本格的な雨になった21日、絵馬の調査が始まった。熱心な郷土史会員十数名の訪問を待ち受けてくださった地元の皆さんの暖かい歓迎に感謝しつつ、13面の調査を行なった。少し時間をかけすぎたかもしれないがほぼ満足できる調査であったようだ。嬉しかったのは、氏子の皆さんが前もって本殿内のお掃除をして、ホコリ一つない状態で迎えて下さったこと、そして、絵馬の由来を熱心に聴かれまた、お話にもなり、最後には、いまは亡き先祖の方々も喜んでいると思います、ありがとう、と結ばれたことであった。
(話は少し飛ぶが、『まちづくり』というのは、このような地元古老から子供に自然に伝わるような、そして自然に頭が下がるような自然信仰を伴った雰囲気の中からこそ、生まれ、育って行くものではないのだろうか、と感じたことであった)
(額縁の文字を解読する会員)
(日露戦争のロシア側の様子を描いた絵馬は珍しい)
(この迫力がたまらん!)
しかし、二時間も上ばかり見上げていたら首も肩もガチガチに凝ってしまった(笑)
いろいろお世話さまでした。再見!
『明治39年七月吉日』寄進者十名とあります。
場所が特記されてないのでわかりませんが、向こうの方に日章旗が見えるようですし?海も見えますから旅順なのでしょうか?その状況まで聞き取ることは、もう永久にないでしょう。
元気でまた会いましょう。
絵馬に興味がありますか。
いまから津屋崎郷土史会では、沢山の絵馬を
調査してまとめる作業を行ないます。
もし一緒にやろうという気持ちがあれば、津屋崎郷土史会のホームページに連絡してください。
神社総代さんも、個々人に対応するだけの余裕はないので、一緒に歩くことが出来ればいいのですが。よろしくおねがいします。
私自身も、神社とか絵馬とかに特別の思いがあるわけではありませんが、都会の中では振り向きもしなかった、歴史や神の存在が、今でもそのままにあり、あるいは、朽ち果てようとしているのを、何かの形で『町の財産』とかいうものに置き換えられたらいいのになあと思っています。今回は郷土史会が良いことに着目して市の共感を得ました。よかった!海岸清掃をやっているのも同じ思いです。こんな田舎が年寄りを大事にしながら、これからも生き残っていくには、何かみんなで考えて、いいことを思いついていければいいなあ、とおもっています。