【過疎化の町を守るための生みの苦しみ】
昔、津屋崎千軒と、その賑わいを表現された村が、昨今の合併の波に飲み込まれ、津屋崎町を経て、福間町と合併して福津市となった。
去年の予算をみたところ、JR福間駅周辺開発に大方つかわれており、旧津屋崎町には開発予算は皆無というありさまである。賭博をやっているわけじゃああるまいに、一点賭けが、さあ、吉と出るか凶と出るか、お立会いというところだ。
JR周辺は公団がらみだから結果オーライ待ちであるが、津屋崎は西鉄電車がこなくなって、予算も計画も何もなしとなった。
こうなってから”町おこし”という話が出てくる。昔栄えたのは”製塩”という、ここならではの産業が栄えたということが大きかった。漁港であり商船の基地としても活発であったらしい。これに変わるものが見つかるか。あちこちの”有志”にわずかの予算をばらまいて、5~600人を集めたところで、何かの足しになるのだろうか、疑問だが、何もやらないではいられない、というところだろう。
一方、”恋の浦”を大江戸温泉が買ったという。城山観光時代に年間集客数が70万人から50万人くらいだったというから、温泉場となってこれがどれだけの原動力となるかが、この地区発展の決め手かもしれない。2~3年後に開業するらしい。西鉄電車もそれまで線路を撤去しないで凍結しとけばいいのにねえ。大江戸温泉の経営方針を聞いて、これに連動した(おんぶしてもらってともいう)動きを考えたほうがおもしろいかもしれない。
12日は近くのレストランで火事騒ぎがありました。津屋崎で打ち合わせ中だったけど、”勝浦や”といわれて、すっとんで帰りました。
幸い、レストランも厨房が焼けただけで(中はみとらんけど)たいしたことは無かったように見えた。でも水がそうとう入ったろうから、しばらくは営業できないだろうね。
10数台の市の全消防車が集まったらしい。普段はみかけない老人たちがあちこちに集まっていた。20年に1回くらいの騒ぎだったようだ。日記に『勝浦大変』とかいておこう(笑)