慢と言うか、とにかく乳を出して歩いていたのだそう。さすがに在韓米軍が進駐してきて野蛮とか卑猥とか思うようになったのではないかな。ちなみに私は街角で乳出して授乳しているママを最後に見たのは10年ほど前かな、日本じゃなくてバンコクだけどね。



奥へ進むと鹿が飼育されていたり。



さっきの学生が戦車にまたがって写真を撮っているがいいのかね?と思う。



暑いなーと思っているとカフェを発見。しかし最初に通った時に営業していたかな?人がやって来たので開店したのか?



と思ったらセルフサービスで自由に中に入れます。棚にはお菓子、冷蔵庫にジュース、冷凍庫にはアイスが入っていて銘々が勝手に取って代金は箱に入れるスタイル。1,000ウォンか1,500ウォンが多く、つりが発生しないように安価に設定されていると思います。管理人は日に一度でも来て不足は補充して代金回収すればいいわけで、うまい商売だわ。