台風が去り、やれやれと風で飛び散った草花の後片付け
ふっと気がつくと気配はすっかり秋・・・
部屋の片隅にある秋を題材にした数年前の作品が目に留まり
10年になるのかな~和紙ちぎり絵と出会ったのは?
自然界にある物が材料となるがゆえに歳月の中で薄れてくる色味
何だか気になり数時間かけて手を入れノリが乾いたころ額に戻してみると
先生に何度もやり直しの注意を受け数ヶ月後、やっと完成した感動が蘇ります
オリジナル作品第1号 「秋の静寂」
先生が亡くなられ3年が過ぎようとするのに和紙に触れる気になれない・・
そんな私と違い仲間たちは「ちぎり絵が好き!」心の灯を消すことなく
別のお教室に移り素晴らしい作品を完成し、ちぎり絵展に出品されたのがこの3点です
和紙は凄い力を持っています!
ちぎって重ねて貼ることで、奥行・光と陰・水や風の流れまでも表現してくれ
特に機械ではなく手すきの和紙から(目が飛び出るほどお高いよ)
油絵のような重厚感と水彩画のような透明感を併せ持つ作品が生まれます。
今日は台風のせいで予定が無くなり偶然にできた時間で3年ぶりに触れた和紙
先生の厳しさと優しさを思い出しちょっぴりウルウルでした。