福知山駅の餃子の王将にもうひとつの京都周遊パス

2021-08-05 19:57:19 | 2021年の旅行記（国内）

篠山口11時39分発福知山行きは223系の2両ワンマン、途中の谷川・柏原で半分以上降りてゆく。谷川では「加古川線はまだ運転再開していません」とアナウンス、加古川線も始発から雨により運転取りやめになっているが8時半ころから設備点検が始まってて問題ないと11時頃をめどに再開とアナウンスがあったが…。ホームに車両が無いので12時10分発加古川行きは運転できないのは明白、しかし阪神大震災を教訓にした迂回運転のために電化をしたが、実際には神戸線が長期不通になっても無理だろう。西脇市まで行き違いはできないし、線路も福知山線と直接つながってはいない。加古川も姫路方面には繋がっていない。しかしうまい時期に電化したなとは思う。

福知山での昼食は駅構内の王将で、3月に来たときに酷評した店だけどもそもそも利用していないので…。今回も入店してから客の存在に気付くのが遅い。というか見ていて分かった、入口が外からのと待合室に繋がったのと2ヶ所あるのに待合室側から入ると気づくのが遅い、あとからの客もそうだったので。

炒飯セットをオーダー、サイドメニューに唐揚げが2個付く、丁度揚げたて。炒飯はパラパラでいい感じだけど餃子が揚げ焼きみたいになっている、ホワイト餃子じゃないんだから。しかし王将ってそんなに安くないですよね、単品は安くても餃子と炒飯、餃子とラーメン、夜なら餃子とレバニラとエビチリに…と頼んでしまうからランチとしては単価が高くなってしまいますね。

今回福知山に来たのには理由があって、未乗車になっている京都丹後鉄道に乗ってしまおうということ。厳密には宮津線の天橋立～豊岡が乗っていない、もっともほかの区間も乗ったのは15年くらい前かな、やはり暑い夏で途中でオーバーヒートして15分くらい停車した記憶。それで乗り方だけど13時05分発城崎温泉行で豊岡に行き西舞鶴へ乗り通すか、それとも13時13分発宮津行き〈大江山3号〉に乗って豊岡方面に乗り換えるか…。後者にしよう。

券売機の上の運賃表を見て豊岡までは1,500円か、しかし乗り通しはつまらないので途中で降りたいな。宮津で降りると700円＋1,300円で2,000円。まるで阪急や京阪のような運賃だな、近場割高で長距離が安くて…。

買ったのは「もうひとつの京都周遊パス」、京都丹後鉄道特急自由席乗り放題に丹後海陸交通、京都交通のバスも乗り放題で2,200円。バスの乗り放題はいらないが券売機の横に「天橋立まで特急往復ならこちらが安い」「網野以遠に特急乗車ならこちらがお得」などとPOPがある。去年の8月から発売して5,000枚限定と触れ込みがあるのによほど人気がないのか。もっとも券番が6159なのは気になるが…。小児断線があるので別途子供用があるわけでもないし。

新型のKTR300形車両。転換クロスシートで冷房効いている、さらっと埋まった程度だが鉄ちゃんカップルがカメラ持ってうろうろ。

やはり旅のお供は必要ですよね、餃子と一緒にと思ったけど王将はアサヒだし周囲誰も飲んでいないし気が引ける。でもなぜか車内では気が引けない。宮福線は鉄建公団が建設した高規格路線で特急乗り入れのために電化もされている、ただし電車本数は特急3往復と普通が2往復。普通はJRから車両を借り上げて113系が充当され223系は乗り入れてこないけど車両使用料の精算の兼ね合いなのだろう。乗り心地もよくて揺れることがない。しかし早い時期に開通してもおかしくない路線だと思う。1960年代にあったら寝台特急〈出雲〉が1往復くらい福知山～豊岡を宮津経由で運転してたかもしれない。

宮津に着き改札を出る、初めて降りる駅でもある。意外とこじんまりしているな。

駅前にはたいそう賑わう店が、富田屋（とんだや）というようでスマホでさくっと検索すると食べログやGoogleの評価高いね。って値段を見てびっくり。素うどん280円、カレーライス350円、定食はホルモン定食630円、日替わり定食550円、カツ丼590円などなど。刺身定食1,100円は普通だけど内容次第だね。厨房の窓からのぞくと調理人が4人ほどいたので繁盛しているのがよくわかる。