レオナルド・ディカプリオ主演のBLOOD DIAMONDを見た。 舞台は内戦が続く紛争地帯のアフリカのシェラレオネ、ここでダイヤの密輸業者として生計をたててるのがディカプリオ演じる主人公だ。 彼はかつての傭兵時代の経験やコネを生かして内戦が続く危険地帯で生き抜いている。 ブラッド・ダイヤモンドとは紛争ダイヤと呼ばれる血塗られたダイヤのことだ。 アフリカはダイヤ、象牙、金、石油など希少鉱物資源が採掘出来るところが他の地域より多い。 そして、その利権や金になる資源を巡ってトラブルが絶えない。 内戦が続く地域ではダイヤなどを闇ルートを通じて国際市場に出すことで資金を得て多くの武器などを手に入れ、戦争を繰り返す。 そんなダイヤの持つ闇市場とその背景にある内戦、武器、貧困、搾取などの連鎖の一端を描いたものだ。 アカデミーにノミネートされただけあってディカプリオは好演、頑張っている。 それと繰り返される市民を巻き込んだ内戦、虐殺、少年を強制的に兵士にするなどアフリカの抱える諸問題を浮き彫りにして考えさせることが多い映画だ。