十条で啜る一風堂出身店主の絶品豚骨
JR埼京線・十条駅から東へ歩いて5分ほど。都道455線=本郷赤羽線沿い、上十条郵便局そばに2023年9月23日にグランドオープンした「麺処M」へ。ご主人は豚骨チェーン「一風堂」で14年間修行し独立創業。修行元同様に豚骨ラーメンを主軸に営業中だ。お店は2023年2月末に閉店した「家系ラーメン十条家」の跡地に入居した形である。
店内はL字カウンターに12席。麺メニューは豚骨白湯に細麺の「純とんこつ」をはじめ、豚骨+魚介の「新とんこつ」、ラー油入り「辛とんこつ」の3種をラインナップしているほか、お子様ラーメンも提供。家族連れも安心だ。それぞれチャーシュー、玉子、ワンタン、のり、ネギ、温玉、メンマを追加可能で、替え玉も用意している。
また飯モノには、ごはん、チャーシュー飯、そぼろ飯、温玉飯を揃えており、チャーシュー盛りで一杯飲ることも出来る。今回は「純とんこつ 玉子入り(850円)」を注文することに。なお麺の固さをハリガネ、バリカタ、カタ、ふつう、やわの5段階から選べるが、まずはノーマルの状態で啜りたく「ふつう」でお願いした。
細麺で茹で時間が短いので、3分ほどで着丼した。少しトロみのあるスープは白濁した豚骨白湯で、嫌な獣臭や雑味は皆無。それでいてコクはしっかりあり、豚骨の甘味も感じられ物足りなさは全く無い。カエシの塩味もちょうど良い。一風堂に近いマイルドな飲み口に仕上がっている。合わせる麺は低加水の中細ストレート。
固さを「ふつう」でオーダーしたのもあるが、しなやかさがあってスープとの相性も抜群だ。そして縁がピンク色のチャーシューは釜焼きか、燻してあり香りが良く肉の旨味も凝縮されており絶品だ。味玉は黄身がトロリとして良い味に。ほか、木耳ではなくコリコリの細メンマ、刻みネギ、海苔がトッピングされる。
あっという間に麺を平らげてしまったので「替え玉(100円)」をカタでオーダー。カタだと少しザクっとした歯触りも残っており、こりゃまた旨い。卓上にはニンニクとクラッシャー、紅生姜、ゴマニンニク、黒胡椒、カエシがあるのでお好みで味調整を。最後まで美味しく完食した。次回は絶対にチャーシューを増量しよう!
<店舗データ>
【店名】 麺処M
【住所】 東京都北区上十条1-27-1
【最寄】 JR埼京線「十条駅」徒歩6分