hideyukiさんの、令和もみんなガンバってますね!笑み字も!Webにも愛と光を!

日々の楽しい話、成長の糧などを綴ります。
楽しさ、感動、知恵が学べる。
(^_^)私はとっても普通の人です。

命の重み

2016-07-19 12:31:16 | 基本的な考え方
💓💓命の重み💓💓


「他人に迷惑をかけてはいけない」

「年をとったら、子供の世話にならない」

こういうと、自立したかっこいい大人に聞こえるかもしれません。

でも、僕はそう思いません。

「迷惑」という言葉のイメージが悪いので、そう思うのかもしれませんが、

人は持ちつ持たれつ、関わり合いながらしか生きられないというのが世の常。

迷惑をかけまいとしすぎて、他者に助けを求めることさえできない、そんな生き方は悲しすぎませんか?


以前、沖縄のある老人ホームに呼ばれて講演をしたことがあります。

介護士の方から「人間力」の話をしてほしいと言われ、

いざ行ったものの、そこにいる人たちは平均85歳くらい。

講演会という現場には慣れていて百戦錬磨の僕も、さすがに何を話せばいいか、固まってしまいました。

そこで、沖縄の年寄りがよく口にする言葉、「ぬちどぅ(命ころ)宝ってどんな意味かわかりますか?」というと、

冒頭から、お年寄り全員がムッとしたんです。

「俺たちゃ80、90の老人だぞ。

いまさら、命こそ宝って言ったって、なんになるんだ?

こんな命、尊いわけないだろ!」

そこから白熱の議論が始まりました。

「いいえ。それではいけない。命は尊いという気持ちを失ってはいけない」

「あんた、そういうけど、こんな長生きしている俺たちを憐れんでるんだろう!」

「長生きが憐れ?、そんなこというなんて絶対にゆるさない」

僕はお年寄り達とケンカを始めました。

すると、お年寄りも負けずに、こう怒鳴りました。

「あんたな、毎日オムツを替えてもらって、

お風呂も自分で入れない、ご飯も食べさせてもらう、

人の世話にならないと生きていけない。

家族に邪魔もの扱いされてよ〜。

家族は一ヶ月に1〜2回会いにくればいいほうで、

こんな肩身の狭い思いで長生きをする苦しみがわかるか!」

僕はいい返しました。

「そんな考え方や態度が、若者に悪い影響与えるんだよ。

世話してください、オムツ替えて下さい、

おしっこしたから変えてくださいと、なんで元気に頼めないのか?

生きていることが見つめてあるか?」

「そんなこといっても、みじめはみじめなんだ!

こんな老人ホームで寂しい思いをして生きていて、幸せどうかもわからんさぁ〜」

あまりにもしつこいで、僕は最後にこういいました。

「年寄りはですね。黙って長生きしなさい。

命にいちゃもんつけるな!、自然の摂理がその心臓、呼吸を止める日まで、

死にたいとか、生きたいとか注文つけずに、

ただ感謝して生きとけばいい。

まずこれがわからないと、人間として道理に反している。

そして、あなた方、年寄りの面倒を見ることをイヤがる人にほど、頼み事をしなさい。

年寄りっていうのは、生きているだけで人が集まってくる。

きょうだいやいとこのつきあいが少なくても、

おじいちゃん、おばあちゃんが生きていると、それだけで親戚同士が顔を合わせる機会が増えるわけさ。

家族が集うチャンスが生まれるわけさ。

だから、介護を受けようとベッドに寝たきりだろうと、

年寄りが生きているだけで若者に貢献できている。

いいか、渡すから自分を厄介ものだと思わずに、

仕事中の息子に電話をして、
『今すぐ死にそうだ、老人ホームにこい』といって呼び出せ。

そして駆けつけてきたら、『コーラ買ってきて♡』といえ。

こんな年寄り厄介だろう。

そうやって振り回してでも、子供や孫達に仕事を増やせ。

そして図々しく生きなさい。

それを教えるのが年寄りの仕事だ!

そうしなければ、ただの金食い虫だよ」

そういうと、歩けずに車椅子で運ばれているおじいちゃん、おばあちゃんたちが、みんなスタンディングオベーションになって、

泣きながら、

「にいさん、上等話、ありがとう。

あんた、明日もきなさい。

あんたがいいたいことはわかった。

だから、長生きするさ」

といってくれました。

帰り際、一人ひとりに、

「あんたは長生きするよね」

と確認して、全員が

「生きしますよ!」

といってくれたんです。

「迷惑をかけるな」という教えを信じると、

「人と関わらない努力」

をするようになってしまいます。

迷惑はかけるもの。

迷惑をかけられたときは、迷惑と思わない心を持つことが、とても大事です。

だって、

僕たちの命の大本は、
すべて同じ神様のエネルギー。

あなたの命は僕の命であり、
僕の命は誰かの命。

全部つながっているんですから。


(「あなたのなかのやんちゃな神さまとつきあう法」金城幸政さんより)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿