市坪から伊予市を経て八幡浜へ進む 海線で

市坪から15分ほどで電化区間終点の伊予市に到着。





正直この区間の電化は無駄だったなと思う。理由は会津若松と喜多方同様で気動車がメイン、時刻表をみると電車が来るのはたったの5往復。もともと松山で輸送はほぼ分断されており通し利用は少なく、八幡浜方面へ向かう気動車ばかりなんだよね。このままなら経費節減で電化廃止もと思うけど、幸いに南伊予に松山運転所がと貨物駅が移転してきたので無くなることは無い。しかし旭川～北旭川のように回送限定の使い方になる可能性は否定できないかな。



駅前には「手作り交流市場 町家」。近郷近在の農産物の直売やかんたんな食堂はあります。平日なのに広場でギター演奏している男、観衆は3人ほど。以前ここで「おからの寿司」を買った、酢飯の替りがおからできびなごがネタだったかな。あとで調べたら南予方面の伝統料理で丸寿司といい、米に恵まれなかった地域なので（平地少ない）普及したとあった。それをつまみに買いたかったのだが今日はなし。よってなにも買わず、喉は乾くので自販機でコーラ。子供の頃は大好きだったけど齢をとるにつれ飲まなくなったよな。コカ・コーラにおける販売比率も格段に落ちてるだろう、綾鷹とジョージアのほうが間違いなく主力商品。あとは伊予鉄の郡中港駅、明らかにそっちがメインじゃないかな。運賃高いという人がいるが松山駅からの路面電車も加味したら殆ど変わらないし、中心部へ用がある人が大半。



運賃表を見ると今治は860円、あっちとこっちで値段違うわけにはゆかない。伊予北条はラッチ内通算で530円。壬生川も通算で1,200円。駅によって通算するしないではなく、530円から1,200円は上がりすぎなので激変緩和としてJR四国で75キロの800円くらいの料金設定をすべき。



なお八幡浜は1,200円、50.5キロとわずかにオーバーなのが恨めしい。ここも伊予大洲で分割すると860円で済むのでそのような売り方をお願いしたい。もっとも窓口で頼めばやってくれるだろうが知る人だけというのも不公平。



この先は13時24分発”愛ある伊予灘線”経由八幡浜行きと、35分発”内子線”経由伊予大洲行きと2本ある。内子線軽油は10分以上遅く発車するが短いほうなので伊予大洲には5分早く到着する。さて、どっちにしようか、伊予灘線経由が混んでたら内子線…、混んでないので乗ることにした。車内は高校生ばかりで意外に「同業者」は多くない。その後ウトウトするも下灘で同業者はほぼ全員降りた。下灘と言えば青春18ポスターで脚光を浴び、映画やドラマの撮影も多い。そのため車で旅行している人の立ち寄りも多くって、外を見れば15人くらいがカメラを構えている。そんな撮影などいいから少しでも乗ってやってくれ、鉄道は撮るものではない乗るものだ。乗らないから全国各地で赤字問題が出ているのだよ。私はこうやってスナップは撮るけど「撮影」したいと思ったことは一度もない。





伊予長浜で4分ほど停車、運転士は「トイレに行く方はここで」と促すので駅舎のトイレで済ませておく。話によればJR四国も電気式気動車の導入を決めたようなので、それが配置されれば解消されるでしょう。





伊予大洲では13分停車、あとから伊予市を出た内子線経由が3番ホームに停車してて5人ほど乗り換えてくる。そして首から青春18ぶら下げたデブのオッサンが（あんな恥ずかしい風貌、昔のカギっ子じゃあるまいし）千丈で降りる、15分ほど待てば松山方面行きが来るからだろう。





八幡浜で下車し青春18はここまで。前回は昨年8月に深夜0時13分着の終列車でやってきてオレンジフェリーで臼杵へ渡った。今回は宇和島運輸フェリーで別府観光港へ渡ります。



駅前にはなんとも凄いタクシー会社…。今回はバス便もあるし暑い中を歩いても仕方ないので乗ってゆきます。時刻表には15時20分にあるが時間過ぎても来ない…、遅れているのかなと思ったら「学休日運休」とあり夏休み期間に該当するのでした。それを知った同じ列車に乗ってた別の若いデブはベンチに置いた荷物を持ってタクシー乗り場へ。なにもそんな急がなくても20分待てば全日運行のバスがあるんだけどね…。ギリギリ接続の船便に乗るのかな？やって来たバスに乗る事6分ほどで運賃は160円でした。




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