スカイマーク 新千歳→成田 成田シャトル便搭乗記

2011年10月30日、スカイマークが成田空港に就航しました。成田から新千歳と旭川の2路線からのスタートで、各社のニュースにもなり森田千葉県知事が一番機で旭川へ行ったのを報じたりしましたが、何といっても一番安いのが980円という、日本一安い航空券代。

就航初日は休めないのでその翌日の10月31日に新千歳から成田へＳＫＹ８７４便を利用しました。

当日は11時20分大谷地発の空港バスで新千歳空港へ。とりあえず先に自動チェックイン機にクレジットカードを入れてチケット発券。980円では取れずに3,800円のWeb２１という運賃です。驚いたのは「荷物を預けますか」と尋ねてきたこと。「はい」をタッチするとタグまで発券され、自分でつけて預けるのです。何とも合理的…。ＪＡＬでもやればいいのにね。

時間があるのでラーメン食べたく、3階の「北海道ラーメン道場」へ。

いくつかある店の中から「梅光軒」の醤油ラーメン大盛りを。私が好きなラーメンのひとつです。本店と遜色ない味が出ています。値段が850円と場所柄高いのは致し方ないけど。

13時05分発なので45分頃に出発ゲートへ、14Ｂとなっており沖止めバス移動です。1階に下りるとＪＡＬと一緒にスカイマークの自動改札機が並んでいて反射材を身に着けたお姉さんがいます。たぶんＣＡじゃないかと思います。

なんとランプバスが一般路線バス。地元の千歳相互観光バスが受託しており、路線の運賃表までありランプバスらしくない。しかしこのバス、なかなか出発しない。まあ最後の1人を待って発車すると思ったものの、先ほどのお姉さんが「○○さま、いらっしゃいますか？」などと聞きにくる。どうやら1人乗り遅れがいるようだ。結局オバサン1人が悪いという顔もせず定刻の13時05分を過ぎてから乗り込み発車。飛行機は23番スポットにいて10分頃到着。

タラップで乗り込むの、私は好きだなあ。15分頃になってようやく出発、滑走路の南端に進み北側に離陸しました。

席は２Ｈと右手最前列の席。前が壁で足許が非常に広いです。ＪＡＬならＪＧＣ席ですがＳＫＹにそんなものないから早いもの勝ちです。ちなみに機材はＪＡ７３ＮＡ。ウィングレットにブルーダイヤの機材です。

空は非常に快晴で、苫小牧上空から恵山が見えるほどくっきりしており、海も波が立っておらず穏やか。津軽海峡に入ろうとしている船までみえるとは思わなかった。どう見ても数十キロは離れているからさ。本州に入ってからは雲がかかってきたり、山の上ばかり飛ぶのでどこか分からず。

機内は至って静かで、ドリンク販売のカートが回るくらいで、ごく稀に「お金かかるの？」という人もいるくらい。安いから初めて使ってみたという人なのでしょうね。ＪＡＬと違って落語は聴けませんが1時間半に満たないので問題なし。

ようやく下界がはっきりわかったのは鹿島灘上空で、遠くには茨城空港も、そして成田空港も分かりました。犬吠崎のあたりで大きく旋回し、九十九里から成田空港へ。右となりにはＡＮＡが並んで飛んでいて、今回から始まった同時進入です。右となりということはＡ滑走路着陸でほぼ定刻どおりに長い滑走路を持て余すかのように着陸しました。

２タミそばに停まりましたがボーディングはなく沖止め。バスで移動です。

すぐそばをＵＡ機が移動中。紛れもなく成田空港に着いたんだな。

「あっ、パスポート持ってこなかった」そんな錯覚に陥りそうな感じがしました。やっぱり東京に行くのに成田空港だと違和感を感じます。今は新千歳・旭川だけですが、那覇・福岡と飛ぶようになると乗り継ぐ人も出てくるでしょう。成田で国内線同士の乗り継ぎなどいままではする人はまずいないから。