結果を出す人は、けっしていい人ではない

結果を出す人は、けっしていい人ではない。


前項の話ではないが、どんな職種であれ、時と場合によっては、

無理な要求をはね返すことも必要なのだ。

特に自分のようなの個人事業主に近い職業にとって、仕事の取捨選択は死活問題にかかわる。

私の例でいえば、インタビューや、取材の申し込みがあるたびに、全部受けていたら、

とてもこなしきれるものではないし、本業に差し支えてしまうだろう。

「信長が、うちの取材を断ってきたよ。何様のつもりだろう」

と不評を買ってしまうこともあるだろうが、そんなことを気にしていたのでは何も前に進んでいかない。

すぐれた結果を出すタイプというのは、

文句1つ言わないような、いわゆる「いい人」ではない。

会社の場合もそうだし、個人事業主であればなおさらで、

人にどう言われようとも、自分の頭で考えて仕事を取捨選択して、前向きな行動をしていける人だけが成功手に入れるのだと思う。

キミは、どんな場面でも常に「いい人」を演じられる演じていないだろうか。

やるべきことを、大事なことじゃないと判断したら、

断る勇気を持っているだろうか。


恋愛においても、「いい人」ぶっていたのでは、うまくいくわけがない。

どこからどう見てもダサイおじさんで、

ただ「女性に優しい」とか

「女性の言うことなら何でも聞いてやる」というだけでモテるというのは、見たためしがない。

女性の心をつかみ、うっとりさせることができるのは、

「男らしい決断力と行動力のある人」であり、

その決断力と行動力を以って、女性をリードしていける男性だ。

われわれホストは、お客さんとの会話を上手にリードし、場の雰囲気を明るくし、喜んでもらえるようにすることが主たる仕事だが、

一般の男性も、それと同じことをしていいんじゃないかと私は考えている。

キミは、女性といて

「一緒にいると最高に楽しい」

と言ってあげるられるだろうか。

女性は、たいていの場合、そう言われれば喜ぶはずだ。

そして、相手が目に余る言動をした場合などに、愛情もってピシャリと言ってあげられるだろうか。

ちなみに、いわゆる「ナンバーワンホスト」は、相手のことをストレートに褒めてあげたり、悪いところちゃんと指摘してあげられる者がほとんどだ。

これは、どっちも「いい人」だったらできない行為だ。

たとえば、

「近頃、文句が多いな。そんなに納得いかないなら、もう会わなくてもいいよ」

とひるむことなく言ってみたらどうだろう。

その一言が、彼女の胸にグサっと刺さらないわけがない。

その一言であなたの印象がガラッと変わるはずだ。

そういう行為をきっかけに、男女の心の距離が縮まることが多い。

「会えなくなるくらいなら」と彼女はそれまでの態度を改めることだろう。

キミも、これまで以上に真剣にその女性と向き合うことができるはずだ。

言いにくいことも、思い切って言ってしまえば、お互い本音で語り合える仲になれる。

本音でぶつかるからこそ、信頼関係は深まっていくのだ。


（「成功は『気にしない人』だけが手に入れる」信長さんより）


本音で付き合っていきましょう。(^_^)